ライフスタイル ライフスタイル
2024年07月05日 11:58 更新

東儀秀樹さんの「怒らない子育て」に中村仁美さん悲鳴「そんな子育て無理でしょう⁉」

4日放送の『オドオド×ハラハラ』(フジテレビ系)に雅楽師の東儀秀樹さん親子が出演。17歳の一人息子には反抗期がまったくなかったと明かしました。

斬新な東儀家の親子関係

(※画像は東儀秀樹さんオフィシャルブログより)
(※画像は東儀秀樹さんオフィシャルブログより)

番組ではオードリー、ハライチ、中村仁美さんの5人が東京・世田谷区にある東儀秀樹さんの120坪大豪邸を訪問。

東儀さんが47歳のときに授かった長男の典親(のりちか)さんは現在17歳。“ちっち”の愛称で幼い頃からメディア出演もしており、大の音楽好きでステージでの親子共演経験も豊富、YouTubeでもコラボ演奏を披露しています。

屈託なく笑う東儀父子はとにかく仲良しだといい、仲睦まじい様子をUPした動画がSNSで話題になったことも。東儀さんは2015年に『東儀家の子育て 才能があふれ出す35の理由』(講談社)を上梓しており、番組では「斬新な東儀家の親子関係に刺激を受けるパパやママも多い」として「東儀さんが子育てで一番大切にしていることはなんでしょう?」というクイズが出題されました。

音楽祭のステージでセッションする東儀父子(2017年/画像は東儀秀樹さんオフィシャルブログより)
音楽祭のステージでセッションする東儀父子(2017年/画像は東儀秀樹さんオフィシャルブログより)

最初はボケてかかる回答者たちですが、「中村仁美さんには無理だと思う」というヒントでピンときた中村さんが「怒らない!」と答え、見事正解しました。夫婦で叱る役割を分けているというわけでもなく、「家内はなおさら怒らない」そうで、典親さんは親から怒られたことが一度もないといいます。

これに三兄弟の母・中村さんは「そんな子育て無理でしょう⁉」と悲鳴。すると東儀さんは、「怒るっていうのは、怒る本人の気が済むための行為で、何もいいことないんですよ。怒ってスッキリするだけ」と説明しました。

典親さんいわく「何か悪いことをしたときに叱られはする」のですが、東儀さんとしては「叱るというより、諭す」つもりで子どもが理解できるよう対話を心がけてきたといいます。

具体的には、悪いことをしたときに子どもと対峙して、「こうなったのはなぜだろう? これだったらこの時点で……と逆算していって、あ、その言葉とか行動だとこういうふうに誤解される可能性があるから、その前にこうすればよかったんだね」と、落ち着いて話すことで理解を促してきたのだそう。

ゆえに東儀家では「怒られないのがベーシックになるから、反抗期のはの字もない」と明かしていました。

感情的に子どもを怒りそうになったら

日々、予想外のことをしでかすお子さんたちを育てていて、「怒らないなんて無理」と途方に暮れる親御さんも多いです。怒ってばかりだと親も子もうんざりしてしまいますよね。まずは「怒ることが少なくなる環境づくり」をすることから考えてみましょう。

行動を否定されてばかりいると自然と「自分のすることは間違っている」と思うようになり、自分でなにも決められなくなってしまうことがあります。「それは危ないからやっちゃダメ、これも触ってはダメ」と禁止する前に、家の中で子どもの周りから危険を遠ざける環境を整えましょう。

また、「失敗してしまったこと」「習得の途上でまだうまくできないこと」に腹を立ててもいいことはありません。食べ物をこぼしてしまった、着替えに時間がかかるなどは、それを引き起こしている何らかの原因が見つかることもあります。子どもを叱る前に、食事の時にテレビがついて気が散っているのではないか、夜更かしして朝起きても眠いのではないかなどを確認し、改善することを優先しましょう。

大声で怒鳴ることや体罰は、子どもに恐怖を与え、怯えさせるだけです。突発的に叱ってしまう場合、大体は親が感情的になっているときです。「叱る」のと「怒る」ことを混同しては子供もなぜ叱られているのか理解できません。また、感情任せに「あなたは何をやってもダメ」などと子どもの人格否定をしないことがとても重要です。

怒りの感情自体は自分を守るための大切なもので、決して悪いものではありませんが、それを直接子どもに向けるのは良い影響を及ぼしません。怒りの感情をコントロールする「アンガーマネジメント」という方法も注目されています。

【ステップ1】深呼吸する
鼻から吸って口からゆっくり吐き出すという呼吸法は、怒りにより興奮した自律神経を落ち着かせる効果があります。怒りが爆発する前のサインとしてイライラ・不安を感じたとき、第一のステップとしてまずは深呼吸をしてみましょう。

【ステップ2】6秒間我慢する
一説によると怒りのピークは6秒間とか。たった6秒で完全に鎮まることはできないとしても、この6秒間を我慢することができれば、衝動的な怒りを抑制できる可能性があるということです。

【ステップ3】理性的に考える
深呼吸や6秒間の我慢で瞬間的な怒りを乗り越えたら、理性の出番です。「この怒りを相手にぶつけたときに何が起こるのか?」を考えるのです。イライラしながらも、ここで暴言や暴力をしてしまうことでどんなデメリットが起きてくるのかを考えてみることです。「怒りをぶつけたことでめんどくさいことになるな……」と思うことができれば、のどまで出かかった言葉を飲み込めるかもしれません。

【ステップ4】ストレスを吐き出す
怒りを我慢した後、心の中にため込んで消化するのではなく、別の形で吐き出しましょう。友だちに話を聞いてもらうもよし、カラオケやスポーツで発散するもよしです。

アンガーマネジメントでは怒らないことを目的とするのではなく、怒る必要のあることは上手に怒ることができ、怒る必要のないことは怒らなくて済むようになることを目的としています。怒りに流されすぎず、後悔する行動をしないために、意識してみてください。

PICK UP -PR-

関連記事 RELATED ARTICLE

新着記事 LATEST ARTICLE

PICK UP -PR-