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2020年10月02日 22:48 更新

セリアのコースター敷物メーカー | レース編みが初心者でも簡単に!

子どもでも簡単に編み物が楽しめてしまう、セリアの「ペットボトルカバーメーカー」。「え? 初めてでもこんなにキレイな編み目にできるの!?」そんな驚きを感じるかもしれません。今回はこの「ペットボトルカバーメーカー」の使い方や、どんなものが作れるのかを紹介します。

こんにちは♪ キャラ弁・フラワーケーキ講師のよんぴよままです。

私が初めて編み物に挑戦したのは小学生の時。棒針編みをしようとしたのですが、表目を編めなくて撃沈。つまり、1段も編むことなく挫折してしまいました。

1年後に、再挑戦してようやく編むことができてから夢中になり、いきなりセーターを完成させました。今思い返すと初めて編んだセーターはとても着られる代物ではありませんでしたが、細い毛糸から物が作りあがっていく過程の面白さと達成感で大満足でした。

あの時は、再挑戦しようという気になりましたが、もし諦めたままなら編み物とはそれっきりだったかもしれません。自分が、親になってみて、子どもが何かに挑戦して失敗したときに、ふてくされて「もうやらない!」と何度言われたことか。もし、もっと挑戦しやすいやり方や道具があったら、達成感や喜びを得られたのに……と思ったことは1度や2度ではありません。

そんなことを思い出したのは、セリアの「編み物メーカー」を見た時です。もし、これが私が子どもの時にあったら、表目1つできなくてがっかりすることなんてなかったのに! こんな便利なものが100円で手に入るなんて!

編み物の経験がなくても、簡単に編み物の楽しさを味わえる「編み物メーカー」が、セリアには何種類もあるんです。「ポンポンボールメーカー」「マフラーニットメーカー」などがありますが、今回はその中から「ペットボトルカバーメーカー」を使ってみました。

セリア「ペットボトルカバーメーカー」とは

ペットボトルカバーは筒状になっています。筒状にするためには2枚を1つに貼り合わせるか、初めから筒状に作らなくてはいけません。このセリアの「ペットボトルカバーメーカー」は、丸い円になった本体を使って筒状に編み上げていく道具です。

入っているものはこの2つ。本体と編み棒です。編み上りは棒針で編んだようになりますが、このメーカーの編み棒はまるでかぎ針のようです。

作り方は台紙に載っているので、それに従って編んでいきます。基本的な方法は昔流行ったリリアンに似ています。

ペットボトルカバーを作ってみよう♪

ペットボトルカバーを作るのに、セリアで購入したこちらの毛糸を使用しました。「cake」は、ボーダー柄が編めるアクリル毛糸。ペットボトルカバーの場合、幅がそこまで広くないので、ボーダーにはなりませんが、途中で毛糸を変えたりしなくても色が変わって2カラーになります。

糸の掛け方

まずは毛糸の端を玉結び。結び目を下にして毛糸をスリットにはさみます。玉結びにしないと毛糸が抜けるので、必ずしっかり止まるように結んでくださいね。

毛糸を掛けていきます。

本体には1~18までの掛け棒があります。上部には外向きにかぎがあり、毛糸が抜けないようになっています。また、かぎの下はくぼみがあって編み棒が毛糸をすくいやすくなっています。

毛糸は掛け棒の後ろから回して1周して隣の掛け棒へ。これを1~18まで繰り返します。

全ての掛け網に毛糸を掛け終わったら、いったん毛糸をスリットにはさみます。掛けた毛糸が、掛け棒の根元にいくように指で押してから、スリットから毛糸を外してもう1周同じように毛糸を掛け棒に掛けていきます。全ての掛け棒に毛糸が2段かかっている状態になったらスリットに毛糸をはさんで準備完了です。

編み方

それでは編んでいきましょう♪

2段になった毛糸の下の段を編み棒のかぎ部分ですくって、掛け棒の上から向こう側に外していきます。これを繰り返して1周し、すべての掛け棒の毛糸が1段になるようにしましょう。この掛け棒は、下が少し太く、上に向かって細くなっています。その形状が、くぼみ部分に編み棒のかぎが入りやすくしてくれ、毛糸をすくいあげるのがスムーズに。掛け棒の先のかぎの形も、しっかりと毛糸が抜けにくいようになっているので、下の段を引っ張り上げても上の段の毛糸が抜けません。これは大事なポイント!

1周編みあがったら、掛け棒にかかっている毛糸は1段だけになります。次の段を編むためには再び、毛糸をクルクルと掛けていかなくてはいけません。スリットにはさんでいた毛糸を外して、最初と同じように掛け棒に毛糸を掛けて1周します。すべての掛け棒に毛糸が2段かけられたらスリットにはさんで、また同じように編んでいきます。

これを繰り返して、好きな長さまで編み上げていきます。単純作業なので、途中で中断しても大丈夫。難しい編み図などもなくても筒状に編み上げることができます。

仕上げ

好きな長さまで編めたら、糸を掛け棒から外して仕上げていきます。すべての掛け棒に毛糸が1段かかっている状態になったら、毛糸を30cmほど残して切り、針に毛糸を通します。1から順に、掛け棒にかかっている毛糸の下から針を通して掛け棒から外していきます。

すべて外したらゆっくり毛糸を引っ張ります。毛糸用の針を出しましたが、編み棒のかぎと反対側に毛糸を通す穴がちゃんとありました。このまま使えるようになっているんですね! よく考えられています。

絞った中心から編み棒を通してからひっくり返し、毛糸を玉止めしてから毛糸が目立たないように隠します。

表に戻して完成です♪ 網目がきれいですね! 普通に棒編みする場合は、力加減が一定でないと網目がきれいにできないのですが、このメーカーを使うと、本体がカチッと動かないので、幅や力加減が均一になり、網目がきれいになります。編み物初心者でも、子どもでもきれいにできますよ~♪ これは嬉しいですね。

網目の隙間が結構ありますが、密度がしっかりある方が好みの場合は、もっと太めの毛糸を使った方が良さそうです。また、毛糸は伸縮性に富み、柔らかい感触で保温性もある反面、伸びてしまう性質もあるので、がっちりしたカバーを作りたいときは伸縮性のない糸や布などの素材を使うといいかもしれません。

途中で毛糸の色が変わりました。毛糸を付け替えればボーダー柄や部分的にラインを入れることもできます。レースを付けたり、タグを付けたりしてオリジナリティーを出しても良いですね♪

ペットボトルカバーメーカーでどんなものが作れる?

ペットボトルカバーメーカーは、ペットボトルのサイズに合わせてあるので、大きさを変えることはできません。じゃあ、これしか作れないってこと? と思いますが、そんなにペットボトルのカバーはいりませんよね(笑)。

頭を空っぽにしてひたすら編み上げる時間は、意外と癒し効果もあっていいのですが、それでもたくさんペットボトルカバーを作ると飽きてしまいます。同じ単純作業だけれども、ちょっと違うものを作れないか? と思う方も多いのではないでしょうか。

そんな時は、筒状のものが編める、ということに注目して柔軟に考えてみましょう。幅を変えることはできませんが、長さは自由に変えることができます。

同じ毛糸で色が変わるのに合わせて短く編んでみました。可愛い帽子に見えます。このままディスプレイとして飾ってもいいかもしれません。

ポンポンを付けたら可愛さ倍増♡ お人形さんやぬいぐるみの帽子にもできそうです。いくつかつなげてガーランドにしてもかわいいですね。我が家の猫ちゃんに被せて写真を撮ろうとしたら逃げられてしまいました。残念!

空き瓶に被せたらちょうどいいサイズ! 縁にレースを付ければ、ガーリーな器になりました。花瓶にしても、ペン立てや小物入れにしても使えます。

レースでフックを作ると、そのまま下げて使える袋に変身。

ちょっとした小物を入れることができます。小さくて迷子になってしまうものを入れてみたらどうでしょう?

レースを縁に波縫いの様に網目の隙間に通していけば、口を絞って巾着ポーチにもなります。口の開け閉めを考えると、レースは引っかかって滑りが悪いので、ひもや毛糸の方がいいかもしれません。

かぎ針で鎖編みを編んでボタンと一緒に取り付ければ、ミニバッグに。このまま飾りにしても、小さなものを入れて整理するのにも使えそうです。飴やチョコを入れてちょっとしたプレゼントに添えても可愛いです。いろんな色の毛糸で作ってみたくなります♪

端をしぼませなければ筒状のままなので、アームウォーマーやレッグウォーマーも作れます。

同じ大きさでも、長さや使う糸で意外とアレンジできる「ペットボトルカバーメーカー」。今回使った毛糸では1玉でこの4点作ることができました。風合いの違う糸を組み合わせたらもっと違う雰囲気にもでき、面白いものができそうです。

まとめ

編み方はとっても単純な作業の繰り返し。編み物に挫折した人でも、小学生(幼稚園児でも結構できます)でもきれいな編み目ができます。凝ったものを作りたい方には物足りないかもしれませんが、無心で何か作りたい、ちょっとした隙間時間にもの作りがしたい、編み物初心者だけど編んでみたい、そんな方にはぴったりです。ペットボトルカバーだけでなく、長さや組み合わせるパーツを変えれば思ったよりもアレンジができるので、いろいろ作ってみてくださいね。

  • 本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

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