育児 育児
2023年07月18日 12:00 更新

TFCメディカルクリニック 竹渕一宏先生|常に「相談してもらえる町医者」でありたい

TFCメディカルクリニックは、地元の人から観光客までさまざまな人でにぎわう東京・築地場外市場のほど近くにあります。

2022年に開院した新しいクリニックですが、内科、消化器内科から漢方内科、アレルギー科、糖尿病外来、頭痛外来まで対応する幅広い診療内容と、患者さんに寄り添った診療スタイルに信頼を寄せる人たちが多く訪れています。理事長兼院長の竹渕一宏先生に、クリニックの特徴と診療のモットーを伺いました。

TFCメディカルクリニックを訪れる患者層は「圧倒的に女性が多い」と竹渕先生は話します。どんなところが、女性からの支持に関係しているのでしょうか。

西洋医学と漢方医学の「いいとこ取り」

TFC入り口

私は消化器内科が専門ですが、漢方医学を主体とした診療も行っています。漢方医学は、複数の生薬が配合された漢方薬を用いて行うため、ストレスなどの複合的な原因によって生じた病気や不調のように、西洋医学だけではなかなか治療がうまくいかないものにも効果を発揮することがあります。

女性は生涯を通じてホルモンバランスの変化が生じやすく、不定愁訴が起こりやすい傾向がありますよね。さらに最近では天候不順による頭痛やめまい、コロナ禍を発端とした体調不良を訴える人も少なくありません。そうした病気や不調を、西洋医学と漢方医学のいいとこ取りをしながら治療しているというところに、ニーズを感じていただいているのかもしれません。

漢方医学は、思春期前後のナイーブな年代のお子さんの体調不良に有効なことも多々あります。月曜日が来て、また学校が始まるのが憂うつだったり、さまざまな原因で自律神経のバランスを崩していたりするお子さんには、心のゆらぎに作用する漢方薬を処方すると、体調が安定することもあります。

また、私の専門領域である消化器内科の診療でも大いに役立っています。しぶとい便秘に悩んでいた患者さんが、当院で処方された漢方薬によって便秘を改善できたという例も多くあります。漢方薬で全部が良くなるというわけではありませんが、同じ便秘という症状でも体の状態と原因は人それぞれで、その人に合った漢方薬をうまく処方できれば長年悩んできた症状が改善することは少なくありません。もちろん、症状によっては西洋薬で処方を調整することもあります。基本、便秘治療はオーダーメイドなので、漢方薬をベースに考えると、その人に合った治療を構成しやすくなります。

漢方医学の持つ柔軟さや西洋医学の持つ客観性、それぞれの良いところをうまく融合して診察しているのは、当院の特徴のひとつといえるでしょう。

TFC待合
待ち時間は広々とした待合室でゆったり過ごせる。一部予約制を採用し、待ち時間の短縮も図っている。

患者さんと向き合い、じっくりと話を聞きます

もうひとつ大きな特徴といえるのが、患者さんとの向き合い方です。

「診察時、担当医師が顔を見てくれたのは診察が終わって最後『お大事に』と言ってくれた時だけだった」という話もよく聞きますが、私の場合は患者さんに向き合って、じっくりお話を聞くことを心がけています。

患者さんが診察室に入ってこられた時からしっかりお顔を見て話を伺い、患者さんがいらっしゃる間はお話を聞くことに終始します。そして患者さんが診察室を出られてから、お聞きした症状を電子カルテに入力しています。

なので、私の診察時間は一般的な医師よりも少し長めだと思います。スタッフからは「先生の診療はいつも長いですね(笑)」と指摘されることもありますが、これは私のポリシーですのでこれからもできる限り、続けていくつもりです。

そうしている理由は大きく二つあります。ひとつは漢方薬の処方に必要だという点です。患者さんそれぞれに効果的な漢方薬を見定めるには、お話をじっくり聞いて患者さんの内面を理解することが重要です。もうひとつの理由は、患者さんと信頼関係を築くためです。信頼関係が築けると、患者さんからちょっとしたことでも相談してもらいやすくなります。

エレベーターを出ると、明るく清潔なクリニックの入り口が見える

なんでも相談して、“町医者”を便利に利用してほしい

「相談にのる」というのは、私たちのような「町医者」とよばれるクリニックの医師の大事な役割だと思っています。

体調が悪くなった患者さんを最初に診るのは町医者です。今は体に不調があると、「まずはインターネットで検索する」という人が多いでしょう。それが一概に悪いわけではありません。ただ、実際に診察してみると患者さんが検索したものとは違う病気だったり、別のところに原因があったりするのを、これまで何度も見てきました。もしも検索結果を信じて間違った治療法を試して体調が悪化してしまったり、取り返しのつかないことになってしまったりしたら悲しいですよね。

そのような事態を招かないためにも、私たち医師を頼ってほしいです。頼ってもらえたなら、私たちはまず可能な範囲で最良と思われる治療を試みますし、それでも改善しない場合は自身のネットワークを介して、専門の医師や医療機関を紹介することもできます。

ご自身の中だけで解決しようとせず、まずは医療との接点をつくってみてください。

「0歳~100歳まで」の健康を支えたい

当院は診療方針として、「0歳~100歳まで」という文言を掲げています。ほかに系列のクリニックが二つありますが、この診療方針は最初のクリニックをオープンしたときから変わっていません。

患者さんのなかには「以前は晴海にある系列クリニックの小児科に通っていたけれど、成長して中学生や高校生になり、今は当院に通っている」という方も少なくありません。そのように末永く通ってくださる方が年代にかかわらず増えて、患者さんに支持され続けるクリニックになることを目指しています。現在の患者さんの年齢層は10代~50代が中心ですが、今後はその年齢の幅がどんどん広がっていったらいいなと思っています。

そして、あらゆる年齢、性別の人が健康でいられるための医療を提供できるよう、これからもスタッフ一丸となって日々の診療に取り組んでいくつもりです。

多様な支払い方法にも対応。

クリニックにはX線検査(バリウム、レントゲン)や内視鏡(胃カメラ、大腸カメラなど)、超音波検査、CTなど、主に消化器系の検査に必要な機器をそろえていますので、当院で健康診断を受診いただくことも可能です。区や企業の健診も受診できます。

そうした健康診断をきっかけにしていただいてもよいですし、この記事を偶然目にして気になったことでも構いません。ご自身のことでもお子さんのことでも、何か心配なことがあれば気軽に相談してください。

TFCメディカルクリニック

■住所:京都中央区築地4丁目7番5号 築地KYビル3階
■電話番号:03-6281-5170
■診療時間:
診療時間
9:30-13:00
15:00-18:30

午前の診療受付時間は9:20~12:50まで。午後は14:50~18:00まで。
■休診:水曜日、土曜日午後、日曜日、祝日
■HP:http://www.tfc-mc.com/
■アクセス
・東京メトロ日比谷線「築地駅」2番出口 より徒歩3分
・都営バス「築地三丁目」より徒歩1分

(取材・文:VARYTEX)

  • 本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

PICK UP -PR-

新着記事 LATEST ARTICLE

PICK UP -PR-