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2019年04月20日 11:00 更新

意外と簡単? イースターエッグの卵の色付け方法3種

この何年かで日本でも盛り上がってきたイースター。皆さんはこの春のイベントを楽しんだことがありますか? イースターでは定番の飾りやゲームなど、子どもが喜ぶものがたくさん! なかでも子どもだけではなく、家族みんなで楽しめるイースターエッグ作り。今回は、イースターエッグを作るときにポイントとなる卵の色付け方法をご紹介します。

こんにちは♪ キャラ弁・フラワーケーキ講師のよんぴよままです。

バレンタインやひな祭りが終わり、温かくなってくると、次に来るイベントは何を思い浮かべますか? 欧米ではクリスマスをしのぐほど重要なイベントである「イースター」は春のイベント。日本でも、ディズニーランドのイースターイベントが人気で、年々認知度が上がってきていますが、実際にどんなことをするのかはまだあまり知らない方も多いのではないでしょうか。

イースターってなに? どんなことをするの? そう思う方のために、まずは簡単にどんなものかご紹介していきましょう♪

イースターとは?

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「イースター」とはキリスト教の祭りの1つです。イエス・キリストが十字架にかかって亡くなった3日後に、復活したことを記念して祝う「復活祭」のことをイースターと言います。誕生を祝うクリスマスと、亡くなった後に復活したことを祝うイースターは、キリスト教にとってとても重要なお祭りとして各地でお祝いされています。

日にちはいろいろな説がありますが、今は一般的に春分の日の後、最初の満月がきた後の最初の日曜日とされています。言葉にするとちょっとややこしいですね。時期的に言えば、春分の日~1カ月くらいの間にくるのですが、毎年満月がいつ来るかによって日にちが変動してしまうんです。ちなみに、2019年は4月21日がイースターとなっています。

イースターエッグって?

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イースターは復活祭として「命」「生命」をシンボルとするモチーフが多く使われます。特に有名なのが「イースターエッグ」。春の時期は、あちこちで卵をモチーフとしたデコレーションがされ、イースターエッグを使ったクラフトやゲーム、料理を楽しみます。このイースターエッグはいろいろなものが販売されていますが、自分で作って楽しむ方も多く、子どもも大人も一緒に作ったりします。

使われる卵は本物の鶏の卵やうずらの卵をはじめ、割れる心配のないイミテーションのものまでさまざま。この数年は、日本でも100均のダイソーやセリアなどで取り扱われるようになりました。

イースターエッグの作り方もいろいろありますが、今回は初級編! 卵の色付け方法に絞ってご紹介していきます。

卵の中身の出し方

本物の卵を使うときはそのまま茹で卵にして使う場合と、中身を出して殻だけ使う場合とあります。ゆで卵は早めに食べることが前提で、殻の卵は長期保存が可能となります。

生卵を使い、あらかじめ中身を出しておくときには、飾ることを考えると、穴はできるだけ小さい方がいいですよね。でも穴が小さいと中身はうまく出てくれません。実はコツがあるんです。

①卵の上下に小さな穴を開ける。
②卵の太い方を上にして持ち、上の穴から息を吹き込んで卵の中身を出す。

穴は目打ちや画鋲で開けますが、小さすぎて上手く出てこないときには、もう少し大きく開けてください。ガンガン力を入れて穴を開けると、殻にひびが入ってしまうので優しく扱いましょう。直接卵に息を吹き込んだ方が出しやすいですが、抵抗のある方はストローを使ってください。

また、中身を出すときには、竹串などを穴に入れて卵をかき混ぜると出やすくなります。空になった殻は、よく洗って乾かしてから色付けしましょう! 洗い方が十分でないと、あとから異臭が……なんてこともありますので、ここは丁寧に。出した卵はお料理に使ってくださいね♪

イースターエッグの色付け方法①:絵の具

イースターエッグ色付け方法:絵具

一番簡単で自由度が高いのは、絵の具などで塗ること。水性絵の具だと水に濡れると取れてしまうので、アクリル絵の具がおすすめ。ですが、水彩絵の具の優しい色の付き方も素敵ですね。マットに仕上げたい場合はアクリル絵の具、優しい柔らかい雰囲気に仕上げたい場合は水彩絵の具など、お好みで使ってください。

イースターエッグ色付け方法:絵具

絵の具は色を混ぜて繊細な色も自由に作れます。塗りたい色にできるという点では一番優秀な色付け方法です。絵の具で塗ってしまうので、卵を食べるのには向いていません。ゆで卵ではなく、殻だけにしたものや、イミテーションのもので作りましょう。

ツルツルした素材だと絵の具が定着しにくく、剥げてしまうなんてことも。そんな時は表面にやすりをかけて絵の具が定着しやすいようにしたり、専用の定着剤を使用してください。

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子どもにとっても、ペタペタ色塗りは楽しい時間♪ 夢中になってしまいそうですね。絵の具があちこちに付いてしまうのは避けられないと思って、新聞を敷いたり、エプロンや汚れてもいい服を着たりして対策してください。

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この方法の利点は、いろいろな模様に塗ることも簡単にできるという点です。子どもだけでなく大人も夢中になってしまいそうですね♪

イースターエッグの色付け方法②:食用色素

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2番目に紹介する方法は、食用色素を使ったもの。粉状、液状、ジェル状のものなど多数あります。メーカー、色、使う量、漬ける時間によって発色が異なります。今までこの方法で何度が色付けしてきましたが、青系は色が付くまでに時間がかかる傾向がありました。使う量や漬ける時間で色の濃さを調整することができます。

食用OKの色素なので、ゆで卵に色付けして楽しんだ後に食べることが可能です。色付けは、ゆで卵を作ってから。もちろんイミテーションの卵でもOKです。

イースターエッグ色付け方法:食用色素

この方法は一度にたくさんの色付けをしやすいのがメリット。こぼしたら色が服に付いたり、カーペットのしみになる心配はありますが、それに気を付ければ特に危険もなく安心して色付けをすることができます。大人数のイベント時にはこれが1番簡単です。

イースターエッグ色付け方法:食用色素

お絵描きしてから色付けしたものです。小さい子から大人まで楽しめます。漬け方によっては半分ずつ色を変えたり、重ねることも可能です。

イースターエッグの色付け方法③:植物色素

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最後に紹介するのは、野菜や果物などの植物によって染める方法。天然の植物色素で染めるため、1番自然な色合いに染まります。

■玉ねぎの皮…茶色~濃い赤茶
■ターメリック、サフラン、カレー粉…黄色
■紫キャベツ、紫芋…青緑、青~紫色
■ブルーベリー…青~紺色
■法連草、パセリ、大葉…うぐいす色~緑
■ビーツ…赤色
■赤シソ…赤紫色
■オレンジ、ニンジンジュース…オレンジ色

色は使う素材が持つ色素の含有量によっても違うので、毎回全く同じ色に染めることは難しいかもしれません。重曹や、お酢を加えたり、レモンを加えたりすることで化学変化が起こり、色が変わることもあります。梅干しや茄子の漬物の漬け汁も色素がいっぱいで染めることができます。思った色と違う色に染まったりしますが、それも楽しめる一つの要素。科学実験している気持ちになれます。お子さんと一緒にいろいろなもので試してみると面白いですよ♪

カレー粉を使ってうずらのゆで卵を色付け

元々食べられるもので染めるので、卵の殻を染めるだけでなく、ゆで卵自体を染めることもOK! キャラ弁でもうずらの卵をカレー粉や梅干しの梅酢で色付けしてよく使います。ただし、味も付くので、卵の味との相性を考えて、染められる食材を選ぶとよいでしょう。

イースターエッグ色付け方法

実際に、イースターエッグ作りで伝統的によく使われる玉ねぎの皮。捨てる部分を使うのでエコです。ゆで卵を作るときに、一緒に玉ねぎの皮を入れて茹でると、茶色く染まります。マスキングテープや丸いシールを貼って茹でると、貼った部分は染まらずに白いまま。茹でてから貼った部分を剥がすと、こんな模様が付けられます。

卵の殻の表面はざらざらしていて接着しにくい場合は、ちょっとタオルでこすると貼りやすくなりますよ。

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玉ねぎの皮を大量に入れて茹でると、赤に近い茶色に染まります。これが本来の伝統的なイースターの色ともいわれています。赤色はイエス・キリストが流された血を表し、「死と復活」「生命」を象徴するシンボルとして用いられます。

葉っぱ模様もよく付けられる代表的なものです。これは葉っぱを卵に付け、動かないようにストッキングで包んで縛った状態で玉ねぎの皮と一緒に茹でると作れます。ナチュラルな感じで素敵ですね!

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現代は、春を感じるパステルカラーがイースターのイメージカラーとなってきています。明るい色合いは何だかそれだけで気持ちまで明るくなってきますね♪ イースターエッグは用途に合わせてどういったもので色付けするのか選んで、お好みのものをぜひ作ってみてください。きれいに染まったイースターエッグはそのまま並べても、つるして飾っても素敵。卵だけのリースやタワーにしてもいいですよ。

まとめ

春のイベントとして日本でも人気が出てきたイースター。代表的な楽しみ方はなんといってもイースターエッグ作り。今回は色付け方法を3種ご紹介しました。他にもまだあると思いますが、あとで食べる卵にするのか、長期間飾れるようなものにするのかなど、用途によって色付けする素材を選んでください。いろいろな色で染められた卵はとってもカラフルで素敵です。お好みの色にしてイースターをお楽しみください。

  • 本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

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