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2022年12月26日 12:01 更新

第二子妊娠中の田中理恵さん「常にゴミ箱に頭を突っ込んで…」しんどい吐きづわり明かす

元体操選手でロンドン五輪に出場した田中理恵さんが、自身のYouTubeで「オリンピアンの健康妊婦ならつわりはひどく無いと思いますか?」と、妊娠中のつわりについて明かす動画を投稿しています。

壮絶な吐きづわりを経験

田中理恵さんは2017年に一般男性と結婚し、2018年2月に長女を出産しています。12月11日に第二子を妊娠中であると公表しました。

第二子の妊娠を公表した際にも、YouTube動画で「(妊娠初期に)一回、もう何も出来ないくらいつわりがひどくなった時期があった」「毎日同じ自分じゃないから、めちゃめちゃつらかった」と明かしており、「自己管理をめちゃめちゃしてもダメです、つわりは」と、アスリートとして当たり前に体調管理をしてきた身であってもどうにもならないと語っていた田中さん。

現在はまだ顔色が優れず「しんどい時期ではある」としつつ、つわりの症状について「今つわりで苦しんでいたりつらい思いをしている方々もたくさんいると思いますし、これからつわりを経験する方もいると思うので、情報を共有できれば」とあらためて動画を投稿しています。

第一子のときは壮絶な吐きづわりがあったといい、「吐きづわりは……もう、こんなにツライのか、こんなに苦しいのか、っていう1~2ヶ月を過ごした」「食べ物も食べられないですし、食べたら食べたで戻してしまう。でももう戻すモノもない状態で」と、当時を振り返りました。

ずっと気持ち悪くて吐いていたため、いつ吐きたくなってもいいように「常にゴミ箱に頭を突っ込みながら」一日を過ごしていたといい、ほぼベッドの上で過ごさざるを得なかったそうで、ベッドの横にもゴミ箱を設置。吐き気のみならず、照明の明るさで頭痛がしたり目がチカチカしたりするため、カーテンを閉めて薄暗くしていたといいます。「ちょっと薄暗い部屋の中で、ごみ箱に袋をかけてゴミ箱を抱えながら寝ていた。家のことはパートナーや家族にお願いして任せる。とにかく寝ていましたね」。

何を食べても、食べなくても気持ち悪くなってしまっていたそうですが、冷凍食品のたこ焼きだけはなぜか食べられることに気づき、ずっとたこ焼きだけ食べてつわり生活を過ごしていたそう。そのときは「これいつまで続くの……?」と不安で、妊婦健診で医師から「●週ぐらいでマシになりますよ」と言われても、「この暗闇から抜けることはできるのかな」と怯えていたといいます。SNSなどを通して他の妊婦さんのつわり経験や対策を調べ、いろいろと試したりもしたとか。

また、「本当に急に涙が出てきたりとか、急に何もかもイヤになったりとか」と、メンタル面でもマイナスに。優しく「大丈夫?」と心配してくれるパートナーに対してもイライラしてしまったそうです。

第一子、第二子とつわりを経験して、田中さんは「体のためには絶対に無理しない、頑張らないことが一番」と痛感。「もちろんしんどいですけど、いろんな方法を試してこれ違うあれ違うって経験することも壁を乗り越える一歩だと思うので、いろんな人のやり方を聞いて一緒に乗り越えて行けたら嬉しいなって思います」と語りました。

吐いてしまうとしても何か口にすることが大事

つわりは全妊婦の50~80%にみられ、人によって症状の内容も強さもさまざまです。 吐き気に悩まされたり、食べ物や飲み物の好みが変わったりするので、今まで食べられていたものが食べられなくなってしまう人も多いです。

つわりは妊娠5、6週から始まり、妊娠7~12週にピークを迎え、遅くても16週頃までには「気持ち悪い」といった症状が落ち着くことが多いです。この時期は、思うように食べられなかったり、多少栄養バランスが偏っていたりしても、赤ちゃんの成長にほとんど影響はないといわれています。食べられそうなものを少しずつ食べ、後から吐いてしまうとしても飲む&食べることを心がけるようにしてください。

万人に当てはまるわけではありませんが、下記の食品は比較的つわりの最中でも食べやすい/飲みやすい食品です。

① 水分の多いもの
みかんやグレープフルーツなどの柑橘系の果物、バナナ、桃、スイカ、りんご、 梨、イチゴ、トマト、お粥、お茶漬け、スープ

② 口をすっきりさせるもの
飴、グミ、ガム、氷、炭酸水(炭酸水やジンジャーエール)

③ 冷たいもの
プリン、ゼリー、アイス、ヨーグルト

④ 味が濃いめのもの
お好み焼き、果汁ジュース、梅干し、乳酸飲料など

⑤ 香りが強くないもの
水、お茶など

しかし、水分だけでも吐いてしまうのであれば、脱水が心配なので健診を待たずに受診したほうがよいでしょう。入院を考えるのは、妊娠前より5%または5kg以上体重が減少している、脱水症状があり尿が1日に1~2回くらいしか出ない、というような状態です。このような場合は「妊娠悪阻(にんしんおそ)」と診断されて、入院して点滴治療を行うことが必要になります。つらい妊婦さんは我慢しすぎずに、産院に相談してみましょう。

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