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2022年02月03日 18:00 更新

【保存版】バターの冷凍方法|おいしく・使いやすく保存するポイント

お菓子作りに欠かせないバターですが、料理では少量ずつしか使用せず、気がつけば賞味期限が……。そんなときは、バターを冷凍して保存してみませんか? おいしさをキープする冷凍のポイントや、使いやすくするポイントをしっかり押さえると、さらに便利に、もっと使いやすくなりますよ。

こんにちは♪ キャラ弁・フラワーケーキ講師のよんぴよままです。

お菓子作りや料理に活躍するバター。我が家でも常備しているのですが、つい買いすぎて賞味期限が過ぎて焦ることも。在庫チェックしてきちんと管理すれば、そんな失敗はなくなるでしょうが……。

バターって品薄になって、スーパーの売り場から消え、入手できなくなることもあるので、特にたくさん使うような時期(誕生日やイベント時期など)早めに購入しておきたいですよね。

バター

バターは少量の水分が含まれる乳化物なので、冷凍保存をすることができ、すぐに使いきれなくても大丈夫。ただし、そのまま冷凍庫に入れては使いにくく、味も落ちてしまいます。バターの特性を考えて、おいしさと使いやすさを両立させる方法で保存することが大切です。

バターを冷凍するメリット

バター

① 保存期間が長くなる

バターはもともと保存期間が比較的長い食品です。冷蔵でも購入時から賞味期限まで数ヶ月もあることも多く、安心して気にしてない方も多いのではないでしょうか。

しかしみなさん、この注意書きはご覧になっていますか?
「開封後はお早めにお召し上がりください。」

記載されている賞味期限は、あくまで未開封の場合。開封後は、およそ2週間ほどで使い切らなければならないと言われています。とはいえ、お菓子作りでもしない限り、日常生活で200g弱の量を使い切るのは難しいですよね。冷凍してしまえば、品質をキープしつつ保存期間を延長できます。

② 使いやすくなる

バターを使うのが面倒と思うのはどんなときですか? 多くのバターは塊で、必要分をカットして使います。使うたびにカットするのが意外に手間に感じますよね。

バターは冷蔵庫で保管すると冷えて硬くなるので、カットするにも力が要ります。ちょっと使いたいのに、冷蔵庫から出して、カットして、また封をしてしまって~と地味に面倒。そんなプチストレスを減らすよう、冷凍するときに使いやすい形にしてから保存。そうすることで調理のときの手間を減らすことができます。

③ 時短になる

手間を減らすと、時間的にも短縮できます。時間があるときにまとめて作業し、使うときにはさっと出して気軽に活用できるように。冷凍庫で埋もれて忘れ去られることもなくなり、ムダにすることもなく、経済的にも◎。

バターを冷凍する方法とポイント

ポイント① カットする

バター

バターを使うときに面倒なことのひとつが、いちいちカットしなくてはいけないこと。冷蔵保存中のときでも面倒に感じることですが、冷凍保存する場合は、硬くなってカットできないという事態に。

再冷凍は品質が落ちてしまうのでNG。一度解凍したら使い切ってしまわないといけません。使い切りの量にカットして冷凍しておくと、解凍時に必要な量だけ取り出しやすくなります。少ない量だと解凍時間も短くて済みます。

どのくらいの量でカットすればいいのかは普段の使い方次第ですが、我が家ではパンに塗ったり、ちょっと料理に使ったりするには10gが使いやすく、お菓子作りならもう少し大きくてもいいので50g、100gにカットしています。多くのバターは包みに10gずつの目安の線があるので、それをガイドにしてカットしています。多少ズレても気にしない~♪

ポイント② ラップで包む

冷凍, バター

バターは酸化しやすく、ニオイがうつりやすい特性があります。そのため保存するときは空気にできるだけ触れないように、ぴっちりとラップで包む必要があります。大きめにカットした場合には、包みもつけたままラップで空気を遮断。保存する際に、雑菌ができるだけつかないようにしましょう。

ポイント③ フリーザーバッグに入れて冷凍

冷凍, バター

最後にフリーザーバッグに詰めて、空気をできるだけ抜いて口を閉じ、金属バットに乗せて冷凍庫へ。これで冷凍保存は完了です。

買ったときの大きさのまま冷凍した場合は、直接手も触れず、雑菌や空気にも触れていない状態なので数ヶ月は保存可能と言われていますが、カットしたものはラップで包んでいるとはいえ、空気に触れた面積も大きいため、1ヶ月程度で使い切るのが安心です。

ワンランクUP! なバターの冷凍方法

シールラップで密閉

冷凍, バター

ニオイうつりや酸化を防ぐことができれば、おいしさをより保つことができます。ラップはぴっちりと包んでも緩んでしまったり、剥がれてしまうことも。シールラップを使うと、より密閉性も高くなり、空気に触れる機会も減ります。

薄くカットしたバターひとつひとつをラップで包むのは時間も手間もかかるし、ラップも無駄に使います。シールラップだと、開閉が繰り返しでき、取り出したい部分だけ剥がせばいいので、まとめて包むことが可能。薄くカットしたバターを寝かせて並べ、シールラップで挟むようにして包むと簡単で早く包む作業が終わってオススメ。くっつけて並べても接する面積が狭いので、ひとつひとつを折って取り出すことができます。

このまま冷凍庫に入れてもOKですが、さらにフリーザーバッグに入れると安心です。

アルミホイルで光も遮断

冷凍, バター

実は光に当たるのも劣化の要因に。ラップの後に、さらにアルミホイルで包むことで空気と光を遮断できます。手間はかかりますが、その分おいしさをキープ。もちろんフリーザーバッグに入れてから冷凍庫へ。

冷凍, バター

小分けになっているものは、そのままフリーザーバッグに入れればOK!

バターの解凍方法と使い方

冷凍, バター

バターは溶かして使ったり、柔らかくしてクリーム状にしたり、料理によって使い方が変わります。冷凍したバターは水分の多い食品のように、冷凍・解凍によって食感が変わるものではないので、解凍する方法によって、どちらの使い方も可能です。

冷蔵庫で解凍する

冷凍庫から冷蔵庫に移動してゆっくりと自然解凍する方法は、時間がかかりますが元のバターと同様に使うことができます。お菓子やパン作りではバターは溶かさず使うことが多いので、この解凍方法が適しています。

凍ったまま加熱調理する

フライパンや鍋で溶かして使うような場合は、自然解凍せず、凍ったまま加熱して使うと早く簡単に使うことができます。冷凍庫から必要な量を出して、そのまま加えて調理すればOK!

レンチンで解凍する

電子レンジで温めて解凍することもできます。溶かして加えるときや、自然解凍しても固いままで使いにくいときにも、加熱時間を調整しやすい電子レンジは便利。特に冬場は室温に戻しても硬くて使いにくいくらい。そんなときは10秒ずつ温めて練ることで、クリーム状にすることができます。

バターを加工してから冷凍する方法

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バターそのものをそのまま冷凍する以外にも、あらかじめ手を加えて、使いやすくしてから冷凍するのも便利です。いろいろなメニューでバターは使われるので、加工方法もたくさんありますが、その中から今回は3つご紹介します。

パセリバター

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とっても簡単で、使い勝手もいいのがパセリバター。もともとはエスカルゴバターという名前で、エスカルゴを料理するときに使われますが、万能と言ってもいいくらい、さまざまな食材によく合います。冷凍保存すれば約1ヶ月保存OK!

【材料】
・パセリ……20g
・無塩バター……100g
・ニンニク……1片
・塩……小さじ1/2
・こしょう……適量

【作り方】
① パセリ、ニンニクをみじん切りにする。
② バターを室温に戻して柔らかくし、全ての材料を加えて混ぜる。
③ ラップで包んで棒状にし、冷蔵庫で冷やし固める。

細かく刻んで全部混ぜるだけです! 冷やし固めてからカットしてラップで包み、フリーザーバッグに入れて冷凍庫へ。

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薄いシート状にして冷凍すれば、使いたい分だけ手で折って取り出すことができて、こちらも便利です。ラップの上に広げてシート状にして包み、フリーザーバッグに入れるといいですよ♪

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パンに塗っても、肉や魚はもちろんきのこや野菜にも合います。醤油と合わせてガリバタ醤油味にアレンジしたりしてもおいしいです。

バタークッキー

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クッキーは比較的簡単に作れるお菓子ですが、時間のあるときに生地を作っておいて、冷凍ストックしておけば、食べたいときにすぐ焼き立てを食べることができるように♪ バターを解凍して作るよりもずっと手軽です。多めに生地を作って、余った分を冷凍しておくのもイイですよね。

【材料】
・バター……140g
・砂糖……100g
・卵……1個
・薄力粉……240g
・バニラエッセンス……少量

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【作り方】
① バターを室温に戻し、クリーム状にしてから砂糖を加えて混ぜる。
② 卵を溶き、数回に分けて加え、その都度よく混ぜる。バニラエッセンスも加えて混ぜる。
③ 薄力粉をふるって加えてさっくり混ぜる。
④ ラップに半量ずつ乗せて包んで棒状にする(2本作る)。
⑤ 冷蔵庫で冷やして形を整え、フリーザーバッグに入れて冷凍庫へ。

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【焼き方】
冷凍庫から出してカットし、180℃に予熱したオーブンで12~15分程度焼く。

冷凍庫から出してすぐにカットできないようなら、しばらく置いてからカットします。この生地は型抜きクッキーにもできるので、型抜きしたい場合は生地がめん棒で伸ばせる程度にまで解凍してから、伸ばして型抜きしてください。生地が温まって緩んできたら冷蔵庫にしばらく入れて冷やし、しっかりさせると抜きやすくなります。

ホワイトソース

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バターを多く使うホワイトソースは、バターを消費したいときにはぴったり。ホワイトソース作りは、焦がさないように注意しながら地道に混ぜるので、少々時間がかかります。冷凍しておけば必要な分をすぐに使えて、かなり短時間に料理が完成できるようになります。

【材料】
・バター……50g
・薄力粉……50g
・牛乳……500g
・コンソメ……1/2個
・塩こしょう……適量

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【作り方】
① 鍋にバターと薄力粉を入れ、弱火で焦げないように混ぜていく。
② バターが溶けて、薄力粉とバターが十分になじんだら、フツフツとしてくるまで炒める。
③ 牛乳を何回かに分けて加え、その都度ダマにならないよう溶き伸ばしながら、完全に混ぜる。
④ 全体にとろみがついてきたら、コンソメと塩こしょうで味を調える。

※粉っぽさがなくなるように、薄力粉とバターはしっかりと混ぜて炒めてから牛乳を加えます。
※焦げやダマができないように、弱火でしっかり練るように混ぜ続けます。

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冷凍で1ヶ月程度保存可能です。使いきりの量で保存容器やフリーザーバッグに入れておくと使いやすいです。

まとめ

バターは特性に合った冷凍保存すれば、そこまで風味や使い方も変わらず使うことができます。ポイントを押さえて保存することで、かえって使いやすく便利になり、バターを活用しやすくなるので試してみてくださいね♪

  • 本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

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