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2019年06月10日 17:05 更新

部屋干し実施世帯は84.8%。エアコンの「除湿」を活用して快適空間に

ダイキン工業では、首都圏(東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県)在住の共働き核家族世帯の男女400人を対象に、住宅内の空気の困りごとと(梅雨に増える)部屋干しに関する実態調査を行い、その結果を発表しました。調査は、インターネットを使い、2019年4月19日~4月20日に行われました。

住宅内の空気に関する困りごと

住宅内の空気に関する困りごとを尋ねたところ、「結露」(24.8%)が最も多く、次いで「温度差」(17.0%)、「乾燥」(15.5%)、「湿気がたまりやすい」(14.0%)「カビ」(11.3%)という順になりました。上位TOP5のうち4つは、湿気が関係したものです。

住宅内空気の季節ごとの快適度・不快度を聞くと、年間を通じて最も不快に感じるのは「梅雨」(62.6%)。暑い夏や寒い冬よりも、梅雨は不快度が高くなっています。

洗濯物の部屋干しを毎回行っている世帯は22.8%でしたが、雨の日など「状況に応じて部屋干しすることがある」は62.0%。合わせると、84.8%が部屋干し実施をしています。

家庭では洗濯物を部屋干しすることがありますか

住宅内のどの空間で部屋干しが行われているのかについて聞いたところ、「リビング」(46.6%)が最も多く、次いで「空き部屋」(22.7%)、「寝室」(21.5%)、「浴室」(19.8%)の順です。

部屋干しをする時に気になること、困っていることについて尋ねると、最も多かったのは「場所をとる」(41.6%)。次いで「カラッと乾かない」(41.3%)、「洗濯物が臭くなる」(38.3%)、「時間がかかる」(37.5%)、「部屋がジメジメする」(32.4%)となっています。

部屋干しをする時に気になること、困っていること

部屋干しをしたときに工夫していることについて聞いたところ、23.9%は「何もしていない」と回答。74.9%は何らかの工夫をしていますが、具体的な工夫の実施率は総じて低く(3割未満)、部屋干しの困りごとに対する決定的な解決策は見つかっていないようです。

部屋干しに対する満足度について尋ねると、53.4%が「全く満足していない」「あまり満足していない」と回答しました。

部屋干しに対する満足度

家事アドバイザーの矢野きくのさんによると、部屋干しは、衣類に対する汚れやダメージとなる外的要因(花粉、PM2.5、黄砂、排気ガス、紫外線など)をカットすることができるというメリットがあるよう。環境を整えれば外干しと遜色なく仕上げることができるため、ライフスタイルに合わせて取り入れることをすすめています。

部屋干しをする際の注意点としては、洗濯物はカーテンレールに干さないこと。カーテンレールに干すと洗濯物の水分でカーテンにカビが発生し、そのカビが洗濯物に移ってイヤな臭いの原因になってしまいます。

部屋干しに欠かせないエアコンの機能は「除湿」。「エアコンの除湿機能を使うことで、洗濯物の量にもよりますが、乾燥にかかる時間を半分程度に短くすることができます。部屋干しの洗濯物が臭くなるのは、乾くのに時間がかかり、菌が繁殖することによるものですが、除湿機能で素早く乾かせばイヤな臭いを防ぐことができます」と、矢野さんはアドバイスしています。

(フォルサ)

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