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2024年01月26日 11:00 更新

【食費管理したいけど……】つい買いすぎてしまうのはお菓子類! みんなはどう防いでいる?

食料品は生活に欠かせないもの。週に一度のまとめ買いをする人もいれば、毎日スーパーで都度買いをする人もいるでしょう。食費の管理は家計管理の第一歩です。買いすぎには注意したいところですが、ときには思わぬ散財をしてしまうこともあります。今回は、各ご家庭の買い物事情と、買いすぎ防止策をご紹介します。

食料品の買い物で予算は決めている?

食料品の買い物で予算は決めていますか?

そもそも、買い物をするときに予算を決めているかどうか、聞いてみました。

「毎回決めている」という人は約13%と、比較的少ない印象です。もっとも多かったのは「だいたいの基準だけ決めている」という人でした。約48%の人が、おおよその金額を決めて食料品を購入しています。

キャッシュレス化が進んだ現代では、多少予算をオーバーしてもクレジットカードなどで支払いができるため、予算設定がゆるめになっているのかもしれません。

食料品を必要以上に買いすぎた(思ったよりもお金を使ってしまった)ことは?

食料品の買い物で必要以上に買いすぎてしまう(思ったよりもお金を使ってしまった)ことはありますか?

次に、食料品を購入する際、必要以上に買いすぎてしまった経験があるかどうか、聞いてみました。その結果、「よくある」と「たまにある」を合わせると、約88%の人が買いすぎを経験しています。

買いすぎてしまうことは珍しくないのです。予算オーバーの買いすぎもあれば、予算内ではあるけれど、必要以上の量を買ってしまったというケースもあるでしょう。食べきれないほどの食品を買って捨てることになれば、結局は損をしてしまいます。やはり買いすぎないに越したことはありません。

あなたが普段、つい買いすぎてしまう食料品は?

あなたが普段、つい買いすぎてしまうものはどんなものですか?
(複数回答)

食料品のなかで、ついつい買いすぎてしまうもの第1位は「デザート・菓子類」でした。約58%の人が買いすぎを経験しています。

次いで、生鮮食品、加工食品と続きます。保管スペースが少なめの冷凍品は「買って帰っても入らなかったら困る」という判断が働くのか、意外と買いすぎはありません。

特にお菓子類は常温保存可能なうえ、賞味期限が長いため、ムダにならない点が購入のハードルを下げているのではないかと考えられます。

食料品を買いすぎてしまった理由は?

食料品を買いすぎてしまった理由はなんですか?
(複数回答)

実際に食料品を買いすぎた原因を聞いてみると「安売りをしていたから」が突出して多い回答でした。

「お買い得」という文字には、逆らえない魅力があります。特に普段から購入している商品は「どうせいつか買うのだから、この機会に買っておこう」という心理が働きます。逆にいつも買わない商品は「この機会に試してみよう」という気持ちになります。

どちらにしろ、買いたい気分にさせるのが「安売り」の魔力です。

買いすぎを防ぐマイルール

食料品を買いすぎても、十分に活用できれば問題ないのですが、生鮮食品を腐らせてしまったり、加工食品の賞味期限が切れてしまったり、もったいない結果に陥ることがしばしばあります。

ムダをなくすためには、買いすぎを防ぐマイルールを決めておくとよいでしょう。

物理で対策

(画像はイメージです)

●ひとりで行くといろいろ買ってしまうので子どもを連れて行く。重いものが持てないので最低限しか買わなくなる。(女性/31歳/医療・福祉/専門職)

●お金をたくさん持って行かない、現金払いにする。(女性/34歳/医療・福祉/専門職)

●カートを使わずに自分でカゴを持つようにしています。(女性/39歳/製造業/生産管理)

買いすぎを防ぐために、物理的に無理な状態を作るというアイデアは秀逸です。カートを使わずカゴを持つようにすれば、持ちきれないほどの食料品を買わずにすみます。調味料やお米は別日に買いましょう。

クレジットカードでの支払いは便利ですが、少しくらいオーバーしても大丈夫だと思うと、ついつい買いすぎてしまいます。レジでお金が足りず「やっぱり戻します……」というのは恥ずかしいですが、予算を厳守しようと思うなら、計算しながら買い物をする習慣をつけましょう。

誘惑に負けない!

●買い物メモを持っていき、お菓子コーナーには足を運ばない。(女性/33歳/事務/販売職・サービス系)

●お腹をいっぱいにしてから買い物に行く。(女性/35歳/建設・土木/営業職)

●短時間で済ます、無駄に買い物に出ない。(女性/33歳/保育園事務/事務系専門職)

食料品を買うときは、お腹が空いていない状態で行きましょう。お腹が空いていると、あれもこれも欲しくなってしまいます。とくに、加工品やお菓子を買いすぎてしまう人は要注意です。

また、短時間で買い物を終えたり、買い物に行く回数を減らせば、売り場で誘惑に駆られるのを防ぐことができます。ちなみに、仕事帰りは夕飯までに時間がなく、必然的に短時間で済ませやすいですが、疲れた体と頭では、あまり考えずに食べ物をカゴに入れてしまう恐れも。注意しましょう。

買いすぎ防止のためには、誘惑に負けない強い心が必要です。

メモを活用する

(画像はイメージです)

●調味料や常備しておきたい食料品は、残りが少なくなってきたらスマホの買い物リストにメモしておく。(女性/33歳/医療・福祉/専門職)

●必要なものをメモして、できる限りそのコーナーのみの買い物で済ませる。(男性/42歳/機械・精密機器/技術職)

●予め1週間の食事メニューを決めてそれに必要な買い物リストを作り、それ以上は買わないように決めていく。(女性/44歳/小売店/販売職・サービス系)

買い物メモを準備して出かける人はどのくらいいるでしょうか。日々の家事や仕事にまぎれて、そこまでしっかり準備をする人は意外と少ないのでは?

メモがあれば、確実に買いすぎを防ぐことができますし、買い忘れもありません。使っていない人は、ぜひ次の買い物からメモを作成してください。

食料品を買いすぎてしまう人の多くは、うっかり安いものを見つけてしまい、予定にないものを購入しているのです。買い物予定メモを家族で情報を共有しておくと、ダブり買いも防げるでしょう。

まとめ

月々の予算を決めていても、予算オーバーしてしまうことはよくあります。特に食料品は、買いすぎてしまうもののひとつです。おいしいものや珍しいものは食べてみたくなりますし、食は手軽な楽しみでもあるからです。

たまの買いすぎは許容範囲ですが、毎月予算を超えてしまう場合は、買い物スタイルを見直してみましょう。まとめ買いはうまく活用すればお得になりますが、ムダにしているものがあったら、元も子もありませんよ。

マイナビ子育て調べ
調査日時:2023年9月23日~25日
調査人数:149人(20~40代までのパパ・ママ)

(マイナビ子育て編集部)

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