万能な掃除洗剤3選! 揃えておきたい3種の神器!?
さまざまなお掃除洗剤を買いすぎて、収納場所に困っているあなた! 今回は、これだけは揃えておきたいお掃除洗剤ベスト3を紹介します。それぞれの洗剤の使い道や、その効果をまとめているので、ぜひチェックしてくださいね。
酸素系漂白剤といえばこれ! 「オキシクリーン」
オキシクリーンが万能と言われる理由
オキシクリーンは、酸素系の漂白剤に洗浄成分を加えたもの。洗剤成分が汚れを引き剥がし、漂白剤の成分がそれを強い力で洗い流してくれるのが特徴です。酸素の力で、汚れだけを集中攻撃。いわゆる塩素系の漂白剤と違って、柄物の衣類まで白くしてしまうことはありません。もちろん、漂白剤特有の鼻をつくような臭いもなし。
また、洗浄力はとても強力なのに、衣類へのダメージが少ないから、毎日安心して使うことができます。日本版のオキシクリーンは界面活性剤や香料も使っていないので、環境やお肌のことが気になる方にもおすすめなんです。
オキシクリーンを使った掃除法
掃除できる場所
オキシクリーンはお洗濯だけでなく、家のなかのいろんな場所で使うことができます。例えば、五徳や換気扇、キッチングリルの焦げ落としなど、頑固な汚れもおまかせ。また、便器の黄ばみ、お風呂の椅子や洗面器、湯船のフタなど、タイルの黒カビにも有効です。
その他にも、リビングの窓のお掃除、フローリング、壁、エアコンフィルターまで、マルチに使えます。
掃除の仕方
キッチンの油汚れにはつけおき洗いが効果的。洗い桶などにお湯4リットル、オキシクリーンを1カップ入れてよくかき混ぜ、オキシ水を作ります。そこに、五徳や換気扇などを30分から1時間ほどつけおきすると、すっかりキレイに!
また、便器の黄ばみには、オキシ水(お湯2リットル、オキシクリーンを1カップ)をトイレに流し込み、やはり30分から1時間ほどつけおきします。オキシ水がつからないところは、キッチンペーパーなどを敷いて染み込ませ、パック状態に(キッチンペーパーは便器に詰まる恐れがあるので、決して流さないように)。
タイルの黒カビには、オキシクリーンを少量の水で練ってペースト状にしたものを塗布し、やはりキッチンペーパーでパックし、20分から1時間ほどつけおきし、洗い流してください。
お風呂の椅子や洗面器、湯船のフタなどは、使用した浴槽のお湯を半分ほど残し、オキシクリーンを2カップから3カップ入れて、一晩放置。翌朝洗い流せば、ぬめりやカビなどがきれいに取り除けるはずです。
リビングのフローリングは、オキシ水(お湯4リットル、オキシクリーンを大さじ1)を染み込ませ、しっかり絞った雑巾で拭き掃除を。窓の拭き掃除にもオキシ水(お湯3リットル、オキシクリーンを小さじ1)が効果を発揮します。
自作スプレーが人気! 「セスキ炭酸ソーダ」
セスキ炭酸ソーダが万能と言われる理由
セスキ炭酸ソーダも掃除にたいへん重宝します。炭酸ナトリウムと重曹を合わせただけのシンプルな洗剤で、水に溶けやすく、長期の保存も可能。高い洗浄力があるのに、手や環境にやさしいのが特徴です。安価だから手軽に入手できるのも魅力。
セスキ炭酸ソーダを使った掃除法
掃除できる場所
油汚れに高い効果が期待できることから、ガスレンジやクッキングヒーター、換気扇の汚れなど、キッチンまわりで活躍します。
掃除の仕方
セスキ炭酸ソーダは、水に溶かした液体をスプレーボトルに入れて使うのが基本スタイル。水500ミリリットルに、セスキ炭酸ソーダ小さじ1を入れてつくります。油汚れがある部分にスプレーし、汚れが浮いてきたら、雑巾やウエスで拭きとり、水で洗い流すだけ。
こびりついている汚れには、キッチンペーパーにセスキ炭酸ソーダを染み込ませ、パックをしてみてください。これで、ほとんどの汚れを落とせるはずです。
除菌もできる! 「無水エタノール」
無水エタノールが万能と言われる理由
無水エタノールも、ぜひ使いこなせるようにしたいものの一つ。無水エタノールとは、消毒用のエタノールと違って、エタノールの含有率が99.5%で、ほぼ純粋なエタノールです。揮発性が高く、お掃除後に水滴が残らないのが特徴。そのため、水を使うことができないパソコンなどの精密機械にも使えるほか、油汚れに強く、キッチンのあちこちで活躍します。合成洗剤の使用に不安がある方にもおすすめです。
ただし、アルコール成分が非常に多く引火しやすいため、掃除の際は火気厳禁と心得て注意しましょう。
無水エタノールを使った掃除法
掃除できる場所
パソコンのキーボードやテレビのリモコンなどの電化製品の汚れを落とすのに最適です。また、電子レンジの内部、換気扇やレンジまわりの油汚れにも効果を発揮します。その他にも、窓ガラスを拭いたり、トイレや浴室といった水まわりのぬめりやピンク汚れなど、活用の幅は広いです。
掃除の仕方
よく換気し、マスクやゴム手袋を着用した状態で、無水エタノール8に対して、精製水2の割合で混ぜて、スプレーボトルに入れます。このとき、ボトルがアルコールで変質しない素材かどうかを必ず確認してください。
気になるところに直接スプレーしてもいいですが、キッチンペーパーにふりかけて特製のお掃除用シートを作ってもいいですね。
パソコンのキーボードやリモコンの汚れには、綿棒を使うのがおすすめ。無水アルコールを染み込ませてこすると、細かいところにたまった皮脂やホコリをキレイに落とすことができます。ただし、製品によっては無水アルコールが使えない場合もあるので、お掃除の前に説明書をチェックしてください。
まとめ
お掃除界の三種の神器との異名をとる、オキシクリーン・セスキ炭酸ソーダ・無水エタノール。洗浄力の高さはもちろん、安全性や使いやすさにも優れ、お家のなかのあらゆる場所に使える、万能洗剤です。洗剤がたくさん転がっている人は、使うべきアイテムを絞って収納スペースも確保してくださいね。