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2018年05月03日 10:00 更新

L字型キッチンの収納どうしてる? オススメの収納方法とは

作業台が広くて使いやすいL字型キッチンの弱点は収納です。角の部分はどうしてもデッドスペースになりがち。奥に広がる空間を持てあまして、イラッとすることも。1日の滞在時間が長いキッチンをストレスフリーで使えるオススメの収納方法をご紹介します。

L字型キッチンのお悩み

Lazy dummy

悩みNo.1! コーナー下のデッドスペース

L字型キッチンの一番の悩みは、シンク下、L字の部分です。このコーナー部分は、奥行きが深くなっています。シンク下の扉を開けて収納したものを取り出そうとしても、入り込んでしまってなかなか届きません。さらに、光も届かないので薄暗く、何があるかよく見えないというところも使い勝手の悪さを助長しています。こうした理由から、コーナーの奥はデッドスペースになりがちなのです。

コーナー下でも取り出しやすい収納法

Lazy dummy

では、デッドスペースになってしまいがちなコーナー下は、どのように収納すればよいのでしょうか?

よく使うモノは手前に入れる

使いにくいコーナー下でも、収納法を工夫すればうまく活用できるスペースになります。まず、最大の問題であるモノの取り出しにくさを解消しましょう。簡単なことですが、よく使うモノは手前に置くのが鉄則です。扉を開けて、手の平ひとつ分くらい奥までなら、問題なく取り出すことができます。

奥の取り出しにくい場所には、普段あまり使わないモノを置きましょう。重箱や、かき氷器など、使うシーズンが限られているモノを置いておくと、半年ごとのサイクルで出し入れを行えばいいので面倒がありません。

その場合も、手前に置くモノはなるべく低くして奥にあるものを見通せるようにしておきます。人は、見えなくなると途端にモノの存在を忘れてしまいます。扉を開けたときに目に入るようにしておくだけで、無意識に存在を捉え、頭の隅に置いておくことができますよ。

動かしやすいようカゴを設置

取り出しやすい手前に置いてあるモノも、そのままではいけません。動かしやすいようにケースにまとめましょう。トレイでは移動しにくいので、少し深さのあるケースがおすすめです。汚れても洗いやすいプラスチック製のメッシュのかごなどが◎。奥の方に置いたモノを出したいときも、サッと動かせて楽です。

あまりモノを入れすぎない

そもそも、使いにくいコーナーはデッドスペースだとあきらめて、あまりモノを置かないようにします。取り出しにくいところに置いたモノは、死蔵品になりがちです。かごやケースを用意して、中身は8分目くらいのつもりで収納しましょう。ケースにはラベルを貼ってのぞきこまなくても、パッと見て何があるかわかるように可視化しておきます。こうしておけば、モノの使い忘れ防止にもなり、ストックを重複して買うこともなくなります。

キッチンメーカーのアイテムを使う

L字型キッチンの悩みについてはキッチンメーカーもよくわかっていて、各種パーツが用意されています。対角線上に可動式のワゴンを設置して、そのまま引き出して使えるようにするタイプや、回転棚をつけて奥のモノを出しやすくするタイプなどがあります。

角の部分が観音開きの扉になっていて、大きく開くタイプもあります。これなら、奥までまっすぐ手が届くので、デッドスペースを生み出さずにすみます。

また、扉を開けてスライドすると、そのまま奥の引き出しごと出てくるスライド回転棚は、デッドスペースがフル活用できて便利です。自宅のキッチンに対応できるかどうか、一度メーカーに相談するとよいでしょう。

キッチンコーナーに、収納するべきものも考えよう

Lazy dummy

L字型キッチンのコーナーには、調味料のストックや防災用の水など、普段あまり出し入れしないモノを収納します。種類も抑えて、基本的な調味料のストックをひとつずつ、というように自分で把握できる分量にしておくと、使い忘れを防げます。

シンク下は湿気がこもりやすいので、粉類はあまり奥に入れておかない方が賢明です。浄水器のフィルターのような、水回りで使う消耗品のストックを置いてもよいでしょう。引き出し式や回転式の取り出しやすい収納になっている場合は、鍋類をまとめて入れておくのも便利です。

まとめ

十分な広さがあり作業動線も効率的なL字型キッチンは、収納スペースの工夫でもっと使い勝手がよくなります。リフォームが可能な物件なら、施工店に一度相談してみるのもよいでしょう。扉の付け替えをおこなうだけでも、使いやすさが変わります。そのままの状態でうまく使いこなすには、欲張りすぎず、ほどほどの量を収納することがポイント。詰め込みすぎは禁物ですよ。

  • 本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

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