共働き家事 共働き家事
2019年01月26日 19:30 更新

何とかしたい! ペットの抜け毛を掃除するには何が有効?

おうちでペットと暮らしている多くの方が悩む抜け毛問題。我が家でも飼っている猫たちが生後6カ月を過ぎるころから問題が本格化し始めました。どんな道具で、どんな対策をすればより効率的に掃除ができるのか、実際に試してみてわかったことをご紹介していきます。

※記事内の商品を購入した場合、売上の一部がマイナビウーマンに還元されることがあります。

こんにちは♪ キャラ弁・フラワーケーキ講師のよんぴよままです。

我が家には今現在、推定生後8カ月になる猫が2匹います。ずっと猫ライフを夢見てきた上の2人の子どもと、なぜかその気になってしまった夫が熱望して私が根負けした感じで里親募集をしていた子猫2匹を迎え入れました。

もともと実家で猫を飼っていたので、私は猫ライフ経験者(他は未経験者のみ)。飼うのを許可してこなかったのは猫が嫌いなわけではもちろんなく、命ある生き物をきちんと飼う覚悟と責任を、家族全員が持てるかどうか、しっかり自覚できるまでは許可できないと思っていたからです。

実際に飼い始めると、あまりの可愛さに家族みんなノックアウトされる日々で、少々の悪さをしても、手がかかっても、まったく苦になりません。むしろ、人間の子どもの世話の方が忍耐力を試されると再確認。「猫可愛がり」とはよくできた言葉だと思うくらいです。

そんな我が家の猫ライフですが、猫たちが大きくなるにつれて、子猫時代とはまた違った可愛さと癒しをくれるとともに、新たな問題も出てきました。猫らしくモフモフになった毛が舞うようになった「抜け毛」問題です。

ペットの毛の生え変わり時期とは?

犬や猫、うさぎなど、毛に覆われている動物を飼われている方は直面する抜け毛問題。それぞれ多少の時期の違いはありますが、春と秋の年2回、毛が生え変わる時期があり、これを換毛期と言います。簡単に言うと、夏の暑い時期は通気性の良い毛、冬の寒い時期は保温性の良い毛、というようにその季節に適した毛に生え変わるので、用が済んだ古い毛が大量に抜け落ちるわけです。

中には種類によってあまり抜けないタイプや、時間をかけて抜けるものもあるようです。また、季節をはっきりと感じる野良や外で飼われている動物に比べ、完全室内飼いの動物は換毛期もはっきりせず、1年中抜けるなんてことも。換毛期が来る時期は、日照時間の変化によると言われていて、夜でも照明の明かりが遅い時間までついている場合は、季節による変化が感じにくくなる、というのが原因のようです。

この写真は我が家に迎えて半月ほど経過した7月中頃、推定生後2カ月です。子猫なので、まだ毛が細くフワフワ柔らかで密度もなく、抜け毛はほぼ見当たらず。猫を飼い始めたら抜け毛対策が大変! と思っていたのに拍子抜けしました。思い返せば、実家で猫を飼っていましたが、どの猫も子猫時代は私が居なかったため一緒に過ごしたことがなかったんです。

うちの子たちはあんまり毛が抜けないタイプなのね~♪ なんてのん気に考えていたのは、生後6カ月ごろまで。6カ月になるころに、すっかりツヤツヤ密度の濃い、モフモフした猫らしい姿へと変貌を遂げた2匹が、初めての換毛期を迎えたのです。

ペットの抜け毛、ここが困る!

Lazy dummy

可愛いペットですが、やはり抜け毛には悩まされますよね。部屋のあちこちに毛が落ちて、わた埃を形成したり、カーペットに絡みついていたり、服に付いていたり……。

我が家の場合は、初めて迎えた換毛期が秋~だったので、乾燥の季節。湿度の低い室内では、静電気もあって床だけでなく壁や家具にまで付いて離れません。ハンディーワイパーなどで払っても宙に舞って再び付着。いたちごっこなんです。

マメに掃除するのが一番でしょうが、1日に何度も念入りにするのは大変です。常に生産されていく抜け毛に、有効な対策はどんなものがあるのかいくつか試してみました。同じように困っている方も多いと思うので、参考にしてください。

ペットの抜け毛のお掃除アイテム

Lazy dummy

まずは抜け毛のお掃除方法をいくつか試してみました。ペットの種類や毛の特徴などによっても違いはあると思いますが、どれも基本的には使い方や効果は同じだと思います。

粘着カーペットクリーナー

ペットを飼っているいないに関わらず、多くのお宅で使われている粘着カーペットクリーナー。100均にもあるので入手が簡単で、身近なお掃除アイテムです。コロコロ転がすだけでどんどん毛が付着して取れるので子どもでもお掃除できます。

使い方は簡単ですが、数回コロコロするだけでもう付かなくなり、接着シートを剥がして新しい面にしなくてはいけないので、意外と面倒なことが問題です。また、服などの1部に付いた毛を取る程度ならいいのですが、カーペットなどの広い範囲をきれいにするには、かなりのエネルギーとシートを消費します。

試してみた感想としては、パッとすぐに取りたい毛には有効ですが、本格的なお掃除には向かないかも。ある程度綺麗になってから仕上げに使うのは良さそうです。

ゴム手袋

こちらも家にある、というお宅も多いゴム手袋。実はカーペットのお掃除アイテムとしても有名です。薄手のものではなく、しっかりめの厚手のものが抜け毛のお掃除には向いています。

カーペットに手を置いてスライドすれば、ぱっと見、見えなかったゴミがかき出されます。特に毛は、カーペットに絡みついて同化してしまうため、掃除機を丁寧にかけてもなかなかきれいになりません。しかし、ゴムだと簡単に毛を集めることができるんです。手袋なので、手で軽くこするような感覚でできるのもいい感じ。手袋のサイズが違うとずれてこすりにくくなるので、使う人の手の大きさにあったもいのを使うと効果的。

広い範囲をするのは、腰が痛くなりそうでちょっと重労働。床の拭き掃除をカーペットで手で拭いてしている感覚です。いい運動にはなりますが、長時間し続けるのは大変かも。指先を使えるので、細かい場所にはとても向いています。

ぱくぱくローラー

いろいろなサイトで評価の高い「ぱくぱくローラー」を購入してみました。

エチケットブラシ ぱくぱくローラー アイボリー N76C
¥ 889 (2019/01/26時点)
(2019/1/22 時点)

価格もそこまで高くなくお手頃。お値段以上の働きをしてくれると高評価。電気や使い捨てのシートを使用するわけではないので、不要なごみが出ません。とってもエコな商品です。粘着カーペットクリーナーとエチケットブラシが合体した感じで、使い方も簡単。

前後に転がすとなっていますが、実際に使った感触としては、奥から手前に引いた方が使いやすかったです。カーペットをしっかりとらえてくれるので、ちょっと力を入れて引く感じ。左から右に移動するのでも(右利きだと)動かしやすかったです。

何度か繰り返して見てみると、こんなにゴミが! フワフワした抜け毛も捕らえてくれています。

ブラシ部分に絡みついたゴミをどうとればいいの? と思ったら、再びカーペットに当てて、小刻みに前後させて動かすと、取ることができます。やってみるまでどうなるのかよくわかっていませんでしたが、これが意外と高ポイントです。

持ち手のところにある三角印を押すと…

ぱかっと蓋が空いてびっくり! カチャカチャ前後させただけなのに、中にゴミが集まる仕組みになっています。たまったら、ゴミはゴミ箱へさようなら~。

試してみた3種類の中で、1番効率よく抜け毛を集めることができました。ゴム手袋も良かったのですが、ぱくぱくローラーの方が1度に取れる範囲が広いのがいいですよね! 端や細かい部分はうまく取れないこともあるので、そういう場所にはゴム手袋が向いています。

ただし、ぱくぱくローラーはカーペットや布団など、布製品には使えますが、フローリングなどでは力をあまり発揮できません。

【エチケットブラシ】 ベストトレッサー ホワイト H08
¥ 1,190 (2019/01/26時点)
(2018/1/22 時点)

服に付いた毛は「ぱくぱくローラー」と同じ会社のベストトレッサ―という製品が高評価。注文しちゃおうかしら? と検討中。こちらは小型でスリムな形なので、ささっと取りやすそうです。外出してから、服に毛が付いていることに気が付くことも多々あるので、かばんに1つ入れておくといいですね♪

ペットの抜け毛を取り除くブラシ

Lazy dummy

より効率的なお掃除方法は? といろいろな道具を調べ、使ってみてわかったことは、終わりがないこと。ペットの抜け毛はなくなりません。どうしても負担が大きい場合は短くカットするとか、もともと抜けにくいとか短いとか、毛のない種類のペットを飼った方が良いかもしれません。

動物の毛がアレルギーの原因にもなるため、できるだけ舞っている状況は避けたいところですが、ペット自身にも抜け毛をコントロールすることはできないので、あちこちで抜け落ちる量を少なくするケアを考えた方が良さそうです。

その方法の1つとして、ブラッシングして抜け落ちる前に取ってしまうということが有効ではないでしょうか。

ペットブラシ グローブ

ペット ブラシ 手袋 グローブ 犬と猫に使える お手入れ 抜け毛 ペット用ブラシ
¥ 799 (2019/01/26時点)
(2019/1/22 時点)

ブラシも沢山の種類がありますが、どこでもダントツの高評価を受けていたのがこのグローブ型。手のひら部分にシリコン製の突起があり、手の甲側はメッシュの布製になっています。突起部分がブラシになって、このグローブをはめてペットをなでる要領でブラッシングすることができるという画期的なもの。飼い主さんに撫でてもらっている感触だから嫌がらず、ごっそり毛が抜けるという口コミが沢山!

早速我が家の2匹でも検証してみたところ、ちょっとなでただけでこの状態。

シリコン製の突起がしっかり毛に入って食い込み、このような毛の流れができます。なでればなでるほどに、中の毛が取れて表面に浮いてくるので、それは軽くなでて取っておかないとかえって落ちてしまいます。際限なく取れるので、やめどきがわかりませんが、取れた分、床やカーペットに付かないと思うとちょっと嬉しくなりますね。

まとめて取れて禿げるなんて場合は、毛の生え代わりによる抜け毛ではないかもしれません。皮膚トラブルを早く発見するためにも、ペットとのブラッシング時間は大事です。

どうやってこの毛を取るの? と最初は思いましたが、ある程度毛が取れて層になったらペロッと剥がして取ることができます。薄い状態だときれいに剥がせないので、少し不便。手首や甲部分の布に付いた毛は取れないので、そこも少し気になります。

短時間のブラッシングでも、おうちのペットの毛玉ができてしまいます。我が家の猫たちは、この毛玉が大好き過ぎて大変なことになります。猫は換毛期のグルーミングで飲み込んだ毛を吐き出すこともよくあるので、これで遊んだら飲み込み防止に処分しています。

よく取れてとっても優秀なのですが……取れ過ぎてあちこちに毛が飛びます! 抱っこしてブラッシングしたら、飼い主さんの服は毛だらけになる可能性大です。落ちてもすぐに掃除機で吸い取れるような場所で、ブラッシングすることをおすすめします。カーペットの上ではしない方がいいですよ。

ペットが嫌がらないランキングでも常に上位のこのグローブ型ブラシですが、我が家の2匹はあまりお好みではなかったようです。背中をなでたらびっくり顔になってまん丸目になり、腰が逃げる状態に。嫌がって逃げてしまいました。

何度か試していくうちに、少しづつ慣れ、やっと気持ち良さそうな顔に♪ 嫌がるときは無理強いはせず、機嫌の良さそうな時やまったりしている時に、優しく優しくなでてあげてください。指がそのまま使えるので、頭の上やあごなど、猫が気持ちよくなる場所にもソフトタッチでブラッシングしてあげることができます。

スリッカーブラシ

グローブ型が使い始めた当初不発だったので、スリッカーブラシも試してみました。

嫌がらないように、あたりが優しいソフトなタイプを選んだのですが、ソフト過ぎてなのか、我が家の猫たちの毛はほぼ取れず……。ペットショップではいくつかのメーカーの商品が使い心地を試せるようになっていたので、試して購入すればよかったと後悔。

ごっそり取れると高評価の商品もありますが、そのような商品はかなり価格は高めです。失敗なく購入するためにも、口コミを調べたり、その商品を使用中の方が近くにいれば感想を聞いたりして、ぴったりのブラシを見つけてくださいね。

お気に入りの場所は掃除しやすい素材で

我が家の2匹には、家の中にお気に入りの場所がいくつかあります。その1つが猫たちを迎える前日に、汗だくになって私が組み立てたケージ。子猫の頃から、大きくなった今でも、ここでよく昼寝をしています。ケージは他の人に邪魔されない安心な自分たちのテリトリーだと思っているようで、とてもリラックスして過ごしています。

そんな猫たちの、キャットハウス的なケージの段の場所には、古くなった布団用の敷きパッドを折りたたんで布団代わりに。たまにぬいぐるみやおもちゃが持ち込まれています。

当然、このように猫の毛だらけになっていますが、敷きパッドなので簡単に洗濯できます。フリースや毛糸、カーペットの様な生地だと、洗濯しにくかったり、できてもあまり毛は取れないかもしれません。

ペットのお気に入りの場所は、抜け毛がたくさん付く場所とあらかじめ認識して、きれいにしやすい素材を使うのも良いのではないでしょうか。

効率よく抜け毛の掃除をするには?

実際に試してみてわかったことは、効率よく掃除するには工夫と手順が大切だということ。

抜け毛は軽く、部屋の中を舞ってしまうので、払っても払ってもまた舞い飛んで付いてしまうことも。乾燥が事態を悪化させるので、湿度をあげたり、霧吹きで床を湿らせて抜け毛を逃がさないようにするのも有効です。同じ理由で、ブラッシングした後に、浮いている抜け毛が散らばらないように、濡れたタオルで拭き取ってあげるのも良いでしょう。

ブラッシング→掃除機→ローラー(必要ならその後に掃除機でごみを吸い取る)といった順序も、無駄がなくきれいにするためには大切です。

また、ペットがお気に入りの場所は掃除しやすい素材にしたり、ブラッシングするときには、する人が抜け毛が付きやすい素材の服を着ない等といったことも、地味ですが、作業効率を上げてくれるのではないでしょうか。

まとめ

可愛いペットの抜け毛問題ですが、いくら対策しても完全に防ぐことは難しいこと。終わりのない作業なので、効率よく、有効な方法や道具を使って少しでも手間を軽くするようにしましょう。

いくつか試したものをご紹介しましたが、ほんの一部です。より楽な方法や便利な道具もあるかと思います。大事なのは、使う方が使いやすく負担が減ること、飼っているペットが嫌がらないこと、飼い主さんもペットも気持ちよく過ごせることです。周りの経験者や先輩から情報を聞くのもいいですよ。

※表示価格は、時期やサイトによって異なる場合がございます。詳細はリンク先のサイトでご確認くださいませ。

  • 本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

PICK UP -PR-

関連記事 RELATED ARTICLE

新着記事 LATEST ARTICLE

PICK UP -PR-