住まい 住まい
2018年10月28日 11:00 更新

家庭菜園で育てやすい! 初心者向けの秋植え野菜5選

秋はガーデニングには最適な季節。そこで今回は、庭やベランダでも栽培できる野菜で、初心者でも育てやすいものをピックアップ! これをきっかけに、秋植え野菜を育てて、家庭菜園を楽しんでみませんか?

こんにちは♪ キャラ弁・フラワーケーキ講師のよんぴよままです。

お弁当作りをしていると、ほんの少しの量の食材が欲しくなる時があります。彩りと栄養を入れたくても、少量だけなので、無駄にすることなく上手に使いきるためには少し工夫が必要です。もしこれが家庭菜園で必要な分だけその都度収穫できたら……そう思ったことは一度や二度ではありません。特に傷みやすい葉物野菜は、価格の変動も激しいので、いつも新鮮な状態で収穫できると家計的にも助かりますね♪

でも、育てるのが難しい&収穫まで時間がかかるものは、家庭菜園初心者にはハードルが高すぎる! と私のように思う方のために、初心者向きの育てやすい野菜を調べてみました。

秋の家庭菜園

Lazy dummy

家庭菜園で育てられる野菜や果物はいろいろありますが、初心者が始めるのに向いている季節は秋。その理由としては、

・涼しく作業がしやすい
・虫が減るので被害が減る
・雑草が少なくなる

などが挙げられます。

もちろん、秋はどんどん気温は下がっていくので、寒さに強い植物が向いています。あまり強くないものは、寒さが本格的になる前に収穫できるものです。越冬できるくらい耐寒性のあるものは、収穫が真冬や春になるものがあります。

おすすめ秋植え野菜5つ

Lazy dummy

今回は、秋に植える初心者向けの野菜を紹介します。初心者向けなので、管理が比較的簡単であること、収穫までの期間が早いことを重要ポイントとして選んでいます。

リーフレタス

Lazy dummy

リーフレタスはキク科の植物。レタスの中でも結球しないタイプで、葉は柔らかいのが特徴。葉の形や色のバラエティーが豊かで、サラダや料理の彩りとしても重宝します。葉が開いているためか、品種に寄りますが、通常のレタスに比べて栄養価が高いようです。βカロテン、ビタミン類、カリウムなどのミネラルが豊富です。

Lazy dummy

【種まき】2~4月、8~9月
【収穫】4~6月、10~11月

リーフレタスは、春と秋に栽培できます。種をまいてから2か月、苗を植えつけてから1カ月で収穫できます。初心者は苗を購入して始める方が簡単ですが、種をまくところから始めると、間引きするときにベビーリーフを収穫することができて、ちょっとお得な気分♪

Lazy dummy

植え付けから1カ月で収穫最適期を迎えるリーフレタスは、育てる期間が短く、すぐに楽しめるので初心者にはすごく嬉しい野菜。あまり長く栽培すると、葉が固く苦みが増すので注意。ジメジメする環境は葉を傷める原因になるので、あまり詰めて植えずに間隔をあけて、風通しを確保できるようにしましょう。

リーフレタスは連作ができないので、一度植えたら同じ場所に植えるのは2年ほど空けましょう。

水菜

Lazy dummy

以前は、京菜と呼ばれることが多かったアブラナ科の植物。近年は、全国的に水菜という名前で認知されました。古くから近畿地方では栽培されていた寒い季節の葉もの野菜でしたが、今では全国的に栽培されています。栄養的にはビタミンA、ビタミンC、βカロテンをはじめ、カリウムやカルシウム、マグネシウムなどのミネラルも豊富。

Lazy dummy

【種まき】4~5月、9~10月
【収穫】6~8月、11~1月

水菜は耐寒性も耐暑性もある植物です。秋植えをすると、葉も茎も柔らかく瑞々しくなるのですすねですが、春まきでも育てることができます。水が大好きで、土と水があれば育つと言われているほど。しっかりと水やりをしましょう。収穫は、春まきで60日ほど、秋まきで90日~120日くらいです。

Lazy dummy

大株になればなるほど、葉が固く、苦みが増します。柔らかいうちに収穫したものはサラダなどの生食に、大きく育ったものは鍋などに入れて食べると美味しく頂けます。

水菜も連作障害があるので、同じ場所に植えるのは1~2年空けましょう。

ほうれん草

Lazy dummy

ほうれん草は、ヒユ科の植物。涼しい環境を好み、寒さに当てると葉が柔らかく、美味しくなると言われています。ビタミンA、ビタミンB群、カルシウム、鉄分などが豊富なので、貧血の人には特におすすめな野菜です。鉄分だけを見ると小松菜などもっと多く含む野菜はありますが、ほうれん草は鉄分の吸収を高めるカルシウムやビタミンB群の一種である葉酸を多く含むので、効果的に摂取することができます。

Lazy dummy

【種まき】3~4月、9~10月
【収穫】4~6月、10~12月

ほうれん草も春と秋に種をまくことができますが、美味しいのは秋まき。冬の寒さに当てたほうれん草がおいしくておすすめです。秋まきですが、日当たりの良い場所なら11~12月でも植え付けをすることが可能です。収穫も1カ月~2カ月と早いので、すぐに味わうことができます♪

Lazy dummy

水が好きな植物なので、しっかり水やりしましょう。ただし多湿は苦手です。間引きして間隔をあけ、蒸れないようにしてあげてください。

ほうれん草も連作ができません。1年は空けてください。

カブ

Lazy dummy

カブはアブラナ科の植物です。丸く大きくなる根の部分だけではなく、地上部の茎や葉も食べることができます。寒い時期のものほど甘みが増します。根はビタミンC、葉はカロテン、ビタミンC、食物繊維が豊富。根の方にはアミラーゼという消化酵素が多く、胃もたれや胸焼けなどに良いと言われています。カブは世界中で古くから用いられ大きさや形、色もさまざまな品種があります。

Lazy dummy

【種まき】3~4月、9~10月
【収穫】5~6月、10~12月

春まき、秋まきができますが、初心者は秋まきの方が失敗がなく、実も美味しくなるのでおすすめです。種を土に直播して、育ってきたら間引きして、間隔をある程度確保してあげてください。

Lazy dummy

カブの収穫は、種を植えてから
■小カブ(直径5cm程度)…30~40日程度
■中・大カブ(直径5~15cm程度)…60~100日程度
で収穫期を迎えます。

ラディッシュなどは、1カ月ほどで収穫できるので、すぐに味わうことができていいですね♪ カブも連作障害が起きます。同じ場所では、1年ほど間を空けてください。

ニンニク

Lazy dummy

ニンニクはヒガンバナ科の植物です。球根部分を香辛料として多くの料理で活用されています。また、中華料理ではニンニクの芽として地上部も食用。栄養的にはビタミンB群、ビタミンC、カルシウムやカリウムやリンなどのミネラルが豊富。ニンニクの特徴的なニオイのもとであるアリシンは、ビタミンB1の吸収を助ける働きがあります。

Lazy dummy

【植え付け】9~10月
【収穫】5~6月ごろ

葉物野菜と違って、にんにくは収穫まで長く待たなくてはなりません。冬を越して温かくなってから成長期になります。少し気長に待ってくださいね。植え付けは、球根をばらして1片ずつ植えます。薄皮は付いたままで構いませんが、剥いた方が発芽が早いともいわれています。

ニンニクは抗菌効果や防虫効果も高いため、コンパニオンプランツとしても注目されています。病気や虫の被害が少なく、初心者向きです。

Lazy dummy

植え付けてから30日ほどで芽が出てきます。冬の間によく日に当て育ててください。春になると養分が根に蓄えられていきます。春に花芽が出てきますが、早めに花芽を抜いてください。花をそのままにすると、種を作るために栄養を消費して球根が大きく育ちません。

Lazy dummy

5~6月ごろになって休眠期になると、地上部は枯れてきます。黄色くなってきたら収穫期です。収獲した後は風通しの良い場所につるして数日乾燥させましょう。

ニンニクは連作しても大丈夫です。

まとめ

秋植えの野菜は葉物野菜が多く、寒さに当たるとより美味しくなるものも多いです。害虫や病気、雑草の心配も春よりも少なくなり、管理も楽な時期なので、初心者が家庭菜園を始めるのにはぴったりの季節です。1カ月~2カ月で収穫できるものはすぐに味わうことができるので、やる気もUPしますね! 鉢やプランターでも育てることができるものばかりなので、少ないスペースやベランダでも楽しめますよ♪

  • 本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

PICK UP -PR-

関連記事 RELATED ARTICLE

新着記事 LATEST ARTICLE

PICK UP -PR-