【専門家テク】アレンジの幅は無限大！ 100均ワイヤーネット活用法

こんにちは。ライフオーガナイザー®のうめだあさみです。

「ここにちょっとした収納があれば……」「大がかりなDIYは苦手」そんな小さなモヤモヤを抱えている方にオススメなのが、100円ショップで手軽に手に入るワイヤーネット。

カラーもサイズも種類豊富、バラエティに富んだ専用小物で、活用の幅は無限大！ ドライバーなどの工具は不要。簡単加工で、DIYに不慣れな方でも便利な収納スペースを作れちゃいます。

今回は、100均ワイヤーネットの便利な活用法を、わが家の事例でご紹介します。

行方不明になりがちな小さなピアスや、絡まるとやっかいなネックレス。壁にワイヤーネットを設置して、普段使いのアクセサリー収納をストレスフリーに。

フックピアスなら、そのままネットに引っ掛ければOK。ネックレスやブレスレットもS字フックを活用し、引っ掛ければ絡まりにくくなります。よく使うアイテムが一目で見渡せるので、お出かけ前の準備がスムーズに進みます。

取り出しやすいのはもちろん、戻すのもワンアクション。クローゼットの中や洗面所など、いつも取り外しする場所にスタンバイしておけば、外したまま置きっぱなし……もなくなります。

かさばりがちなシュシュや大きな飾りのついたゴムなどのヘアアレンジアイテムもスッキリ収納。意外とスペースがかさばるカチューシャも一緒に収納し、アイテムをひとまとめ。整然と並んだ見た目は、ごちゃつき感がありません。

お目当てのアイテムを見つけやすく、パッと手に取ることが可能。ガサゴソと探さなければならないカゴやボックスへの投げ込み収納に比べ、見た目も機能も桁違いです。

これなら集中してヘアアレンジに取り組めますね。

収納に困る帽子類。出し入れの面倒なボックスなどに収納してしまうと、なかなか手が出しにくく、ついつい遠のいてしまいがち。せっかくのアイテム、使いこなしたいですよね。

クローゼット内の壁に設置したワイヤーネットに引っ掛ければ、省スペース。出し入れも簡単、気軽にサッと手に取れるので、コーディネートの幅も広がります。

クローゼット内なら、置き場に悩む消臭スプレーやブラシなどの専用スペースとしても活躍するはずです。

ワイヤーネットはお洗濯の場面でも便利。
お日様にはしっかり当てたいものの、ハンガーに掛けると伸びてしまうニット類を干すときに活躍します。

ワイヤーネットの両端をスラックスハンガーで挟み、物干し竿に掛ければ、通気性のいい平干しスペースに。未使用時は、片方のスラックスハンガーを外せばジャマになりません。

スラックスハンガーは四隅を吊ることが目的。お手持ちのS字フックや、紐で代用してもOKです。

100均ショップには、ワイヤーネット専用のかごやトレイも種類豊富。専用アイテムなので、手間いらず。引っ掛けるだけで簡単に収納力がアップしちゃいます。

デスク前に立てかけたワイヤーネットに、ペンスタンドとトレイを設置すれば、壁面を活用した文房具収納に早変わり。机にペンスタンドを直置きするより省スペースです。机が広く使えて、勉強や仕事もはかどります。

花瓶や小さな観葉植物。いつもと違う飾り方はいかがですか？ ペンスタンドなど、深さのある専用小物に花瓶や鉢を入れれば、観葉植物の壁面インテリアに。

棚の上に置かれた観葉植物もステキですが、壁面に飾るとまた違う印象。高低差を活かした飾り方で、インテリアもワンランクアップ！

手で簡単に折り曲げられることができるのもワイヤーネットの魅力。一辺を折り曲げ、壁に引っ掛ければラックの完成です。

ぬいぐるみを収納したり……

お気に入りの小物や本を収納して、インテリアとして活用しても。

収納したいアイテムに合わせ、高さや幅は自由自在。折り曲げるだけでオリジナルのラックがお手軽に作れるのは嬉しいですね。

強い力で直角に折り曲げると、ワイヤーの継ぎ目が切れてしまう可能性が。折り曲げる際は"軽い力でゆる～く"がポイントです。

ネジやドライバーなどの工具を使わずとも、棚板や簡易棚の作成が簡単。大がかりなDIYが苦手でも、自分好みの収納スペースを作ることができちゃいます。

戸棚の中で突っ張り棒と組み合わせ、棚板として。設置したい高さに突っ張り棒を2本セットし、ワイヤーネットを乗せれば完成です。

結束バンドで固定すれば、安定感もアップ。ワイヤーネットのガタつきを防止します。

キッチン収納棚の中に作成した棚板。そのままではデッドスペースとなる場所が、ジャストサイズの水筒収納スペースに早変わり。ネジや釘を打つよりも簡単・お手軽。高さの微調整も突っ張り棒ならすんなりと。設置してから「もう少し上にしたかった……」という細かいながらも、気になる小さなこだわりにもしっかり対応可能です。

結束バンドがあれば、立体的な簡易棚の作成もラクラク！

冷蔵庫と食器棚の細い隙間に、結束バンドでワイヤーネットを固定しただけの簡易ラックを。常温保存の野菜を置くスペースとして活用しています。

等間隔なネットのおかげで、高さ調整も簡単。わざわざメジャーで測る手間もありません。

不要になったら、ハサミで結束バンドをカットすればOK。面倒な解体作業もあっさり終わります。

ネジフックを活用して、空中にも収納スペースを。棚の一部にスペースを作りたいときや、突っ張り棒が使えない場所などにオススメです。

設置したい場所にネジフックを取りつけ、引っ掛けるだけ。

わが家では食器棚の炊飯器置き場には普段使いの弁当箱を収納しています。折り曲げたワイヤーネットをネジフックで吊り、上部のデッドスペースを活用することで、収納が2倍に。

小さなお子様やペットの安全対策としてもワイヤーネットが活躍！ 今までより少し難易度はUPしますが、コツを掴んでしまえば簡単です。

2階の寝室。窓のそばにベッドがあるため、背の低い子どもでも開閉が可能。身を乗り出し、窓を乗り越えてしまっては大変です。

窓の大きさに合わせ、結束バンドでつなぎ合わせたワイヤーネット。窓枠付近の壁に取りつけたフックに、結束バンドで固定すれば完成。障害物がひとつあるだけで、安心感が違います。

壁に固定するなら、丸フック＆結束バンド。がっちり固定で外れてしまうことはありません。。

わが家の場合、開閉する機会が少ない吹き抜けの窓のため、四隅をがっちり固定で問題ナシ。

開閉する機会が多い窓に設置する場合は、一辺をフックに引っ掛けて。ワイヤーネットを少し持ち上げてあげれば、フックから簡単に外れるので、窓の開閉操作もラクラクです。

猫と暮らす実家の浴室入口には、ワイヤーネットで作ったフェンスを。侵入を防ぐことで、水の入った浴槽への転落を防止します。

ワイヤーネットを繋ぎ合わせるなら、やっぱり結束バンド。網目の部分を交差するように固定すれば、上下のズレやガタつきを防ぎます。

縦に2枚を繋ぎ合わせると、ドアの様に開閉可能。縦一方をがっちり固定し、もう一方をフックなどで取り外し可能にすれば、開閉自在な簡易フェンスの完成です。

実家の場合、ワイヤーネット1枚分を壁とチェストの隙間に差し込んで固定。重い家具などがある場合は、わざわざ壁に穴を開けずとも、固定ができる可能性も。

「まだ若い！」とちょっとした高さなら、またいで乗り越えようとする両親。実際には足元が不安なお年頃なので心配です。

扉の様に開閉ができれば、面倒くさがりな両親も納得。乗り越えようとすることもなく、人にとっても、猫にとっても安心の安全対策です。

もっとも、専用アイテムに比べ安価に安全対策が叶う反面、お子さまの年齢やペットの体の大きさによっては、十分な対策とは言い難い場合も……。安全対策として活用する場合は、ご家庭の状況を考慮し、活用していただけると幸いです。

100円ショップで手軽に手に入るワイヤーネット。引っ掛け収納としてそのまま使うもよし、専用アイテムを活用したり、立体的に組み立ててもOK。簡単に自分好みのオリジナルな収納が作れます。

活用法は無限大のワイヤーネットで、収納やインテリアをワンランクアップしてみませんか。