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2022年04月11日 16:35 更新

復職目前のあなたへ「復職面談で上司が求めていることとは?」MIRAIS代表の栗林真由美さんvol.2

産育休者向けに特化したコミュニティ「MIRAIS」代表の栗林真由美さんに、これから職場復帰するみなさんに、復帰前に考えておきたいことをお伝えする企画。全3回で公開していきます。今回は、「復職面談で上司が求めていることとは?」です。

育休コミュニティ「MIRAIS」代表の栗林真由美です。
前回の記事では「なぜ復職するのか?」が復職する理由であり、「キャリアの軸」となるため、復職前に考えることが大事だとお伝えいたしました。

今回は、「上司との復職面談対策」についてお話します。

復職面談の思わぬ落とし穴

通勤電車に乗っている女性

これから復職面談を受ける方に質問です。
準備なく、上司と復職面談に臨もうとしていませんか?

私はこれまで720名以上の育休から復職する方々を見てきましたが、「復職面談が思うようにいかなかった……」となった原因として、いきなり復職面談に臨んだ場合に多く見うけられました。

想像してみてください。
1年ぶりに久しぶりに会った友達と定期的に会う友達、両方の友達から「協力してほしいことがあるんだけど」と言われた場合、どちらの方に協力したいと思いますか?
恐らく後者ではないでしょうか?

復職面談も同じです。

これは心理学的に言うと「単純接触効果(ザイオンス効果)」と言うもので、人間は人や物に何度も接することで、次第に警戒心が薄れて、その人や物に対して好意を抱く効果を指します。
よって復職面談に臨む前にやることは、今すぐ上司と連絡を取ること、です。
「4月からの体制どうなりそうですか?」でもいいですし、「職場復帰が楽しみです」でもいいと思います。
とにかく、復帰前に最低1回は上司とコミュニケーションを取るようにしてみてください。

復職面談は今後のキャリアを伝えるのに絶好の機会

「復職面談って、上司に挨拶するぐらいでいいんじゃないの?」

復職面談をこのように捉えている方もいるかと思います。
確かに久しぶりに会う上司と子どもの話や育休中の話で盛り上がるかもしれません。

ですが、復職面談をどう捉えるか?は「復帰後の自分のキャリアをどうしたいのか?」にダイレクトに影響します。なぜなら、復職面談は実は今後のキャリアをより自分らしく築いていくための重要な機会でもあるからです。

復職面談は上司に直接「育休中にしてきた学びや活動」「復帰後どんな働き方をしたいのか?」「復帰後、何をしたいのか?」を伝えられる絶好の機会だからです。
復職後は日々の生活で慌ただしくなり、忙しい上司とじっくり話し合うような時間もありません。
なので、慌ただしくなる前に、この復職面談の機会を有効活用してみてください。

復職面談は準備が全て

「よし、復職面談気合い入れて臨むぞ!」

と気合を入れて臨む前に、

1)復職面談の事前準備は済んでいますか?
2)復職面談で何を伝えるのか、どう伝えるのか、ちゃんと自分の中で整理できていますか?

この2点が整理された上で臨まないと、満足のいく復職面談になることは難しいでしょう。そのため、しっかりと事前準備することをおすすめします。

1点目の事前準備の項目を以下に記載しますので、ぜひ参考にしてみてください。

事前準備 3つのチェックリスト

復職面談の日程調整

保育園の内定通知が無事に届き、保育園が確定したら会社と復職面談の日程の調整をしましょう。あくまでも保育園が確定し、復職が「確定」してから調整をした方が良いです。

復職面談方法の確認

復職面談は会社の会議室で開催されるのか、それともzoomやSkypeといったオンライン会議システムを使ってオンラインで開催されるのか、事前に確認しておきましょう。

復職面談相手の把握

復職面談の相手は誰になるのか、事前に確認しておくことが大事です。
相手が誰かもわからずに面談に臨むのは危険です。課長なのか、部長なのか、人事担当者なのか、事前に確認しておきましょう。

また、相手が誰なのかが把握できたら、次はその相手がどんな人なのか、子どもを持ちながら働くことへの理解はどのくらいありそうなのか、も可能な限り把握しておくと当日慌てずにすみます。

面談で大失敗……そのアピール、間違っていませんか?

上記の3つのチェックリストを全てクリアしたら、今度は復職面談で何を伝えたいのか、を自分の中でまとめておきましょう。

ここで一点注意事項があります。
私がこれまで育休から復職する方を大勢見てきた中で、

「育休中に子どものお世話をしながら資格を取りました!」
「育休インターンで新規プロジェクトに関わりました!」
「育休者向けの社会課題を解決するプロジェクトのリーダーをやりました!」

とドヤ顔で伝えていた方がいました。

もちろん育休中に活動した輝かしい実績は素晴らしいことです。
ですが、このアピールは正直言うと間違っています。

ではなぜこれらが間違ったアピールになるのか?
答えは「面談相手である上司が聞きたい内容ではない」からです。
上司が知りたいのは育休中に活動してきたことではなく、むしろ以下内容を知りたいのです。

・育休中の活動から何を学んだのか?
・育休中の活動を復職後、どう活かそうとしているのか?
・復職後、どんな働き方になるのか?
・復職後、仕事を任せられるか?

これらの知りたい事項に明確に答えてこそ、初めて正しく伝えることができます。

たかが復職面談、されど復職面談。
復職面談を制するものはその後の自分のキャリアも制す、です。
あなたの復職面談が満足いくものになるよう、心から応援しております。

  • 本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

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