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2019年03月06日 17:30 更新

包丁の切れ味を復活させる! 刃物のお手入れ方法とは?

包丁の切れ味が悪いと、野菜や肉を切るときにイライラしてしまいますよね。そこで今回は包丁の切れ味が良くなるお手入れの裏技をご紹介します。キッチンにある意外なものを使って手軽にできる方法なので、ぜひ真似してみてください。

包丁の切れ味を復活させる方法①:アルミホイルを切る

Photo by Dennis Klein on Unsplash

アルミホイルを包丁で切る

包丁のお手入れ方法で最も簡単なのが、家庭にあるアルミホイルを使う裏技です。包丁でアルミホイルを切るだけで切れ味が復活するので、すぐ実践しやすいのがポイント。

【用意するもの】
・包丁
・アルミホイル

【やり方】
1.アルミホイルを適当な大きさにカットして丸めます。
2.包丁でアルミホイルを切りましょう。

アルミホイルを複数回切ったら、野菜や肉などを切って切れ味を確認してみてください。

なぜアルミホイルで切れ味が復活するの?

アルミホイルはその名の通り、アルミニウムから作られています。アルミニウムは柔らかい金属の一種で、固体から液体に変わる温度が低いという性質を持っています。そのため、刃物でアルミニウムを切ると摩擦熱によってアルミニウムが溶け、刃物にできた小さな傷に入り込んで表面をなめらかに補修してくれるのです。

アルミニウムを使った裏技は包丁だけではなく、切れ味の悪いハサミでも同じような効果が期待できます。ハサミの切れ味を良くしたい場合は、丸めたアルミニウムだと切りにくいので、丸める前の状態で複数回切ってみてください。

包丁の切れ味を復活させる方法②:茶碗の裏で研ぐ

Photo by Tom Crew on Unsplash

砥石代わりに、茶碗の裏が使える!

包丁は砥石だけではなく、茶碗の裏を使って研ぐこともできます。

【用意するもの】
・包丁
・茶碗

※磁器製であればマグカップやスープ皿でもかまいません。ただし、研ぎやすいのは平皿です。

【やり方】
1.平らな場所にお皿をひっくり返して置きます。裏の高台部分が砥石代わりです。
2.包丁の刃を20度傾けて高台にあてます。
3.根元から刃先に向かって、手前に引くように包丁を研ぎましょう。
4.洋包丁は両刃になっているので、片面を研いだら反対側も同じように研いでください。
5.研ぎ終わったら、包丁を水道水で洗って切れ味を確かめます。

包丁を研ぐときのコツ

包丁を研ぐときは、いつも同じ角度になるように傾き加減をチェックしながら作業してください。力を入れすぎたり、包丁を押すように研いだりしてしまうと上手に研げないので注意しましょう。

また、包丁を研ぐ場合の茶碗は、高台がザラザラしたもののほうが研ぎやすいです。自宅にある皿の中から一番研ぎやすいものを探してください。

裏技は、あくまでも応急処置

Photo by Mariana Montes de Oca on Unsplash

包丁の切れ味を良くする裏技は、砥石と違って刃を鋭利にする方法ではないため、使っているうちにまた切れ味が悪くなってしまいます。あくまで応急処置なので、切れ味の良さを長続きさせたいなら砥石を使いましょう。

砥石の使い方を習得すれば、自分で研げるようになるので、この機会にマスターしてみると今後も役に立ちます。

ただし、砥石は誤った使い方をしてしまうとかえって刃先がガタガタになります。自信がない方は、金物屋でプロに研いでもらうか、安全に使えるシャープナーを使ってみてください。

シャープナーは砥石ほど精度が高くありませんが、素人でも扱いやすくてきれいに研げます。料理好きの方や高級な包丁を使っている方など、こだわりのある方はプロに依頼すると、納得のいく仕上がりになりますよ。

包丁の切れ味の良さを維持するには?

Photo by Jonathan Pielmayer on Unsplash

どんなに質のいい包丁でも、使い続けていれば切れ味は悪くなってしまいます。これは、ものを切り続けることで刃先が摩耗して丸くなってしまうためです。

砥石で研げば再び鋭利になりますが、ちょっとしたコツで日々の摩耗を防ぐことができます。

衝撃を吸収するまな板を使う

硬いプラスチックのまな板や皿の上などで包丁を使っていると、刃先がすぐに摩耗してしまいます。とくに皿は刃先を傷めやすいので、皿の上で包丁を使うのは控えましょう。

代わりに衝撃を吸収する木製や樹脂製のまな板を使うと、刃を傷めることなく切れ味の良さが長持ちします。

硬いものを無理やり切るのはNG

カボチャや手羽元の骨、冷凍した食材など硬いものを無理やり切ることでも刃先は傷みます。無理に力を入れてガリガリ切ってしまうと、刃先が折れることもあるので危険です。

冷凍した食品は解凍してから切る、カボチャはラップにくるんでレンジで温めてから切るなど、力を入れなくても切れるよう工夫しましょう。

濡れた状態で放置しない

包丁を水の中につけっぱなしにしたり、濡れたまま放置してしまうと、鋼の包丁はすぐに錆びてしまいます。錆がつくと当然切れ味が悪くなるので、使った後はきれいに洗って水気を拭き取り、十分乾かしてください。鋼をステンレスで挟んで作ったステンレス製包丁など、錆びに強い素材もありますが、基本的に水につけっぱなしにするのは避けましょう。

まとめ

アルミホイルや茶碗の裏を使えば、包丁の切れ味が復活する可能性は大いにあり! 身近なものを使って簡単にできる方法なので、切れ味が悪いと感じたときに試してみてください。ただし、今回ご紹介した裏技は応急処置で、切れ味の良さをキープするには砥石やシャープナーがおすすめです。切れ味が良くなれば料理が楽しくなるため、ぜひ丁寧にお手入れしてくださいね。

  • 本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

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