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2018年11月27日 22:00 更新

【冬の乾燥対策】加湿器に頼らない方法は? お手軽アイデア10選

暖房器具を使用すると、さらに室内の湿度が下がってしまい乾燥しがち。空気が乾燥すると、お肌や体の不調にもつながったり、風邪をひきやすくなってしまいますよね。そこで今回は、加湿の必要性について解説。加湿するのにおすすめの方法を10個あわせてご紹介します。

気を付けたい! 部屋の乾燥対策

Lazy dummy

最適な湿度はどれくらい?

人が快適だと感じる温度は、季節によって異なります。夏であれば、50~60%ぐらいが最適だといわれています。さらに湿度が上がって70%ぐらいになると、蒸し暑く感じ、逆に不快に感じるように。

一方、冬に最適な湿度とされているのは、45~60%ぐらいです。これよりも湿度が低くなると、インフルエンザなどのウイルスが活動的になるそうです。逆に湿度が70%を超えるとカビやダニが繁殖しやすくなるので注意が必要。

ちなみに、国が定める「事務所衛生基準規則」では、オフィスでエアコンを使用している場合、湿度が40%以上70%以下になるように努めなくてはならないとされています。

事務所衛生基準規則
https://www.mhlw.go.jp/web/t_doc?dataId=74089000&dataType=0&pageNo=1

加湿しないとどうなる?

Photo by Gift Habeshaw on Unsplash

加湿を怠った場合、さまざまなトラブルが発生するリスクがあります。よくいわれるように、室内の空気が乾燥すると肌の表面の潤いが失われます。すると、皮膚がターンオーバーするための水分が不足し、肌荒れが起きやすくなってしまうのです。

風邪やインフルエンザにかかる可能性も高まります。湿度が40%を下回ると、ウイルスにとって過ごしやすい環境となりウイルスが活発に。同時に、人の呼吸器系の粘膜が乾燥した状態になります。すると、感染への抵抗力が弱まってしまい、ウイルスを体内に取り込みやすくしてしまうというわけ。

また、湿度が下がると、体感温度が低くなる傾向があります。暖房の設定温度を十分高くしていても寒く感じることもあるでしょう。それによって、暖房の温度を高くするとますます室内が乾燥。暖房費が余計にかかるという悪循環に陥ってしまいます。

さらに、乾燥が進むと体からより多くの水分が蒸散するため、脱水症状を起こすことがあります。冬は夏ほど汗をかかないため、つい水分補給を怠りがちですが、吐く息や皮膚からは絶えず水分が体外へ排出。冬でも脱水症状が起こる可能性があります。

冬に火災が起こりやすいのは、湿度も関係しているのです。空気が乾燥して空気中の水分が減ると、火がつきやすく、また広がりやすくなる傾向があります。冬はストーブなど、暖房器具で火を使うことも少なくありません。火の不始末を起こすと、たちまち火が広がってしまう危険性があります。

部屋を加湿してくれるお手軽アイデア10選

Lazy dummy

室内の湿度を適度に保つには加湿器を使うのが最も簡単ですが、加湿器を使わない方法もあります。手軽にできそうなものを取り上げてご紹介します。

洗濯物を室内に干す

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洗濯物を部屋干しすると、洗濯物の水分で室内の湿度が上昇します。部屋干しするとニオイが気になる場合は、使用する洗剤をかえたり、日光が当たる場所に干したりするとよいでしょう。

濡れタオルをかけておく

タオルを濡らして、ハンガーや物干しにかけておくのもおすすめの加湿方法。お風呂上がりのバスタオルを利用するのが便利です。

水を入れたコップを室内に置いておく

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コップやボウルに水を入れて室内に置いておくだけでも加湿効果あり。水分が蒸発し、人がいる周辺の空気を潤してくれます。

やかんでお湯を沸かす

やかんでお湯を沸かし、やかんのフタを開けた状態で室内に置いておくのも効果的です。湯気が出なくなったら、再び沸騰させてください。

霧吹きで室内に水まきする

霧吹きを使って部屋にシュシュっと水をまくという方法もあります。ただし、一度や二度だけでなく、定期的に何度も行う必要があります。

床(フローリング)を水拭きする

乾燥対策になるだけでなく、掃除機では取り除けない汚れもキレイにできて一石二鳥。

石油ストーブを使用する

エアコンから石油ストーブに切り替えるのもおすすめ。石油を燃焼させると水が発生するからです。ストーブの上に水を入れたやかんを置くと、さらに効果的といえます。

植物を室内に置く

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植物は根から吸い上げた水分を葉から放出させるため、植物を室内に置くのも湿度を上げるのに有効です。もちろん、ちゃんと水やりすることが前提となります。

お風呂の扉を開けておく

入浴後の浴槽のお湯をそのままにして、お風呂の扉を開けておくのもいいですね。蒸気が室内にも入って室内の湿度が上昇します。ただし、サーキュレーターなどで空気を循環させるなど脱衣所のカビ対策もお忘れなく。

鍋料理をする

湯気によって加湿することができます。ただしヤケドには十分ご注意くださいね。

まとめ

冬場の加湿はとっても大事。お肌や健康面にもデメリットをもたらす可能性があるので、キチンと加湿してケアする必要があります。加湿器をすべての部屋に置いておくのは難しいですが、使わなくても湿度を保つ方法はたくさんあるので、ぜひお試しください!

  • 本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

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