実は簡単！ 好きな味と量に調整できる 手作りドレッシング10レシピ

こんにちは♪ キャラ弁・フラワーケーキ講師のよんぴよままです。

我が家の子ども達はサラダが大好き。誕生日などのお祝い事のメニューでも必ずリクエストされるくらいですが、思い返すと最初から野菜が好きだったわけではありませんでした。特にサラダによく使うような葉物野菜は、食感が苦手だったり、青臭さや苦みが気になって、進まないことも多いですよね。

生野菜が好きになったきっかけはさまざまですが、モリモリ食べられる理由のひとつはドレッシングの力。今は市販のドレッシングの種類も豊富で、どれもおいしく、いろいろ試してみると楽しいですよね。

我が家でも常備している定番のものが数種類あったりしますが、いつも悩むのが開封したドレッシングの置き場所。使い切るまで同じ味のものを1本使い続けるのは飽きてしまうので、常に冷蔵庫には数種類のドレッシングがある状態になり、場所を取ってしまいます。これが地味にストレス。

この問題を解決しつつ、いろんな味のドレッシングは味わいたい！ という食いしん坊なわがままを叶える上に、コスパがよくてヘルシーな方法が、自分でドレッシングを作ってしまうこと。ちょっと面倒くさく感じて避けがちなですが、実はドレッシングはおうちにある調味料で簡単に作ることができてしまいます。

ドレッシングの基本的な材料は「酢・油・調味料」の3つ。ベースとなるこの材料に、好みや種類によってほかの材料を加えて仕上げていきます。酢：油の割合は1：2程度で、加えるほかの材料などとのバランスで調整すればOK！

市販のドレッシングでは、味が濃すぎる、甘すぎる、と言った好みとの違いが出てきますが、手作りでは材料の割合を変えたりして調整できます。使う用途や食材、その日の気分に合わせて、使いたい量だけ作ることも可能。

ドレッシングの味の劣化は、主に油の酸化が原因。少量から作れる自家製ドレッシングなら、必要な分を作って、早めに使い切れるので酸化の心配もありません。

いつも使うような調味料で作れるものが多く、材料の無駄もなく、かかる材料費も格安。添加物も入らず、体にも優しいなどメリットがいっぱいです♪

作り方もとってもシンプル。材料をよく混ぜれば完成です。

ただし、水と油は混ざりにくいもの。時間が経過すると分離してしまいます。時間が経過しても分離しにくくするには、油を少しずつ加えてよく混ぜ、乳化させるのがポイント。とろみがついて白っぽい色になります。しっかり乳化できていないと時間の経過とともに分離してしまいますが、分離してもかける直前によく混ぜて使えば大丈夫。

ボウルに材料を入れて泡立て器で混ぜれば、比較的しっかり乳化させることができますよ。

乳化させないタイプのドレッシングなら、材料を直接容器に入れてスプーンで混ぜてもいいですよね。これならとっても手軽で、洗うものも少なくて済みます。

ドレッシングを保存する容器をそのまま振って混ぜても♪ しっかり密閉できる容器ならもれることもなくシッカリ混ぜることができ、子どもでもできる手軽さがイイですよね。ドレッシング用のボトルがあれば一番いいのですが、蓋つきのガラス瓶などでもできますよ。

手作りドレッシングは防腐剤などの添加物は入れないので、保存期間や衛生面で気をつけなくてはいけません。シンプルな材料で作ったドレッシングなら、保存効果のあるお酢も入っているので意外に長持ち。冷蔵保存で約1ヶ月程度保存可能です。マヨネーズが入ったものは1週間、傷みやすい乳製品や野菜入りだと水分も出たりするので、数日中に使い切るようにしましょう。

すぐに使い切る場合はあまり気にしなくても大丈夫ですが、多めに作って作り置きする場合は、保存容器はお酢を入れるので酸に強く、菌が繁殖しないようなガラス瓶がおすすめ。また、入れる前にアルコール消毒しておくと◎。

シンプルな味からアレンジしたものまで、ドレッシングはバラエティー豊か。サラダをおいしくしてくれるだけでなく、肉や魚をマリネしたり、炒め物の調味料として活用もできます。今回は10種類のドレッシングを紹介しますが、調味料の量などは、好みで調整してOK！ サラダにはちょうどいいけれど、ほかの料理で使うときにはレモン汁も追加して……など、割合や調味料をすぐにアレンジできるのも手作りならでは♪

材料
・酢……大さじ2
・サラダ油……大さじ4
・塩……小さじ1/2
・こしょう……適量

はちみつ、レモン汁、マスタードなど加えても◎。マヨネーズを加えれば白フレンチ、ケチャップを加えれば赤フレンチドレッシングに。

ドレッシングの基本ともいえるフレンチドレッシング。しっかり乳化させると白くとろみのある状態になります。ちょっと酸味が強く感じるようなら、はちみつを加えるとまろやかな味になって食べやすくなります。千切りの人参などを漬け込めば、ラペも作れます。

材料
・酢……大さじ2
・サラダ油……大さじ2
・ごま……大さじ1
・砂糖……小さじ1
・醤油……大さじ1
・しょうが汁……小さじ1/4
・顆粒だし……適量

醤油味の和風ドレッシングは、通常のサラダだけでなく、和え物でも大活躍。さっと野菜を和えればすぐに一品完成♪

材料
・酢……大さじ1
・ごま油……小さじ1
・すりごま……大さじ2
・マヨネーズ……大さじ2
・砂糖……大さじ1/2
・醤油……小さじ1

練りごまを使うとクリーミーで濃厚さUP！

クリーミーで濃厚なごまドレッシングは、温野菜やしゃぶしゃぶのタレとしても◎。ごぼうサラダなどにもよく合います。

材料
・酢……大さじ3
・ごま油……大さじ2
・ごま……大さじ1
・砂糖……小さじ2
・醤油……大さじ2
・中華だし……小さじ1

万能な中華ドレッシングは、ごま油の香りも効いて野菜や肉、魚にも合います。サラダだけにとどまらず、いろいろな料理の調味料としても便利。

材料
・牛乳……大さじ1
・マヨネーズ……大さじ1
・粉チーズ……小さじ2
・にんにく（すりおろし）……1片
・レモン汁……小さじ1
・塩こしょう……適量

濃厚さとクリーミーさでは断トツのシーザードレッシングは、食欲をそそられますよね。にんにくも入ってパンチもあるので、どんなサラダもおいしくしてしまいます。生野菜でも、温野菜でも、肉や魚にも負けない、ある意味主張の強い味。淡白な味の野菜でも満足度の高い一品に感じさせてくれます。

材料
・レモン汁……大さじ2
・はちみつ……大さじ2
・オリーブオイル……大さじ2
・醤油……小さじ1
・塩こしょう……適量

お酢の代わりにレモン汁で酸味をつけた爽やかドレッシングです。

通常のサラダのほかに、シーフードにもぴったり。マリネ液にしたり、ソテーのソースとしても◎

材料
・ごま油……大さじ2
・酢……大さじ1
・ごま……大さじ1
・にんにく（すりおろし）……1片
・砂糖……小さじ2
・醤油……大さじ2
・中華だし……小さじ1

中華ドレッシングと似ていますが、にんにく入りでパンチがあります。生野菜にかけたり、ナムル風の和え物に使ってもおいしいです。韓国海苔との相性が抜群なので、ぜひ一緒に使ってみて。

材料
・スイートチリソース……大さじ2
・マヨネーズ……大さじ2
・レモン汁……小さじ1/2

これもまた万能。生春巻きにはいつもこのソースを添えています。生野菜がモリモリ食べられるので、サラダの消費量もUP。揚げ物やチップスのディップとしても◎。

材料
・ごま油……大さじ1
・ポン酢……100ml
・大葉……4枚
・細ネギ……1本
・にんにく（すりおろし）……1片
・しょうが（すりおろし）……1片
・ごま……大さじ2
・砂糖……大さじ1

さっぱりだけどパンチも旨みもしっかりあるドレッシング。サラダ、和え物、豆腐や素麺にかけてもおいしいです。揚げ物にもオススメ。

材料
・たまねぎ……1個
・オリーブオイル……大さじ2
・酢……大さじ2
・にんにく（すりおろし）……1片
・かつお節……1g
・砂糖……大さじ1
・醤油……大さじ4

たまねぎの旨みと甘みを引き出すのにひと手間かけます。ここが重要ポイント。オリーブオイルでみじん切りにしたたまねぎをちょっと焦がすくらいに炒めてから混ぜるだけですが、これがまたおいしいんです。

サラダに、温野菜に、肉や魚にももちろん合います。なんにでもかけてしまいたくなるくらいなので、いろいろなものにかけてみて♪

作るのが面倒に感じてしまうドレッシングですが、実はおうちにいつもあるような材料を混ぜれば、簡単に作れてしまいます。味や量もその都度調整ができるので、好みや用途に合わて作ることが可能。サラダにかけるだけでなく、調味料としても活用もできますよ♪

シンプルな材料のものなら意外に日持ちもします。ぜひ、自分好みのドレッシングを作ってみてくださいね。