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2023年10月11日 09:01 更新

知りたい、初めての生理のこと。初潮を迎える子どもと親が一緒に学ぶ「おやこの生理学級」開催!

10月11日の国際ガールズ・デーに先駆けて、親子で生理について学ぶイベント「おやこの生理学級」が開催されました。会場には6組の親子が集まり、6組中4組はパパも一緒に参加。実験にも真剣な眼差しで取り組んでいました。

生理のこと、子どもに説明できる?

ついこのあいだまで赤ちゃんだと思っていたのに、どんどん成長して自分の足で歩きはじめる子どもたち。気づけばいつの間にか、第二次性徴を迎える年ごろに……。
でもちょっと待って。おうちでの性教育、できていますか?

そこで今回、生理用品国内トップシェアを誇るユニ・チャーム主催のイベント「おやこの生理学級」をレポートします!

助産師/性教育YouTuberのシオリーヌさんを招いて行われた「おやこの生理学級」。
まず最初は、生理についての基礎知識や対処法を、座学形式で学んでいきます。

特に、絶対に覚えておいてほしい3つの基礎知識はクイズで出題。

①生理はどのくらいの頻度で来る?(●日に1度)
②生理の期間はだいたい●日くらい続く?
③生理の血はどのくらいの量が出るの?


皆さんはわかりますか?

正解は……
①生理はどのくらいの頻度で来る?(●日に1度)
→平均28日に一度来ます


②生理の期間はだいたい●日くらい続く?
→だいたい3~7日続きます


③生理の血はどのくらいの量が出るの?
→人によって全然違う。


特に③の問題では、20㏄の色水が入ったビーカーと140㏄のビーカーを比べて「実はどちらも正解なんです」と明かされると、会場にはどよめきが。人によってこんなに違うんですね。

シオリーヌさんはもともと生理の経血量が多いうえ期間も長く、「中高生のときは本当に血が多くて長いと10日、1ヶ月の3分の一は生理。大変でした」と自身の経験を明かしてくれました。体調不良もあってとてもつらかったといいます。
でも現在はピルを飲んでいて、「生理は4ヶ月に1回、一度の生理も1~2日で終わるし、軽い」そう。

「経血の量とかどのくらい腹痛などが続くとかも、個人差が大きいことを是非知っておいてほしい」

また、初潮の平均年齢は12歳で、閉経の平均年齢は50歳。あくまで平均でこれも個人差がありますが、計算すると生理とは約40年ほどの付き合いになります。
さらに、月に一度の生理が7日間続くとして、すべての生理期間を合計するとなんと6年9ヶ月にもなるのです。

これほどの年月を、痛みや苦しみに耐えて過ごすと考えたら本当に大変。だからこそ、生理の日もなるべくなるべく快適に過ごせるよう、つらさを和らげるにはどうしたらいいのか、親子ともに知っておく必要があるんですね。

生理用ナプキンで吸水実験

では、生理のときにはどんなアイテムを使えばよいのでしょうか。これはもう、実物を見て触ってみるに限ります。
というわけで、ソフィ「7DAYS GIFT for teens」を開封!
ティーンの女の子たちに向けて様々な生理用品が詰め込まれたギフトボックスで、かわいい箱の中には「はだおもい」「超熟睡」「シンクロフィット」「ソフィスポーツ」などいろんな種類の生理用品がパッケージされています。

まずは親子でベーシックなナプキンを手に取って開けながら確認。ナプキンは日本の生理の対象者の98%が使っているほどポピュラーな生理用品で、豊富な種類があり、ショーツに貼るだけなので使い方が簡単です。交換頻度は2時間に1回、トイレに行くたびに交換することが推奨されているそう。

イベントでは羽つきのナプキンと生理用ショーツを使って正しいつけかたと捨て方も丁寧に実践しました。

昼用と夜用、羽なし・羽つき、薄型など、ナプキンには様々なタイプがあるので、使うアイテムはいろいろ試して自分に合ったものを選びましょう。大人の女性は多い日と経血量が少なくなってきた日とで使い分けている人も多いですよね。

その他にも、ナプキンにプラスオンして使用する「シンクロフィット」、多い夜にも安心な「ショーツ型ナプキン」、腟中に入れて直接経血を吸収する「タンポン」なども解説。

するとここでシオリーヌさんが、「でも、薄いナプキンなどでたくさんの経血を受け止められるのか? と思いませんか?」と疑問を提示。

というわけで、実際に吸水実験が始まりました!

テーブルには140㏄の赤い水が入ったビーカーとスポイトが用意され、1枚のナプキンを広げてスポイトで水をどんどん垂らしていきます。実際にどれだけナプキンは吸えるのでしょうか?
水を吸うごとに、かなりずっしりしていくナプキン。それでも表面を触ってみるとサラッとしていて、吸収力の高さもわかります。

生理にまつわるさまざまな症状

生理の血の量も期間も人それぞれ違いますが、生理に伴う体の不調も同じようにみんな違います。

シオリーヌさんは生理前になると気持ちの変化が大きく、「すごい落ち込みやすくなる」のだそう。「いつもなら全然気にならない言葉に落ち込んで、しくしく泣いたりする。でも生理がいざ始まると、今度は体の症状がつらくて、お腹が痛いのが一番しんどかった」といいます。

生理になると腹痛や腰痛、頭痛を感じる人は少なくありません。
「薬を使わずに堪えた方がいいんじゃないか」「毎回薬を飲んでいると体が慣れて効かなくなるのでは」と思って、服用を控えてしまう人もいるかもしれませんが、シオリーヌさんは「薬の説明書に書いてある通りに使えばなんの問題もないので、我慢する必要はないよ」とアドバイス。

薬を飲むのに一番いいタイミングは「ちょっと痛いかも」と思ったときだそう。耐えられないほど痛くなるまで我慢してからではなく、痛みに気づいたらすぐ飲んだほうが効果を感じられるといいます。

また、生理痛が重すぎて登校も難しかったり、部活を休まざるを得ないほどだったりといった場合には、無理に我慢せず親や身近な人に相談し、病院へ行ってくださいね。

ここまで学んだ生理の知識を活用して取り組む「トイレ脱出ゲーム」も実施。
学校のトイレで突然生理がきたら……? というシチュエーションを想定して、生理用品の正しいつけ方やトイレでの対処法などを、ゲーム形式でおさらいしていました。
これでもういつ生理がきても準備はばっちりですね。

  • 本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

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