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2023年12月01日 06:30 更新

暮らしのプロのおうちで実践してるお片付け!「子どものおもちゃの見直し」適した時期と拒否されない進め方

もうすぐクリスマスですね! クリスマスは、子どもたちにとっては特に大きなイベント。待ちに待ったサンタクロースがやってくる日です。しかし、家の中がおもちゃで溢れてしまうのは困ったもの……。おもちゃを勝手に捨てるわけにもいきません。そこで、我が家が実践している子ども達が積極的におもちゃを減らしてくれるコツをお伝えします!

名古屋在住、4人の子どもと暮らすライフオーガナイザー®︎の中矢くみこです。

お誕生日やクリスマス、またはこまごまとした付録などで、どんどん増えていくおもちゃ。持っているおもちゃを減らしてほしいと思いつつも、子どもに聞くと、あまり使っていないおもちゃも「いる!」と言って、手放してくれないんですよね。

おもちゃの見直しを成功させる鍵は、見直す時期と「いる」「いらない」ではない片づけの進め方! 今回は、我が家で実践している具体的な見直し方法についてご紹介していきます。

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見直し時期は子どものワクワクを利用して!

おもちゃの見直しを成功させる鍵のひとつは、見直し時期の選び方です。

見直しは心も脳も体もフル回転。普段やらないことであれば、なおのことパワーが必要です。そんなとき、心強い味方になるのが「ワクワク」の気持ち。

たとえば、お誕生日の前、クリスマスの前など。新しいおもちゃがもらえることを考えてワクワクしているので、がんばれることも多いのです。

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見直しの1ヶ月前から準備スタート

とはいえ、突然「さあ、今から見直そう!」と言われても、見直す気分になれるわけではありませんよね。見直したい日を決めたら、そこから逆算して声をかけていきます。我が家の目安は1ヶ月ほど前から。その間、何度か伝えていきます。

我が家ではクリスマス前に見直しをするのですが、声をかけはじめるのは、世の中がクリスマスムードになったころ。サンタさんへの手紙を書く12月初めです。

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まずは「新しいおもちゃはどこに置こうか?」と、置き場所について聞くところから。置く場所がなければ「場所を作ったほうがいいよね」「どこに置きたいかまた教えてね」などと話しながら、見直す日まで話をしておきます。

見直す時間はゆとりを持って

年末の週末は何かと予定が入って忙しくなりがちです。そこで、見直す時間は余裕をもって予定を組みます。

というのも、おもちゃを片づけはじめると、見直すはずが遊びはじめてしまったり、思うように進まないことも多いからです。

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見直し日は2日ほど。1日+予備日ですね。さらに、子どもの機嫌がいい時間帯(たとえば、午前中、午後のおやつの後など)を設定しておくのもオススメです。

子どもにイライラをぶつけてしまわないためには、余裕を持った計画も大切なのです。

見直しは好きなもの選びの時間!

さあ、見直しの日になりました。見直しのステップは3つです。

ステップ1:どこまでおもちゃが置けるか共有する

子どもにしてみれば、収納スペースからはみ出ていて困ることあまりありませんが、大人は気になります。お互いの言い分をすり合わせて「ここまでの範囲」と置く場所を共有します。

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ステップ2:床におもちゃを並べる

おもちゃの見直しで大切なのは、どんなおもちゃを持っているのか、改めて把握すること。床に全部並べると一覧できますね。床に並べたおもちゃを見て「こんなの持っていたね!」と、忘れていたものに気がつくこともあります。

ただ、全部出すと収集がつかなくなることも。おもちゃの量によっては、数回に分けることは必要かもしれません。

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ステップ3:好きなものから戻していく

誰しも「いらないもの探し」は辛いものです。

そこで、いちばんのお気に入りから順番に選んでいきます。遊んでいる頻度ではなく、お気に入り順で選ぶことがポイント。収納場所がいっぱいになる量になった時点で、一旦終了します。

減らすときの基準は子どもが決める

見直し後、収納に入り切らないおもちゃがたくさん床に残ったときには、子どもと話しましょう。話をするスタンスには2つのポイントが。

「遊んでいない=いらない」ではない

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「遊んでいないおもちゃなら、もう手放してもいいのでは?」と、親から見ると感じてしまうかもしれません。ただ、大人の自分にもありませんか? 使っていないけれど大切なもの。

着ていないけれど捨てられないお洋服、使っていないけれど大切な食器、またいつか読もうと思っている本、など。自分のものに置き換えてみると「使っていない=いらない」ではないことも納得できるはず。

おもちゃを手放す基準は、遊んでいる頻度ではないんですよね。

減らす=捨てることではない

収納スペースに入り切らなかったおもちゃがあった場合、そのおもちゃの行き先は子ども自身に決めてもらいましょう。

「収納に入り切らなかったもの=捨てる」と子どもが覚えてしまうと、手放すことが難しくなることがあるからです。

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たとえば……

・別の場所に分けて収納
・必要としている方に寄付
・フリマアプリなどで売る

手放すときに「捨てる」以外の方法があることを伝える、よいきっかけにもなりますよ。

まとめ

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おもちゃを見直すメリットは、子ども自身に自分が大切にしたいものをきちんと認知させること、そして取捨選択することで、判断力や決断力を養うこともできます。さらに、親としては面倒な片づけも楽になる♪

ネガティブなイメージの見直しも、子どもにとっていいこともあるのです。はじめはうまくいかなくても、回を重ねることで、自分でおもちゃを選べるようになりますよ。

今年からのおもちゃの見直しの時間が、親子の楽しい思い出の時間になりますように。

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