【ものづくりの町・燕三条発】シックで洗練された「黒染めカトラリー」新シリーズ登場！食洗機も使用可能

テーエムは、人体に影響のない鉄の黒染め技術を応用させ、全国でも珍しい希少な「ステンレスの黒染め」技術で、2018年に発売した自社ブランド『96【KURO】』を仕様変更。約2年の改良を経て、食洗機使用可能な2種類の黒染めカトラリー新シリーズ「つやつや」と「ざらざら」を開発、4月1日より販売をスタートします。

2仕様×5種類のカトラリー

テーエム（新潟県三条市　代表取締役：渡辺竜海）は、ものづくりの町「燕三条」にて60年以上かけて培ってきた、太古からの自然現象に由来した人体に影響のない鉄の黒染め技術を応用させ、全国でも希少な「ステンレスの黒染め」技術を開発しました。

2018年に、金属の表面処理を手がける同社は、自社ブランドとして「96【KURO】」を発表。モノづくりの町「燕三条」で、近隣の工場や企業からも協力を得ながら、自社の技術である「黒染め」を多くの人に知ってもらい、地場の産業を盛り上げるべく活動していました。その後、2020年、アイテム・仕様変更のために製造販売を一時停止していましたが、2022年春に生まれ変わって再スタートします。

発売は4月1日。食洗機使用可能な、新しい仕様「つやつや」と「ざらざら」の2種類の「黒染めカトラリー」です。

黒染め後に一点一点手で磨いて仕上げた「つやつや」。ステンレス特有の光沢があり高級感が出ます。

表面を梨の表面のような質感にし、そこへ黒染めを施した「ざらざら」。マットで素朴な雰囲気が特徴です。

2つの仕様×5種類のカトラリーを発売することで、使用シーンが幅広くなり、おうち時間を彩るアイテムとしても活躍します。また、黒染めならではの自然な黒が、近年ブームのアウトドアシーンともマッチします。

金属の黒染めとは、字の如く布を染めるように液の中に金属を漬けて黒く染める技術です。黒染め液を煮立て、その中に金属を入れ、化学反応を起こして黒く染めます。その際に、金属の表面に酸化皮膜と呼ばれる膜ができることで、黒く染まります。

塗装は製品に上塗りをするのに対して、黒染めは内部への浸透部分も含めて1ミクロン（1mm/1000）の薄さで変色させているのだそう。例えるなら塗装は「お化粧」で、黒染めは「日焼け」というイメージ。

膜の厚さがとても薄く、部分的にムラが出るなどの一方で、金属の風合いを生かした仕上がりに。塗装のように均一な美しさはありませんが、黒染めにしか出せない味のある美しさ、使う人によって変化する面白味があります。