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2024年08月05日 11:17 更新

【夏休み中の小学生の留守番】約9割の家庭が「夏休みは子どもだけでの留守番機会が増える」、約4割が「特に対策せず」と回答

ソニーネットワークコミュニケーションズライフスタイルはこのほど、小学生の子どもをもつ全国の30〜50歳未満の男女400人を対象に、「夏休み中の小学生の留守番に関する調査」を実施しました。

「夏休み中の小学生の留守番に関する調査」を実施

通学がなくなる夏休みには、多くの家庭で、小学生の子どもだけで日中どう過ごさせるかという「夏休み問題」が発生します。今回は、この「夏休み問題」の実情を探るために調査を行なっています。

6割以上の家庭が、今年度の夏休みは「学童を活用しない」

【図1】夏休み中の学童の活用有無(単一回答)(事前スクリーニング n=4,488)
【図1】夏休み中の学童の活用有無(単一回答)(事前スクリーニング n=4,488)

まず、小学生の子どもをもつ人に、今年度の夏休みに学童を活用するかどうか聞きました。

結果、「小学生の子どもを全員学童に通わせない」が51.3%、「小学生の子どもで、学童に通わせる子と、通わせない子がいる」が9.6%という回答となりました。

約9割が、「夏休みは子どもだけでの留守番機会が増える」と回答

では、6割以上にのぼる「学童に通わない小学生」は、どのように夏休みを過ごすのでしょうか? 学童に通わない小学生の子どもをもつ人に、子どもの夏休みの過ごし方について詳しく聞きました。

【図2】夏休み中の留守番機会の増減(単一回答)(n=400)
【図2】夏休み中の留守番機会の増減(単一回答)(n=400)

夏休み期間中に子どもの留守番機会が増えるか聞いたところ、「増える」が74.0%、「どちらかといえば増える」が14.3%という結果となりました。

「増える」「どちらかといえば増える」を合わせると、88.3%もの家庭で、「夏休み中は子どものお留守番機会が増える」ということがわかりました。

夏休み中の過ごし方は、「子どもだけで自宅で留守番」が1位に

【図3】夏休みの日中の過ごし方(複数回答)(n=400)
【図3】夏休みの日中の過ごし方(複数回答)(n=400)

子どもが普段であれば通学している「夏休みの日中の時間」はどのように過ごすかを尋ねると、「子どもだけで自宅で留守番」が最も多く、82.8%に。次いで、「習い事・塾に通う」(31.8%)、「親戚・祖父母にサポートしてもらい、一緒に過ごす」(28.0%)が上位にランクインしました。

「子どもだけでの留守番」に不安を感じる人は約8割に

【図4】子どものみでの留守番に不安を感じるか(単一回答)(n=400)
【図4】子どものみでの留守番に不安を感じるか(単一回答)(n=400)

「子どもだけで自宅で留守番する」ことに不安を感じるかどうかという質問には、「とても感じている」が27.5%、「どちらかといえば感じている」が51.0%という結果に。

「とても感じている」「どちらかといえば感じている」と合わせると、78.5%もの親が子どものみでの留守番に不安を感じていることがわかります。

【図5】子どものみでの留守番で不安なこと(複数回答)(n=400)
【図5】子どものみでの留守番で不安なこと(複数回答)(n=400)

「具体的にどのような不安を感じるか」では、「だらだら過ごしていないか」(62.3%)、「不審者や侵入者が来ていないか」(59.5%)の2つが半数を超え、続いて「怪我や急病をしていないか」(46.5%)という結果となりました。

主な留守番対策は「親族や友人のサポート」「習い事・塾」「見守りカメラ」

【図6】留守番の不安解消のために行っている対策(複数回答)(n=400)
【図6】留守番の不安解消のために行っている対策(複数回答)(n=400)

「子どものみでの留守番の不安」を解消するための対策について聞くと、「何も導入していない」が最多で、38.0%という結果に。

続いて、「祖父母・親戚・友人にサポートを依頼する」(33.0%)、「習い事・塾などを増やし、子どもだけで過ごす時間を短くする」(21.0%)、「見守りカメラの設置」(14.5%)が上位にランクインしています。

費用や機能、送り迎えの必要性、預け先の負担や距離、などの懸念も

現在行っている留守番対策についての不満や懸念には、「費用面や送り迎えの必要性」「預かり時間の問題」「預け先に負担をかけてしまう」や「自宅から遠い」などの意見が寄せられました。

<見守りカメラ:カメラ外にいると見守れない、温度などはわからない、すぐに駆けつけられない>
・ カメラを設置しているがカメラ外のところにいるときに勝手に外にでていないか不安
・ カメラは付けたが温度などは測定できないので心配
・ 改善点はいくらカメラがあっても何か起こる時は起こってしまうなと。すぐには駆け付けられないのでその点が不満

<その他機器:携帯していないことがある、紛失リスク、どのように過ごしているかわからない>
・ GPSを携帯させているがかならず携帯出来ていない
・ BOTを持たせているが、日中どのように過ごしているのかわからず、心配です
・ 鍵や携帯を持たせても、遊びに行き結局紛失したことがあるので、何を持たせても不安

<習い事・塾:料金が高い、送り迎えが必要、預かり時間が限定的>
・ 習い事・塾はどうしても費用がかかる
・ 習い事にはお金がかかるし、送り迎えの必要性も出てくるので、抜本的な解決にはなっていない
・ 習い事の合宿にいくが一日中ではないので、送り迎えの時間調整が必要
・ 預かり時間が短い

<キッズシッター:料金が高い>
・ 料金が高いこと

<祖父母・親戚・友人のサポート:預け先への負担、防犯面の不安、自宅から遠い、子供の精神的苦痛がないか>
・ 祖父母にいつも頼むわけにもいかないし、友達も出入りするので防犯が心配
・ 祖父母に負担をかけてしまうことが不満
・ 親戚に預ける、自宅から遠いので頻繁には預けにくい
・ 子どもの精神的苦痛になってないか、過保護なのか

不安対策費は「〜1,000円」が過半数、約9割が「10,000円未満」

【図7】留守番の不安解消のためにかけている月額費用(単一回答)(n=248)
【図7】留守番の不安解消のためにかけている月額費用(単一回答)(n=248)

留守番時の不安対策にかけている金額は、何らかの対策をしている人の中でも、「0〜1,000円」が50.0%と最も多い結果となりました。

次点で、「3,001〜5,000円」(10.9%)、「2,001〜3,000円」(9.7%)が多くなっています。「10,001円〜」の回答を合算すると12.1%となり、約9割は10,000円未満であることがわかります。

詳細に内訳を見てみると、「親戚・祖父母・友人のサポート」を受けている人は「0〜1,000円」であることが多く、習い事・塾やキッズシッターを活用している人は費用をかけている傾向が見て取れました。

取り入れてみたい対策は「周りのサポート」「見守りカメラ」「その他機器」

【図8】留守番の不安解消のために今後取り入れてみたい対策(複数回答)(n=400)
【図8】留守番の不安解消のために今後取り入れてみたい対策(複数回答)(n=400)

「今後取り入れてみたい子どもだけでの留守番の不安の解消方法」について聞いたところ、「あてはまるものはない」(45.3%)を除くと、「祖父母・親戚・友人にサポートを依頼する」(19.3%)、「見守りカメラの設置」(18.3%)、「カメラ以外の見守り機器・防犯機器」(16.8%)が上位にランクインしました。

「信頼できる人に預ける安心」を選ぶ人とほぼ横並びで、「見守りカメラ」や「その他の見守り・防犯機器」など、IoTの導入を検討したい人がいるようです。

調査概要

・実施時期:2024年7月22日(月)〜7月24日(水)
・調査手法:インターネット調査
・調査対象:全国の小学生の子どもをもつ、共働き/ひとり親の30歳以上50歳未満の男女400人
・調査機関:ソニーネットワークコミュニケーションズライフスタイル調べ 【実務委託先:Freeasy (2024年7月)】
※ 構成比(%)は小数第2位以下を四捨五入しているため、合計が100%にならない場合があります。


ソニーネットワークコミュニケーションズライフスタイル
https://www.sonyncl.co.jp/

(マイナビ子育て編集部)

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