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2021年01月10日 17:20 更新

超便利!【冷凍玉ねぎ】の冷凍方法と使いやすい保存法テク

じっくり火を通して甘みを引き出した玉ねぎはおいしいですが、時間と手間がかかります。これを短縮できるのが冷凍玉ねぎ。今回は冷凍玉ねぎの保存方法と使い方をご紹介します。

こんにちは♪ キャラ弁・フラワーケーキ講師のよんぴよままです。

常備している野菜の代表といえば、日持ちのする根菜類。そのなかでも特にいろいろな料理で活躍する玉ねぎは、我が家でも切らさないようにしています。価格が安いときはまとめ買いすることも多いですが、保存のきく食材だと安心していたら、傷んでしまった! ということもありますよね。

冷凍玉ねぎ

玉ねぎは独特の香りと辛味があり、加熱すると果物にも負けないほどの甘みを持った食材です。生食と加熱、それぞれの魅力がありますが、今回は特に甘みを手軽に引き出せ、調理時間を大幅に短縮できる冷凍玉ねぎに注目してみましょう!

冷凍玉ねぎのメリット

冷凍玉ねぎ

玉ねぎは冷凍することで様々なメリットがあります。もちろん冷凍する前と後では味や食感に違いがあるのですが、冷凍ならではの便利さやおいしさがあります。

①保存期間が長くなる

玉ねぎは乾燥している環境・皮付きの状態ならば、2カ月程度常温で保存できるので、冷凍による保存期間の延長を目的として手間をかけるのは、ちょっと動機が弱く感じますが……湿度が高い季節は腐ったり、芽が伸びてきてしまったりするので、そんな季節には冷凍して確実に保存するのはいいかもしれません。

切った玉ねぎが余ってしまった場合、冷蔵庫で数日持ちますが、すぐに使わないならば冷凍してしまうのはいいですよね。冷凍保存でおいしく食べられる目安は1カ月程度になります。

②使いたいときにすぐ使える

玉ねぎを使うときは、皮をむいて切ってから使いますが、ここまで済んでいて、すぐに調理に取り掛かれたら、忙しいときや時間のないときにとても助かります。

③使いたい量を少量からでも

少量だけ玉ねぎを使いたい、そう思って皮をむいて少しだけ切り出すのは億劫ですよね。冷凍玉ねぎなら、使いたい分だけ、ほんの少量でも取り出して使うことが可能となります。意外とこれが便利。

④火が通りやすく味がしみ込みやすい

元の食感には戻りませんが、解凍しただけで柔らかい状態になります。このおかげで加熱時に火が通りやすく、味も浸み込みやすくなります。

⑤辛みが減る

冷凍することで、玉ねぎ特有の辛み成分が壊れてしまいます。この風味が好きな方にとってはデメリットとなりますが、辛みが苦手な方や小さな子どもがいる場合には食べやすい味に。また水にさらす手間も省けます。

⑥時短が叶う!

あらかじめ時間のある時に、冷凍保存しておくことによって、細々した下準備をまとめて済ませることができます。実際に調理するときには、必要最小限の手間と時間で、しかもおいしく仕上がるといういいことばかりなんです。

使いやすい冷凍方法①カット冷凍

冷凍玉ねぎ

冷凍玉ねぎを使いやすくするには、冷凍の仕方が大切です。実際に使うメニューを考え、使いやすい形にしておくことが必須となります。この“使いやすい形”は、人それぞれで違いがあると思いますが、特に便利なのがみじん切りと薄切り。この2種類があれば、多くの料理に対応できます。

冷凍玉ねぎ

切った玉ねぎはフリーザーバッグに入れて保存します。できるだけ空気を抜いて口を閉じ、厚みを均一にします。1袋に多く詰めすぎると取り出しにくくなるので、薄く平らにするのがコツです。保存期間や内容量がわかるように書いておくと使いやすいです。

冷凍玉ねぎ

おいしさをキープするには、急冷凍することが大事。金属バットに乗せて冷凍庫へ。厚みを押さえると、急冷凍もしやすくなります。

冷凍玉ねぎ

しっかり冷凍できました! 硬くなれば立てて保存しても大丈夫。冷凍庫に出し入れしやすい状態で保存してください。

冷凍玉ねぎ

みじん切りの玉ねぎを使うときは、手でポキっと折って使いたい分だけ出して使います。解凍してしまうと、再び冷凍してもガクッと味が落ちてしまうので、使わない分はすぐに冷凍庫に戻しましょう。

冷凍玉ねぎ

薄切りの玉ねぎは、冷凍後に袋の上からグシャっと力を加えると崩れます。

冷凍玉ねぎ

バラ冷凍状態になるので、使いたい分だけ出せるようになります。

使いやすい冷凍方法②下味冷凍

下味冷凍 冷凍玉ねぎ

もうひとつは、玉ねぎだけでなく、他の食材も一緒に調味料も加えて冷凍する方法です。料理のキットを冷凍する状態になるので、メニュー決めの手間も省き、迷わず料理をスタートさせることができます。いろいろなメニューに対応はできませんが、これを活かしたアレンジメニューを生み出すこともできます。

冷凍玉ねぎの使い方

冷凍玉ねぎ

冷凍玉ねぎは、解凍すると食感が柔らかになり、辛味も薄まります。自然解凍すると水分とともに旨みも抜けてしまうので、調理するときには解凍しないで凍ったまま加熱をするのがおすすめです。煮込み料理でも、炒め物でも、出してすぐそのまま使います。加熱料理ならば、通常の玉ねぎを使うのと同じように使ってください。

下味冷凍 冷凍玉ねぎ

下味冷凍したものも、解凍しないでそのまま加熱可能です。袋からすべて出して加熱してください。

冷凍玉ねぎ

水っぽくなってもいいものであれば、生食も可能です。その場合は自然解凍して使用しても大丈夫。

冷凍玉ねぎを使った時短レシピ

冷凍玉ねぎ 冷凍玉ねぎレシピ

基本的には通常の玉ねぎと同じように料理に使えますが、その中でも特に冷凍玉ねぎならでは時短できるメニューをピックアップしました。それぞれ、さらに活用して料理に取り入れることができるので試してみてください。

飴色玉ねぎ

冷凍玉ねぎ 冷凍玉ねぎレシピ 飴色玉ねぎ 時短レシピ

冷凍玉ねぎの能力を最大限に活かせるのが、飴色玉ねぎ。本来はじっくりと1時間程度付きっきりで炒めて完成させるものですが、冷凍玉ねぎを使えば10分ほどでできてしまうんです。玉ねぎの甘みと旨みを出しやすくなっている冷凍玉ねぎならではの、時短とおいしさ。水分も出やすい状態なので、水を足すこともなくできてしまいます。

【材料 玉ねぎ1個分】
・冷凍玉ねぎ(薄切り)…1個分
・バター…10g

冷凍玉ねぎ 冷凍玉ねぎレシピ 飴色玉ねぎ 時短レシピ

【作り方】
①フライパンに冷凍玉ねぎを出して、バターと一緒に強火で加熱。
②水分が飛んできたら、中火~弱火にして炒める。
③飴色になったら完成。

わかりやすいように、スマホのタイマーを横に置いて炒めてみました。最初は解凍してくるとともに、どんどん水分が出てきます。水分が多いうちは強火で一気に飛ばします。3~5分経過すると水分がなくなり、玉ねぎに色が付きはじめます。焦げやすくなってくるので火を弱め、よく混ぜながら炒めていきます。8分程度経過すると、この通りの飴色に。

飴色玉ねぎは、甘みと旨みがたっぷり。これだけで食べることはあまりありませんが、さまざまなメニューのベースになります。

オニオングラタンスープ

冷凍玉ねぎ 冷凍玉ねぎレシピ 飴色玉ねぎ 時短レシピ オニオングラタンスープ

飴色玉ねぎを使った料理で人気なのが、オニオングラタンスープ。飴色玉ねぎが主役の1品です。玉ねぎを炒めるところから作ると、通常の作り方では1時間半くらいかかりそうですが、冷凍玉ねぎを使うと、トータルで30分かからずにアツアツのオニオングラタンスープが完成します。

【材料 2人分】
・冷凍玉ねぎ(薄切り)…1個分
・バターA…10g
・塩こしょう…適量
・水…300ml
・固形コンソメ…1個
・バターB…10g
・ガーリックパウダー…適量
・バゲット…4切れ
・チーズ…40g
・パセリ…適量

冷凍玉ねぎ 冷凍玉ねぎレシピ 飴色玉ねぎ 時短レシピ オニオングラタンスープ

【作り方】
①冷凍玉ねぎとバターAを炒め、飴色玉ねぎを作る。
②①に水とコンソメを入れて温め、コンソメを溶かしてスープにする。塩こしょうで味を調える。
③スープカップに②のスープを注ぎ、バターBとガーリックパウダーをのせたバゲットを入れる。
④チーズをのせる。
⑤250℃に予熱したオーブンで8~10分ほど、焼き色が付くまで焼く。
⑥刻んだパセリをかける。

冷凍玉ねぎ 冷凍玉ねぎレシピ 飴色玉ねぎ 時短レシピ オニオングラタンスープ

飴色玉ねぎ作り→約10分
スープを作りバゲットとチーズを乗せる→約5分
オーブンで焼く→約10分

手際よく作れば、トータルで25分程度。オーブンの予熱はタイミングを見てあらかじめしておくようにするとスムーズです。しっかりコクのあるオニオンスープがおうちでも食べられます♡

万能玉ねぎソース

冷凍玉ねぎ 冷凍玉ねぎレシピ 時短レシピ 玉ねぎタレ

肉でも魚でも野菜でも合う玉ねぎの万能ソースです。冷凍玉ねぎを使うと、あっという間に旨みのしっかり感じられるソースが完成します。

【材料】
・冷凍玉ねぎ(みじん切り)…100g(1/2個程度)
・大葉(千切りにしておく)…5枚
・ごま…大さじ1
・ポン酢…大さじ3
・ごま油…大さじ1
・しょうが汁…小さじ1/2
・レモン汁…小さじ1/2

しょうが汁やレモン汁はお好みで。ほかの調味料も、使う料理や好みで量を調整してください。

冷凍玉ねぎ 冷凍玉ねぎレシピ  時短レシピ 玉ねぎタレ

【作り方】
①取り出した冷凍玉ねぎのみじん切りをボウルに入れる
②ほかの材料を全部①に入れ、混ぜる。
③耐熱容器に入れ、ラップをせず電子レンジ600wで3分加熱する。

加熱することで、玉ねぎの甘みがより感じられるようになりますが、辛みを残したい場合は加熱しないで完成にしてもOKです(冷凍したことで辛みは弱くなっているので、玉ねぎを水にさらす必要はありません)。

冷凍玉ねぎ 冷凍玉ねぎレシピ 時短レシピ 玉ねぎタレ

茹でたキャベツとスモークサーモンを玉ねぎソースで和えてみました。玉ねぎの旨みと合わさって、大人も子どもも食べやすい味に。肉や魚のソテーにかけたり、サラダのドレッシングとして使ったりしても◎。

しょうが焼き

冷凍玉ねぎ 冷凍玉ねぎレシピ 時短レシピ しょうが焼き

今度は下味冷凍のレシピのなかから、定番のしょうが焼きを紹介します。

【材料 2~3人分】
・豚小間肉…200g
・玉ねぎ…1/2個
・しょうが…2片
・醤油…大さじ1.5
・はちみつ…大さじ1

冷凍玉ねぎ 冷凍玉ねぎレシピ 時短レシピ しょうが焼き 下味冷凍

【作り方】
①玉ねぎは薄切りに、しょうがはすりおろす。
②フリーザーバッグに材料をすべて入れ、袋の上から揉み込む。
③空気を抜いて口を閉じ、冷凍する。

フリーザーバッグにすべての材料を入れて冷凍するだけです。

冷凍玉ねぎ 冷凍玉ねぎレシピ 時短レシピ しょうが焼き 下味冷凍

【豚のしょうが焼き 作り方】
①フリーザーバッグの中身をフライパンに入れ、崩しながら炒める。
②水分が飛んだら完成。
(仕上げのときにしょう油小さじ1/2を加えると、香りが引き立つのでお好みで)

こちらは、解凍しても凍ったままでも調理できます。凍ったまま加熱すると、火が通るまで時間がかかるので、水を少量加えて蒸し焼きにし、ある程度解凍してきたら崩して仕上げる方法でもOK! 玉ねぎから出る水分も調味料となって、旨みや甘みとなります。

下味冷凍のレシピはこちらでも紹介しています。玉ねぎを使用したレシピもあるので、使い方など参考にしてみてください。

こちらでも玉ねぎレシピを紹介しています。

まとめ

玉ねぎは冷凍するとメリットがたくさんあります。冷凍することで得られる特長を活かしてあげると、短時間の調理で旨みや甘みを引き出せます。より使いやすくするには、バリエーションよく使えるカット冷凍方法と、1品が完成できるキットにして下味冷凍する方法があります。ご家庭によって使いやすい形にして、冷凍玉ねぎを活用してみてください。

  • 本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

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