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2023年07月08日 08:11 更新

「お母さんがんばりすぎないでいいよ」ワンオペ育児に限界を感じていたとき、保健師さんが…… #「ありがとう」を伝えたい

ワンオペでの育児は想像以上に過酷なもの。40代ママMさんも、ワンオペで二児を育てる過酷な毎日を送っていたそう。心身ともに限界の中、下の子の乳児健診へ。そこで保健師さんに言われたこととは……。

ワンオペ育児で心身ともに限界

上の子が2歳、下の子がまだ0歳だったときの話です。

当時は父親の育児休業がほとんど普及しておらず、産後も主人はフルタイムで仕事。帰宅後も疲れてほとんど家事・育児ができない状態だったため、私はほぼワンオペでふたりの育児をしていました。

上の子はイヤイヤ期まっただ中。言うことをきかず、ごはんを食べさせるのもお風呂に入れるのもひと苦労。下の子は昼夜のサイクルもまだ整わず、夜中に最低でも2回は起きて授乳。さらに主人と自分の食事をつくり、毎日の洗濯も……。寝不足と疲労で、正直もういっぱいいっぱいでした。

健診で保健師さんが……

そんな疲れとストレスの日々を送っていた中、下の子を健診に連れて行く時期になりました。
正直、外に出るのも億劫になるほど疲弊していたのですが、行かないわけにもいきません。疲れた体を引きずって、会場へと向かいました。

そこでは、保健師さんが現在の育児の状況を「うんうん」とうなずきながら聞いてくれました。
第二子を産んでから、1人で大人の人と話す機会もほとんどなかったのでこれだけで少し心が軽くなったのですが、保健師さんは私の状況を把握すると、「お母さんがんばりすぎないでいいよ。手を抜いてもいいよ。夕食はたまにはカップラーメンでもいいじゃない」と。

この言葉を聞いた瞬間、すべての力が抜けて、私はその場でボロボロと泣いてしまいました。

保健師さんの言葉で自分らしさが取り戻せた

あのとき、保健師さんの言葉で、自分が思っている以上にがんばり過ぎていることに気づきました。そして、自分を失ってまでがんばりすぎなくてよいことにも。

その日をきっかけに、ときには冷静になって手を抜こうと意識できるようになり、徐々に明るく毎日を過ごせるようになりました。親が心に余裕をもつと子どもにも伝わるのか、単純に成長しただけなのか、上の子のイヤイヤも少しずつ落ち着くようになりました。

本当に、あのときは保健師さんのひとことに、どれほど救われたかわかりません。あれ以来その保健師さんにお会いすることはありませんでしたが、今でも感謝しています。

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※本記事は、編集部に寄せられた実際のエピソードを元に再構成しています。

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