【子どもの教育費に関する意識調査】8割以上が「子どもの教育費は高額だと感じる」、7割が「支援制度は充実していない」と回答

「子どもの教育にかかる費用（学費など）について、あなたが感じる一番適切なものを教えてください。」という質問に、「高額だと感じる」と回答した人は83.2％となりました。

中でも「子どもの出生数に影響を与えるほど、高額だと感じる」と回答した人は全体の61.6％と、少子化が進む現在の日本において、教育費の影響は大きいことがわかります。

「日本の教育関連の金銭的な支援制度は充実していると思いますか？」という質問に対し、「あまり充実しているとは思わない」44.6％、「充実しているとは思わない」が29.3％と、充実していると感じていない人が73.9％となりました。

「2025年度から始まる多子世帯の大学等授業料・入学金の無償化について、どのように思いますか？」という質問に対して、最も多かったのは「必要な制度だと思う」44.9％という結果になりました。一方で4人に1人は「あまり必要性が感じられない」と回答していました。

また「よくわからない」18.6％と、制度の理解が進んでいない層も少なくはないことがわかりました。

「子どもがいる」と回答した人への「子どもにかかる教育費（食費などの養育費は除く）について、どの程度負担を感じていますか？（感じていましたか？）」という質問に対しては、「非常に負担を感じる」43.2％、「やや負担を感じる」40.0％と、8割以上が負担を感じていることがわかりました。

「子どもがいる」と回答した人へ「教育費の準備はしていますか？（していましたか？）」という質問では、「教育費の準備をしている」69.3％、「教育費の準備をしていない」30.7％に。既に子どもがいるにも関わらず、3割が教育費の準備ができていないという実情が明らかになりました。

さらに「子どもがいる」かつ「教育費の準備をしていない」と回答した人へ、「教育費を準備していない（しなかった）理由を教えてください」と聞いたところ、「教育費を準備するのが困難だから」が最も多く44.1％となりました。

次いで「どのように教育費を準備すべきか分からないから」26.1％という結果になっており、適切なサポートサービスがあれば教育費を準備することができたであろう層も少なくないことがわかりました。

「子どもがいる」かつ「教育費の準備をしている」と回答した人へ「子どもの教育費の準備方法を教えてください」という質問に対し最も多かった回答は「預貯金」（60.4％）でした。次いで「学資保険」（45.9％）、「資産運用（NISA等）」（39.3％）という結果になりました。

「子どもがいる」かつ「教育費の準備をしている」と回答した人へ「子どもの教育費の準備で大変だったことを教えてください」と尋ねました。

最も多かったのは「予想よりも多くの費用がかかり家計を見直す必要があった」で38.2％。次いで「思わぬ出費が発生したため十分な資金を用意できなかった」28.0％となりました。

また、「どのように教育費を準備すべきかわからなかった」25.3％、「どのような支援制度が活用できるのかわからなかった」24.2％と、4人に1人は教育費の準備をする上で迷子状態になってしまっていたことも明らかになりました。

教育費を準備するうえでサポートできるサービスの需要が高いことがうかがえます。

調査名：オカネコ 子どもの教育費に関する意識調査／株式会社400F「オカネコ」調べ
調査方法：WEBアンケート
調査期間：2024年2月21日（水）〜2月26日（月）
回答者：全国の「オカネコ」ユーザー946人
回答者の年齢：20歳未満0.3%、20〜29歳6.7%、30〜39歳19.8％、40〜49歳29.5％、50〜59歳27.2%、60〜69歳11.7％、70歳以上4.8%


400F
https://400f.jp/

（マイナビ子育て編集部）