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2021年08月26日 17:50 更新

【暮らしの専門家おすすめ】カビを寄せつけない! 高温多湿な日本の夏の湿気対策

日本の夏は暑いだけじゃなく、湿度もとても高いですよね。そうなると気になってくるのは、部屋の湿気。特にクローゼットまわりは、カビトラブルが発生しやすい場所です。大切な衣類やバッグを湿気から守るためにも、年間通してしっかりと対策をしておきたいですよね。今回は、我が家で実際に行っている湿気対策を紹介いたします。

こんにちは、広島市のライフオーガナイザー®木原ことのです。

実は新社会人時代、梅雨の湿気のせいで革のバッグにカビを発生させてしまったショックな経験があります。間口約70cmの小さなクローゼットでしたが、ちょうどその裏にお風呂場があり、賃貸住宅で壁が薄かったせいもあるかもしれません。

とはいえ、この経験は湿気が溜まるとカビが発生し、そのカビはいくら頑張っても落ちない……という、私にとって苦い教訓となりました。

もう二度とカビを発生させないためにも、日ごろからできる対策を確認しています。基本は風通しのよい空間にすることがポイントです。

お風呂の24時間換気はドアを閉めてオン!

湿度が高い時期は24時間換気をつけっぱなしに
出典: https://kiharaspace.com

最近のおうちは高気密高断熱という性能の高いつくり。そうすると、室外の気温の影響を受けにくい代わりに、室内で発生する水分を逃すための換気が必要になります。

その役割が、お風呂の操作パネルの24時間換気ボタン。常にオンにしておきましょう。

そしてお風呂上がりの換気は、必ず窓やドアを閉めて行うこと。開けたまま換気をしても、空気の流れが乱れて効率が悪いと入居の際に教えていただきました。密閉して換気をするのが効果的とのこと。さらに我が家では、お風呂上がりにスクイージーで壁の水分をザッと取って、乾燥モード2時間で素早くお風呂場を乾燥させています。

湿気のないクローゼットにするためのポイント

空気の通り道をつくる

洋服はぎゅうぎゅうに詰めず、湿度が逃げるように隙間を
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私がひとり暮らしのときにやってしまったクローゼット内のカビ。クローゼットがぎゅうぎゅうに詰まっていると、空気が通らず湿気が放出されません。ハンガーとハンガーの間には隙間が空くようにかけましょう。もちろん、引き出しもぎゅうぎゅう詰めは厳禁です。

そして湿度が高い時期だけでも、クローゼットの扉を開けっ放しにしておくことをオススメします。開けっ放しが難しい場合は、週末だけでもいいのでドアを開けて空気を入れ替えましょう。

押入れの場合も、左右のふすまを少しずつ開けて空気の通り道をつくりましょう。これで空気を外から取り込んで逆の隙間から抜ける仕組みができるため、押入れ内の空気がリフレッシュされますよ。

洋服をクローゼットに戻すときのルール

クローゼット内では、湿度が調整できる不織布カバーがベスト
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クローゼットには、着た後で洗わない洋服もかけることがあるかと思います。脱いですぐの洋服は汗を吸っていますので、しばらくはクローゼットの外に吊るして、湿気を飛ばしてからクローゼットに戻しましょう。

そして、クリーニングから戻ってきた洋服のビニールカバーですが、つけたままクローゼットに収めると湿気がこもってしまいます。ビニールカバーにも、よく見ると小さな字で「すぐに外してください」と記載されているものもあります。

このビニールカバーは、クリーニング後の移送中のホコリよけのためであって、外して保管しないと逆に汚れたり、カビ発生の原因となってしまうとクリーニング屋さんに聞きました。

着る機会の少ないブラックフォーマルやスーツなどは、不織布のカバーがベストです。

湿気の溜まりにくいクローゼット上段に置くもの

季節外の洋服が入っている収納ボックスは、湿度を避け、上段へ
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水分を含んだ湿気は空気より重いため、下のほうに溜まる性質があります。

そのため着る機会の少ない季節外の洋服や着物、フォーマルセットなどは、できるだけ上へ置くようにしましょう。

それからオシャレな紙製の収納ボックスも、クローゼット上段へ。なぜなら紙製というだけで湿気を含みやすいから。個人的には、滅多に使わないモノを紙製の収納ボックスに入れることはオススメしておりません。すでに使っている場合は除湿シートを敷いて、乾燥剤や防虫剤も入れておきましょう。

反対に湿気の溜まりやすい下のほうにある収納と言えば、ベッド下収納。特にマットレスは就寝中の湿気を吸収しているため、その下にある収納部分にも湿気が溜まりやすいのです。

換気を忘れないためにもベッド下収納には、日常的によく使う衣類の定位置とするのもひとつです。

湿気に弱い衣類・強い衣類の把握

クローゼットの下段に置く収納ボックスには、湿度に強い素材のものを
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我が家ではクローゼットのハンガーの下部に、引き出し式の収納ケースを置いています。この収納ケースには衣類だけでなく、布団カバーなども収めているのですが、このときに衣類の素材別に収納するのもいい方法です。

湿気が下に溜まりやすいことを念頭に、湿気に弱い素材の衣類を収納したケースは上、比較的強い素材の衣類は下へ設置することも湿気対策になります。

<湿気に強い素材>・・・綿や麻、化繊など
<湿気に弱い素材>・・・シルクやカシミア、ウールなど


オススメ! 調湿できる竹炭

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我が家のあらゆる収納スペースに置いているのが竹炭。効果は消臭・脱臭・調湿だけでなく、電気ポットに入れてカルキ抜きに使ったり、花瓶に入れてお花を長持ちさせたりすることも可能で、まさに万能アイテム。しかも、ときどき水洗いして陰干しすると、半永久的に使えるのです。

収納スペースだけでなく、シンク下やトイレ、靴箱にも竹炭を置いています。自然素材なので子どもやペットにも安心ですし、除湿機のように電気代もかからず、とてもエコ!

我が家では「竹虎の竹炭」という商品を、オーガンジーの巾着に小分けにして置いています。


まとめ

高温多湿の日本の夏には、クローゼットの湿気対策は必須!
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高温多湿の日本の夏は、意識して手を入れないと、気づかないうちにクローゼットや押入れにカビが発生してしまうことがあります。思い入れのある持ち物が湿気によって傷んでしまったり、カビによってダメになってしまうなんて、考えただけでも悲しくなりますよね。

気がついた時にできる対策を取っておけば、モノを大事に永く使うことにつながります。湿気が気になっている方へ、少しでも我が家のやり方が参考になれば嬉しいです。

  • 本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

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