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2023年03月30日 11:44 更新

【近隣トラブル】半年〜3年以上の長期化傾向に、身の危険を感じたことがある人は5人に1人に及ぶ

元警察官による、トラブル解決支援サービスを主要事業として展開するヴァンガードスミスは、引っ越し・新生活シーズンで多くの人が懸念する「近隣トラブル」に関する調査を行いました。

近隣トラブルの実態を調査

ヴァンガードスミスでは今回、近隣トラブルに遭遇したことがある一都三県(東京・神奈川・埼玉・千葉)20〜69歳の男女500名を対象に、経験した近隣トラブルのジャンルやその内容、トラブルに直面した際の相談先などについて尋ねています。

近隣トラブルによる被害は長期化傾向、3年以上との回答が最多

調査の結果、近隣トラブルによる被害は長期化する傾向があることがわかりました。

被害の継続年数について回答があった人のうち、74%が半年以上の長期化状態にあると回答をしており、「3年以上」と回答した人は最も多い27%という結果になりました。

長期化の原因! 重要な課題は「相談先がない」こと

近隣トラブルに遭った人が相談の際に困ったこととして挙げていた内容から、「相談先がない」ということが近隣トラブルの最も重要な課題であることがわかりました。

具体的な内容としては、

・「警察までは行きたくないのでどうすべきか迷った」
・「管理会社に相談しても結局自分たちで解決してほしいと言われた」
・「警察に相談しても事件が起きない限り、対処が難しいと言われた」


などがあり、近隣トラブルの相談先として想起されやすい管理会社・警察等でも対応が難しい現状もあります。

調査によると、これには、近隣トラブルという分野での法整備の壁や適切な相談先の不明等により事件予防の観点では具体的な対策が行いにくいためであると考えられます。

また法的判断を要する「事件」とは異なり、必ずしも「被害と加害」の関係に当てはまらないこともあるため、適切な対処がなされない場合に長期化してしまう傾向にもあります。

身の危険を感じたことがある人は5人に1人

近隣トラブルを経験した人のうち、身の危険を感じたことがある人は約5人に1人(18.6%)も存在していることがわかりました。

具体的な内容としては、

・「包丁を持って部屋に来られた」
・「包丁を持った相手に追いかけられた」
・「留守中に住居に不法侵入された」


というような危険性の高い内容から、

・「玄関の前で怒号を発せられた」
・「怒鳴りこみに来た」


など、当事者同士での解決に踏み出してしまい直接口論となったケースも多く見られました。

また、

・「相手とばったり会ってしまった際に口論になり危険を感じた」
・「たまたま遭遇し胸ぐらを掴まれた」


というような、意図せず遭遇してしまい口論や暴行に発展してしまったケースもありました。

これらの内容からも、本調査では、近隣トラブルの解決には直接的な当事者同士の論争によるリスクや、当事者自覚がないまま月日が経過し、突発的な事件となることを避けるため、

①直接当事者同士での解決をしないこと
②早期の段階で第三者に相談し客観的に見た解決策を探すこと

という2つのポイントが非常に重要であると考えられるとしています。

調査概要

・調査期間:2023年2月8日(水)〜2月13日(月)
・調査機関(調査主体):ネオマーケティング
・調査方法(集計方法、算出方法):インターネット調査
・調査対象:一都三県(東京・神奈川・埼玉・千葉)20〜69歳の男女500名

ヴァンガードスミス
http://www.v-smith.co.jp

(マイナビ子育て編集部)

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