ケチャップの代用品10選！ 困ったときに使える調味料とは？

こんにちは♪ キャラ弁・フラワーケーキ講師のよんぴよままです。

真っ赤でとろみのあるソースといえば、トマトケチャップがとても身近ですよね。濃厚なトマトの旨味と甘味がギュッと濃縮され、酸っぱさも加わって、深みがあるけれどさっぱり。

誰でも大好きだと思っていたら、我が家の娘は小さいころはケチャップが苦手でした。子どもが大好きな味だと思い込んでいた私にはちょっとした衝撃……！ しかも、トマトが食べ物の中で一番好き！ と今でも豪語している子なので、二重にびっくり（笑）。

どうやら濃厚すぎたことと、酸っぱさが苦手だったようですが、今ではそのおいしさがわかるようになった様子。

ケチャップはそのまま使う以外にも、調味料として使ったり、隠し味に使ったりとさまざまな活用方法があります。とても使いやすい調味料なだけに、ついうっかり切らしてしまったり、必要な量が足りない！ という事態が起きやすいんですよね。

実はケチャップの代わりに使える調味料は、意外とたくさんあるんです。今回はケチャップの代用品をご紹介します。

ケチャップはとろみがあり、濃厚な甘酸っぱさが特徴です。もしケチャップがなくて困ったら、使われている材料が同じようなものを探して代用したり、足りないものを補って、この質感と味に近づければいいわけです。

ケチャップの原材料はトマト、砂糖、酢、塩、たまねぎ、香辛料の6つ。メーカーによって材料や割合は変わりますが、多くのケチャップが似たような材料で作られています。

色でもわかるようにトマトが一番多く「旨味」「甘味」「酸味」「塩味」がギュギュッと詰まった味わい。香辛料によっては「辛味」や「香り」がプラスされます。

ケチャップは完成したソースなので、オムライスなどのようにそのまま料理にかけることも多いですよね。それだけではなく、調味料として味つけに使ったり、ほかのものを加えて別のソースにしたり……旨味が詰まっているので、少量加えて味に深みを出す隠し味に使っても◎。

ケチャップにはトマトがもっとも多く使われているので、代用できるものを探すときはトマトを使ったものを探すのが早道。

代用品の中にはケチャップでは使われない原材料が入っていて、風味や味わいが異なるものもありますが、かえってそれが新しいおいしさの発見につながることも。特に料理に使う場合は、元々その料理で使うものが代用品に配合されていると、時短もできるので一石二鳥です。

まずは、トマトそのものを代用品としてピックアップ！ もちろん、このままではケチャップの代用とはなりませんが、ケチャップがなかったら、材料であるトマトを加工してしまえばいいわけです。

大量のトマトが安く手に入ったときは、手間はかかりますがじっくり煮込んで自家製のソースを作っても◎。ケチャップが苦手だった娘ですが、完熟トマトを大量にいただいたときに作ったトマトソースは、本当に濃厚な旨味と甘味で、思わず「うまっ！」と声が出たほど。手間はかかりますが、自分好みの味つけができます。

料理の味つけに使うときは、刻んで加えるだけでもOK！ ケチャップとは異なり、トマトそのものの存在感をもっと楽しめます。

トマトから作るよりも時間を短縮できるのはトマト缶。多少皮が残っていたりしますが、ほとんどの皮は取り除かれ、火も通っています。料理に使うにもケチャップのようなソースにするにも◎。

トマト缶は味つけしていない、トマトを加熱しただけのもの。甘味、塩味、酸味をプラスすればケチャップに近づけます。

トマトピューレやトマトペーストは、トマトを煮詰めて濃縮させたもの。裏ごしもされているので、味つけされていないケチャップのような感じです。商品によってはトマト以外の材料も加えられています。

トマトやトマト缶より、さらにケチャップに近い代用品となります。

ペーストはケチャップよりも水分を飛ばしてあるので、とってもトマトが濃い！ ケチャップのとろみに近づけるためには、少し水分を加えて調整してください。

調味料として使うときには、ケチャップよりも量を減らすくらいで大丈夫。

トマトソースは名前の通り、トマトで作られたソース。商品によって使われる原材料に違いがありますが、ケチャップよりも使われる材料の数が多く、緩めなものが多いです。

ニンニクやハーブの香りがついていることが多く、これ自体がおいしいソースです。料理のベースに使っても◎。ケチャップと比べるとトマト主体ではあるものの、より複雑な味つけがされています。ケチャップの代用として、そのままかけてもOK！

市販されているピザソースも、トマトベースのソースが多いですよね。トマトソースと味つけは似ていますが、もう少し煮詰められ、味つけもしっかりした感じ。にんにくとハーブで香りづけされたケチャップと言ってもいいくらいですが、酸味は控えめ。

さまざまな香辛料が加わっているため、料理にかけても、少量塗ったりしても存在感のある味。調味料として使うと、深みのある味つけが簡単にできます。

ミートソースは具入りのトマトベースのソース。ケチャップのようなペースト状ではなく、しっかりと具の主張があるので、ケチャップよりも目立つ存在かもしれません。

ですが、ケチャップのようにソースとして料理にかけたり、ミートソースを利用してリメイクさせたりもできます。ケチャップ感をもっと強くしたい場合は、トマトピューレなどを加えてみて。

メキシコを代表するソースといえばサルサ。これもトマトソースの1種になりますが、これまでご紹介したトマト系ソースとはひと味違います。

トマト、たまねぎのほかに、ピーマンと唐辛子が入っているため、一般的なケチャップにはない「苦味」「辛味」が加わって複雑な味わい。甘味はケチャップよりもかなり控え目で、野菜がゴロゴロと入った野菜のソースといった印象。ちょっとピリ辛の野菜たっぷりトマトソースとして、ケチャップの進化系と捉えて代用するとイイかも。

パスタソースもトマト系ソースのものがたくさんあります。ケチャップよりも緩く、具入りだったり、ニンニクやハーブが効いているものが多いですよね。

オレガノやバジルなどは定番のハーブ。トマトソースやピザソースに近い味つけのものが多いので、同じようにケチャップの代用品として活用可能です。

ハンバーグなどで定番のデミグラスソースは、ケチャップとは全く違う茶色いソースですが、実はトマトが多く使われているソースなんです。ただし、トマト以外の野菜や肉のエキスも使われているので、トマトのインパクトは控えめ。

まろやかでまったりとしたコクや旨味は、肉と野菜から出る出汁が融合して作られています。料理にそのままかけると、ケッチャプの代用品というよりリッチな洋食となってしまいますが、料理の隠し味に使うと深いコクが加わりますよ。

トマト感は薄めなので、ケチャップに近づけるためには、濃厚なトマトペーストを加えてみて。

中濃ソース、とんかつソース、お好みソースやたこ焼きソースなどはウスターソースの仲間。濃さやとろみ、味などがそれぞれ違いますが、コクや甘味、酸味もあります。デミグラスソースと色は似ていますが、小麦粉や肉の旨味はなく、野菜や果実を使い、砂糖や酢、塩、香辛料で味つけされて作られます。

トマトも使われていますが、トマトの味が突出することなく、全体が深みのある味わい。ウスターソース自体もトマトケチャップのようによく使う調味料ですよね。

トマト感はかなり控え目なので、トマトが苦手な子でも大丈夫かもしれませんが、その代わりにさまざまな香辛料が使われており、ピリッとした辛さがあります。ちょっとした隠し味にピッタリですよ。

さまざまなものがケチャップの代用品となりますが、ケチャップ自体を手作りしてしまうという手もあります。代用品をケチャップの味に近づけたいときにも、同じように調整すればいいので参考にしてみてください。

材料
・トマト缶……1缶
・たまねぎ……1個
・砂糖……大さじ1
・塩……小さじ1
・酢……小さじ2
・ハーブ……適量

※ハーブはローリエ、バジル、オレガノ、クローブなどお好みで加えてください。

作り方
① たまねぎをすりおろす。
② 鍋にたまねぎ、トマト缶、砂糖、塩、ハーブを入れて焦げないように30分程度煮詰める。
③ とろみがついたら酢を加え、軽く煮詰めて完成。

トマト缶を使ったので、煮詰めてもツブツブが残ります。滑らかに仕上げたい場合は、煮る前にミキサーで攪拌してください。トマトピューレやトマトペーストを使うとすでに裏ごししてあるので、ミキサーにかけなくてもOK！

市販のトマトケチャップに比べて甘さは控え目です。調味料はお好みで増減したり、入れるハーブを変えたりして、オリジナルの味を楽しんでくださいね。

ケチャップはトマト、砂糖、塩、酢、香辛料で作られたソースです。メインとなるトマトの味が前面に出ているものなので、代用とするものも、トマトの割合が多いものを探せばOK！

あくまで代用品なので、ケチャップそのものの味とは異なりますが、だからこそ調味料の味を活用したり、足りないものは加えてあげたりして、アレンジすることも可能です。ケチャップとは違う味わいを楽しんだり、新たな味わいを楽しむのも◎。

ケチャップは意外と簡単に作ることもできます。この際手作りして、好みの味つけで仕上げるのもオススメですよ♪