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2022年12月29日 10:01 更新

年末年始の夫の実家への帰省「やめたい」と感じる妻は6割、「衛生基準が違う」「夫が連泊したがる」

「孫の顔が見たい!」という要望に応え、年末年始は実家に帰る予定の方も多いでしょう。今回は、年末年始を義理の実家で過ごすことについて、ママたちにアンケートを実施。義実家帰省のエピソードを交えてお伝えします。

昨年(2021年)から今年(2022年)にかけての年末年始は、義理の実家に帰省しましたか?

今年から来年にかけての年末年始は、義理の実家に帰省する予定ですか?

2021年から2022年の年末年始にかけて、義実家に帰省した人は約4割。同居の場合も含めると、義実家で過ごした人は約半数未満でした。帰省といっても、長期にわたって義実家に泊まるケース、ホテル泊など宿泊は別のケース、日帰り帰省で訪問するケースなど、形はさまざまです。

なお、義実家に帰省せず過ごしている人は、約5割ほどでした。うらやましいと感じるか、もったいないと感じるかは、ひとそれぞれ。コロナ禍の状況や、義実家との関係性次第かもしれません。

今年(2022年)から来年(2023年)にかけての年末年始は、義理の実家に帰省する予定ですか?

今年から来年にかけての年末年始は、義理の実家に帰省する予定ですか?

そして今年の年末年始(2022年から2023年にかけて)、義実家に帰省の予定があるかどうかという質問の結果も、ほぼ同数となりました。義実家で過ごす人が半分、帰省しない人が半分です。

昨年は帰省したけれど、今年は帰省しないという選択をしている人もいます。夫と妻、お互いの実家が離れている場合、交互に帰省しているご家庭もあるようです。子どもが中高生になると、部活や塾などが忙しく、家族で帰省することも少なくなるでしょう。

年末年始に義理の実家に帰省する習慣について、あなたの考えに近いほうは?

昨年から今年にかけての年末年始は、義理の実家に帰省しましたか?

義実家への年末年始の帰省は、「やめたい/やめていい」と答えた人が約6割。過半数より上回りました。

たとえよくしてもらったとしても、義実家は義実家。遠慮もありますし、自宅でのびのび過ごす年末年始とは比べられません。帰省となると、大掃除などの年越し準備も前倒しにする必要もあります。

それらを考え合わせると、義実家への帰省をやめたくなる気持ちも理解できます。

楽しみだから続けたい

●いつも優しく出迎えてくれて、娘のように可愛がってもらっています。毎回温泉に一緒に行くのを楽しみにしています。(女性/39歳/印刷・紙パルプ/技術職)

●気を使うことは絶対あるので、帰省するまで変な緊張感はあるが、義両親や義兄弟たちの関係自体は良好なので帰省してよかったと思えている。(女性/39歳/機械・精密機器/事務系専門職)

●義実家との関係は良好で、むしろ積極的に会いに行きたいと思う。子どもはもちろん、私のこともとても可愛がってくれるし、雑用を押しつけられたりすることはない。(女性/23歳/小売店/販売職・サービス系)

義実家への帰省を楽しみにしている人もいます。義両親が優しく、家族の関係がよければ、帰省も楽しい時間になるでしょう。ある程度気をつかう必要があるにせよ、居心地がよい家なら毎年訪問してもよいくらいです。実家との関係があまりよくない人は、かえって義実家に行くほうがいいかもしれません。

ただ、どんなに楽しくても滞在期間は短めに設定しておきましょう。お互いに、名残惜しいくらいが長く関係を続けていく秘訣です。

子どものために帰省はあり

●なかなか会えない距離なので、年末年始くらいは義理の実家に行って孫たちの顔をみせたいなあと思ってます。(女性/34歳/コールセンター/販売職・サービス系)

●子ども達はお年玉が欲しいようで、「行きたい」と毎年言ってます。(女性/31歳/医療・福祉/専門職)

●姑からいろいろ気に触る事は言われるしストレスだけど、子どもに年始の挨拶の礼儀を教えるためにも、訪問はかかせないと思います。(女性/31歳/食品・飲料/販売職・サービス系)

祖父母との触れ合いは、子どもにとって大事な体験です。義両親も、孫はかわいいもの。コロナの流行で実際に会う機会が減っているなか、チャンスがあれば帰省して、元気な姿を見せてあげたいですね。

子どもたちも、おじいちゃんおばあちゃんにお年玉をいただいたり、遊んでもらったり、お正月気分を味わえるでしょう。子どもが大きくなれば、部活や塾で忙しく、帰省する機会も自然に減っていきます。子どもが小学校を卒業するまで、と期限を決めて、義実家への帰省を検討してみてはどうでしょうか。

のんびりできないからやめたい……

●コロナ禍なのもあり、帰省はしなくなってしまった。せっかくの休みに気疲れしたくはないので、正月に帰省するという習慣はなくなってほしい。(女性/36歳/飲食店/販売職・サービス系)

●休まらないし、風習が違いすぎて疲れる。自宅または自分の実家で、のんびり過ごしたい。(女性/40歳/医療・福祉/事務系専門職)

●長時間いろいろなところについていかなければならず、しんどかったです。(女性/27歳/金融・証券/営業職)

義実家への帰省を「やめたい/やめてもいい」と考える原因は、「休暇なのに休めない」ことのようです。頻繁に会う機会がある義両親ならいざしらず、お盆とお正月くらいしか顔を合わさない距離感だと、お互いに気をつかいます。

お正月の過ごし方も、福袋を買いに行くようなアクティブ派と寝正月を好むインドア派ではまったく別! よかれと思ってしてくれることも断りにくく、気持ちが休まりません。

男性は義実家へ帰省してもゆったり過ごせるケースが多いのですが、女性は家事の手伝いや気働きを求められがち。お正月くらいゆっくりしたいという気持ちは切実です。

帰省がストレスに……

●衛生基準が違うので、つらいです。前は数泊していましたが、今は日帰りにしています。(女性/32歳/通信/一般事務)

●義実家に行くと、お酒をたくさん飲まされるため、行きたくない。(女性/32歳/学校・教育関連/専門職)

●義母も高齢になり、帰省することに対し疲れているようなので負担をかけるし、連泊はやめたほうがいいと思うが、夫が連泊したがるので言い方に困る。(女性/36歳/建設・土木/技術職)

義実家と自分の衛生観念にズレがあることを理由に、帰省を楽しめない人もいました。年配の方は視力が落ちて、食器の汚れや部屋のほこりに気づきにくいことがありますよね。

また、口うるさい義母に小言をいわれてうんざりしている人もいて、ストレスのタネは尽きません。お互い気持ちよく過ごせない帰省なら、やめたほうがいいと感じてしまいますね。

どうしても帰省しなくてはならないときは、短期間にする、夫と子どものみにする、などの対策が必要でしょう。

まとめ

年末年始の帰省は、行く側、迎える側、双方に少なからずストレスがあります。特に、小さな子ども連れの帰省は大変で敬遠しがちですが、子どもがいるからこそ、にぎやかに過ごせるのも事実。子どもが成長した後は、夫と妻がそれぞれの実家に様子を見に帰省しているというご家庭も少なくありません。

家族が一緒にいられる時間は案外短いものです。お互いが楽しいお正月を過ごせる選択ができるといいですね。

マイナビ子育て調べ
調査日時:2022年10月23日
調査人数:107人(22歳~40代までのママ)

(マイナビ子育て編集部)

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