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学資保険の満期前にお金が必要になった…そんな時に便利な前借り制度

学資保険の満期前にお金が必要になった…そんな時に便利な前借り制度

子どもの将来のためにコツコツ積み立てている学資保険。ずっと積み立てていけるのが理想ですが、その前に「マイホームを買うのに頭金がちょっと足りない!」「思いの外、塾代がかかってしまった」などの急な出費で支払い続けるのが難しくなることもないわけではありません。今回は、学資保険の前借り制度についてご紹介します。


学資保険の保険料を支払い続けられない場合、どうする?

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子どもの教育資金は、大学までに1000万円以上かかると言われています。そのような現代、少しでも安心感を持って子育てをしようと、多くの人が学資保険を利用しています。学資保険は、子どもの進学時に必要な教育資金準備を目的とした積み立て型の保険商品です。月々決まった額を支払いを続けることで、計画的に教育資金を作ることができるのが特徴。そのため出産を契機に加入を考える人が多いようです。また、学資保険は「保険」でもあるので、契約者に万が一のことがあった場合には、以降の保険料の支払いが免除されるので、そういった面でも安心感がありますね。

さて、“教育資金”を貯めることは、親としての大きな役割の一つです。万全に準備できるかどうか不安になることもあります。その不安を軽減させてくれるものが「学資保険」です。しかし、家族の病気や、予想外の出費など、どうしても支払いができなくなったときはどうしたら良いのでしょうか。

「契約者貸付」とは?

「学資保険の支払いができなくなってしまった!」……そんな事態が起こったときのために、実は、良い方法があります。それは「契約者貸付」という制度。いわば、これまで支払って(積み立て)てきた金額を担保として、前借りをする制度です。かんぽ生命保険やJA(全国共済農業協同組合連合会)などの、学資保険を販売している会社にある制度ですが、詳細は各社、契約時にきちんと確認をしておきましょう。

学資保険の支払いが滞ってしまうと、解約しなければならないと思いがちですが、この制度を使えば学資保険を解約しなくてもすむので安心ですね。

「契約者貸付」でどれくらい借りられる?

「契約者貸付」で借りられる金額は、通常、解約返戻金額の70~90%の範囲内で、これまで支払ってきた金額全てを貸し付けてもらえるわけではありません。また「支払い済みの保険金額=解約返戻金」ではないので、ここも注意するポイントです。

契約者貸付を受けられるのは「契約者」本人のみで、手続きには所定の書類が必要になります。お金を借りるので、返済時には借りたお金だけでなく利子分も返済しなければなりません。利子は契約した時期などによっても変わってきますが、生命保険の予定利率に1~2%を上乗せした程度に設定されていることが多いようです。

「契約者貸付」のデメリットは?

とても便利な制度ですが、デメリットもあります。まず、前にも述べた通り、この制度には借りられる金額に限度があり、必ずしも申請した通りの金額が借りられるわけではないので、その点も覚えておきましょう。

さらに、ある程度の積立金が貯まっていなければ、申し込みができません。保険が満期になった時点や祝金が出る時点で、返済しなければいけない金額が残っていると、給付される金額からその額が差し引かれます。契約した時期によっては、現在では考えられないほど低金利の利率の高い契約の場合もあり、契約者貸付を受けるときには利率も高くなることがあります。利率が高い保険は、解約払戻金の額も多くなりますが、その分、返済額も多くなる可能性がありますので、借りる前に必ず確認しましょう。

また、返済が滞ったままで借り続けていて、借りた金額の合計が積み立ててきた金額を超えてしまうと、契約そのものが無効になってしまう場合もあるので、注意しましょう。

つまり、この制度は、あくまでも学資保険を支払い続けられなくなった時に、窮地の策として使うのがベスト。ほかの用途にお金を使ってしまうと、返済に苦労することとなります。メリットとデメリットをよく考えてから利用しましょう。

「契約者貸付」の申請方法

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では、実際に契約者貸付をする際、どのような流れで実行されるかを説明していきましょう。

「契約者貸付」の流れ

契約者貸付の流れは次の通りになります。

①保険会社(担当者)へ連絡する
まずは、保険会社へ連絡し、手続きをしたいということを伝えます。このとき、契約者本人が連絡しなければならないので、注意しましょう。

②必要書類に記入する
保険会社から必要な書類が送られてくるので、必要事項を記入し返送します。本人が申請できない場合には、代理人に委任することも可能です。その場合、委任状や委任者の公的証明書類などが必要となりますので、保険会社に必要書類を確認しましょう。

③お金が振り込まれる
契約者貸付が可能な場合は、保険会社からお金が振り込まれます。

借りられない場合の理由は?

ただし、申請しても借りられない場合があります。契約してから間もない人は解約返戻金がほとんどないため、契約者貸付で前借りできるお金がない場合もあり、借りることができませんので注意しましょう。

また、限度額も決められています。限度額は、学資保険に加入してからどれだけの期間が経っているかによって違いますが、長く加入しているほど、借りられる額は増えます。

満期時にはどうなるの?

契約者貸付を行い、満期になるまで返済ができなかった場合、満期払戻金から返済額を差し引いた金額が給付されます。例えば、返済額が100万円で、満期金が200万円の場合には、差し引かれた100万円が支給されます。せっかく、教育費として貯めたお金であっても、差し引かれた金額では必要なときに足りなくなってしまいます。

まとめ

学資保険は、子どもが小さな時からコツコツと少しずつでも積み立てておき「そのお金には絶対に手をつけない!」そんな強い気持ちで準備していくことが大切です。子どもにとって、教育資金は大切なお金。契約者貸付は計画的に使いましょう。

※本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください

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