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2023年12月13日 10:36 更新

育休を支える同僚へ賞与を!「サンキューペイ制度」を新設、男性育休の促進と女性の活躍推進をはかる【大和ハウス工業】

大和ハウスグループの大和リースは2023年の年末賞与より、「サンキューぺイ制度」を導入しました。

感謝の気持ち+産休応援=「サンキューペイ制度」

「サンキューペイ制度」は、育児休業を取得した職員の仕事を代わりに支えた従業員(正社員のほか契約社員などを含むすべての従業員が対象)へ賞与(ボーナス)を再分配する仕組みです。

同社は2023年4月より、子どもが生まれた職員に支給する一時金「エンジェル奨励金」の支給基準を見直し、男性の育児休業取得日数に応じて支給額を最大100万円に増額するなど、男性育休の中長期取得を推奨しています。

一方で、育休取得者が担当していた業務については、一定期間同僚が引継ぐことで実務を支えている実態があることから、育休中に職場を支えている従業員に報いる施策として同制度を新設しました。

育休職員から同僚への「感謝(Thank you)の気持ち」と同僚から育休職員への「産休(さんきゅう)応援」の意味を込めたネーミングとして「サンキューペイ制度」としています。

本来であれば育休職員へ支払う予定であった賞与原資を同僚やチームへ再分配する仕組みとすることで、育休職員は同僚への気兼ねが和らぎ(育休の取得し易さ)、代わりに職場を支える従業員にも相応の手当が支給されることとなり、職場全体の納得感と一体感を高める効果があると想定されています。

※同制度は男性職員・女性職員いずれが育休を取得した場合も適用(条件は下記)します。

制度適用の条件

(1)育休中に、代替要員の補充がない。
(2)部門全体の業務量等に軽減措置がない。
(3)育休取得の合計日数が15日以上(2024年度以降は30日以上)
⇨上記(1)(2)(3)を全て満たす場合を制度の対象としています。

「サンキューペイ制度」の仕組み 

(1)賞与額を決定する一つの要素である「出勤率」は、育児休業中は出勤扱いにならないため、仮に6ヶ月中 3ヶ月の育休を取得すれば、賞与額は50%となります。この際に支払われない50%分(出勤率により減算された額)を同僚へ再分配します(再分配先は複数名も可)。

(2)同制度の対象期間は、原則、子が1歳に達するまでの間(1年間)としています。

※1年を超える程度の長期休業になる場合は、後任の配置を基本としています。
※同制度は、「6ヶ月程度の中期休業」や「断続的な分割休業」または「後任が正式着任するまでの支援」を主な対象としています。

「サンキューペイ制度」のねらい

同社は従業員の「仕事」と「育児・家事」の両立支援のため、男性の育児休業取得を推進しています。

男性育休の長期取得を促進し(育児家事を夫婦で行う)、女性活躍(社会進出)を推進することで、多様な人財の活躍と業績の拡大を図ることを目的としています。


大和ハウス工業
https://www.daiwahouse.co.jp

(マイナビ子育て編集部)

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