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2020年12月24日 17:30 更新

裁縫の知識や型紙がなくてもOK! 30分でできる簡単リメイク子供服

子どもの成長は早く、衣替えの度にサイズアウトになった洋服がどっさり。下の子に着せたいと思っていても、上の子と下の子に年の差があると保管期間が長くなり、お下がりの存在を忘れてしまう、スペースの確保が難しい、などの問題が……。そこで今回は、上の子のサイズアウトした服を下の子用にリメイクしてみたのでご紹介いたします。

こんにちは。
リユースオーガナイザー®の佐藤美香です。

わが家には、高校2年生、中学2年生、4歳の3人の娘がいます。長女は年ごろになって好みも体形も変わり、次女もまだまだ成長期、三女もどんどん大きくなるので、衣替えの時期には、サイズアウトした洋服がたくさん。

今までサイズアウトした洋服は、親戚や友人など譲り先があるものは、相手のお子さんが着られるうちに早めに届け、譲り先がないものは、地元の自治体の回収日に出していました。けれども、最近はコロナウィルスの影響で、回収がストップ。「回収再開まで、保管場所をどうしよう?」という悩みが発生。

それならば、今使えるようにしたいと思い、リメイクして下の子が着られるようにすることにしました。といっても、裁縫の知識があるわけではなく、型紙も持っていない……。それでも、もともと手放すつもりの洋服なので、気負わず取りかかることができます。

【1】もともとの形を活かして! 手間なしワンピース

まずは、できるだけ手間がなくて作れるものをと思い、長袖のカットソーの袖の付け根部分の糸をほどくだけの簡単ワンピースを作ってみました(赤線部分)。Tシャツのポケットの糸もほどき、ワンピースのポケットとして使います(青線部分)。

カットソーを利用して、小さな子どものワンピースを製作

上の子のサイズアウトした服とはいえ、大人用のSサイズでしたので、もともとのカットソーの袖を外しただけでは、小さい子が着るには、腕の付け根の部分が少し空きます。とはいえ、家で着るには十分のワンピースができました。また、外した袖も活用します。

大人サイズのカットソーの袖を外せば、子ども用のワンピースの出来上がり。

それぞれの袖のサイドの糸をほどき、縦に半分にカットしたら、上下につなぎ、長い筒形を2本作ります。1本は端の始末をして、結わいてリボンに。もう1本は、ゴムを通して輪にしました。輪にリボンを縫いつけたら、ワンピースとおそろいのリボン付きターバンの出来上がりです。

外したカットソーの袖を活用し、リボン付きのターバンを作る

【2】もう一工夫! 手間なしワンピース

目の前で、自分の服ができあがっていくのがとてもうれしかったようで、娘がリメイクワンピースをよく着るようになりました。そこで、今度は腕の付け根部分に一工夫。

子供用ワンピースを型紙代わりに使い、大人用カットソーを裁断

カットソーの上に、娘のジャストサイズのワンピースを型紙代わりに置いて重ね、袖と肩部分に線を引きます。(赤線部分)。首まわりですが、前部分はもともとのワンピースの縫い目をそのまま活かし、うしろ部分だけ線を引きます(青線部分)。サイドと裾も、そのまま採用。

子供用ワンピースを型紙代わりに使い、大人用カットソーをワンピースにリメイク

2着目のワンピースのできあがりです。

【3】シャツでも作れる! 手間なしワンピース

カットソーだけでなく、シャツでも簡単にワンピースが作れます。

シャツの肩・袖をリメイクして、子供用ワンピースを作る

いつも着ているワンピースの肩と腕の付け根部分を書き写したら(青線部分)、腕の付け根下部分から裾まで斜めに線を引きます。あとは余分な部分を切って、線の通りに縫うだけ。

子どものよく着ていたシャツをリメイクして、下の子のワンピースを作る

シャツワンピースのできあがりです。上の子がよく着ていたシャツを、下の子も着られるようになってうれしいです。しかし、カットソーで作ったワンピースのほうが着心地がいいようで、シャツワンピースの出番はあまりありませんが……(汗)。

【4】伸縮性のあるレギンスが活躍! 簡単ズボン

ワンピース姿はかわいいのですが、「お腹が冷えないか?」と心配になります。そこで、上の子のきつくなったレギンスで、ズボンをつくることにしました。

伸縮性のある生地でできたレギンスを、子ども用のズボンにリメイク

長さを確認するため、よく履いているズボンを上に重ねます。もともと細身で、伸縮性のある生地でできたレギンス。お腹まわりは直さなくても大丈夫でした。裾部分だけ裁断して、内側に縫いました。裾を直すだけで、ズボンになるなんて、確認してみるものですね。得した気分です。

【5】袖の太いトレーナーで! 簡単短パン

サイズアウトした洋服の中には、トレーナーもありました。ワンピースにするには丈が足りないのですが、袖が太く、生地の面積は大きいので、できれば何かに活用したい……。そこで、袖部分を切り取り、短パンを作ることに。

トレーナーの太い袖を使って、子ども用の短パンを作る

切り取った袖の生地を半分に折って片側を輪にしたら、よく履いている短パンを半分に折ってのせ、縫う場所に線を引いていきます。

子供用の短パンを半分に折り、右側・左側の型をとったら、合わせて縫っていく

右側・左側とそれぞれ線を引いたら、2枚の内側部分を合わせて縫います。そのあとに、お腹まわり・裾を縫ったら、できあがりです。

着古したトレーナーの袖で、作った短パンは履き心地がよく家着に最適

トレーナーの生地が柔らかく、履き心地のよい短パンができました。

まとめ

リメイクというと、とても手間がかかるイメージがありましたが、いざやってみるとどれも30分程度。「着てくれるかな?」と不安もありましたが、自分の服が目の前でできあがっていく様子に、終始ワクワク。今回のリメイクをきっかけに、娘がミシンに興味を持ち挑戦するようになったのも、思わぬ収穫でした。以前に比べ、家に居る時間も増えているかと思います。親子で楽しめるリメイク、おすすめですよ。

  • 本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

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