プラスチックにも鮮やかな絵が描けちゃう！折れにくい色鉛筆「ポンキーペンシル」#本当に使える！イチオシ子育てグッズ

全部が芯の色鉛筆であるポンキーペンシルは、特殊な丈夫巻（紙ロール加工）が施されているので、筆圧が高くても折れにくいのが特徴。しかも、紙だけではなく、紙粘土やペットボトルやダンボールにも色鮮やかに書けるから、お絵かきや工作好きの子にぴったり。12色セット（茶・赤・桃・だいだい・黄色・薄だいだい・黄緑・緑・水色・青・紫・黒）は、ポケットシャープナー（鉛筆削り）付き。

3人目の子である長女が生まれた頃、「どちらかが専業で主夫または主婦にならないと厳しいね」という話になり、夫婦で話し合った結果、私が退職して専業主夫になることにしました。一番上の長男がちょうど幼稚園の年長だった頃です。

少しすると長男が小学校に入学して机に向かう時間が増えていき、2人目の次男、3人目の長女もお兄ちゃんを真似して何かを書きたがることが増えました。

特に長女は絵を描くことがすごく好きで、様々なクレヨンや色鉛筆などを用意したのですが、まだ小さかったこともあって筆圧が強く、折れてしまうことが多くて……。

子供には発達段階があって、まず小さな頃は筆記具をグーで握って、肩全体を回しながら円をぐるぐると描いたりしますよね。それが少しずつ肘から下だけを使って描けるようになり、さらに手首から下だけを使ったりして、最後に手先だけを使って力加減を調節しながら器用に描けるようになっていきます。その最初の段階でも折れない物を……と思って探していたら見つかったのが、ポンキーペンシルでした。

実際にポンキーペンシルを使わせてみると、本当にグーで握って思いっきり描いても折れにくいし、他の物よりも色鮮やかに描けて、子供も満足そう！　色鉛筆なのに、色を塗ったところに筆圧をかけて他の色を重ねると、色同士を混ぜることができるので面白く、使い勝手もいいようでした。別売りですが、白色のポンキーペンシルもあって、重ねるだけで濃淡をつけることもできます。

私はダンボールや廃材を取っておいて子供たちと一緒に工作することもあったのですが、ポンキーペンシルなら、ダンボールや木などはもちろん、芯にオイルが含まれていないのでプラスチックなどツルツルした物にもきれいに描けるところもすごくよかったです。

私が何より嬉しく思ったのが、外側が紙で巻いてあることで子供の手や服が汚れにくく、しかも素材にもよるとは思いますが、テーブルや床にはみ出して描いてしまっても濡れティッシュなどで拭けば簡単にきれいになるところ。あまり細かに注意することなく自由に絵を描かせてあげたいというのもありましたが、正直、上の子の勉強を見ている時や家事をしている時などはずっと見ていられないので、どうしても周囲が汚れてしまうからです。汚れがつきにくく掃除しやすいからこそ、子供がすごくやりたがる「芯を削る作業」も本人たちに自由にさせることができました。

それからずっと部屋にコピー用紙を束で積んでおいて、みんなが自由にお絵描きできるようにしました。娘は、よくその紙を使って「仕事から帰ってくるママのために」とオリジナルの絵本を作っていました。字も絵もまだつたなく、しかも子供らしい突拍子もない物語だったので、妻は解読に時間がかかっていましたが、一生懸命に読んでは褒め、娘は嬉しそうにして再び新作を描くという繰り返し。その突拍子もない物語のなかには、見たばかりの映画の一場面や要素が入っていたりして、「ああ、こうやって吸収して反芻して、自分の物にしていくんだ」ということがわかって面白かったですね。

こうしてポンキーペンシルは、娘が小学校中学年になる頃まで長く活躍しました。何色かがなくなると、単色を１本ずつ足すことができるのもすごくよかったです。その後、アルコールインクペンのコピックを使うようになり、さらに昨年からはiPadでibisPaintXというアプリを使って、やはり絵をたくさん描いています。

小さな頃からポンキーペンシルで自由にたくさん絵を描けたことが今につながっているのかも、と思うと嬉しいですね。