「陰部を撮影して共有」「裸の写真を送って」子どものチャットトラブル、「テラコヤプラス by Ameba」が調査

テラコヤプラス by Amebaによると、子どものスマートフォンの専用・共用について尋ねたところ、子ども専用で端末を持たせているのは54.2％でした。

子どもに専用のスマートフォンを与えた時期について、最も多かったのは「中学1年生」で23.5％となり、次いで小学1年生の13.8％、高校1年生の9.5％が続きました。小学校入学前から小学6年生までを合計すると57.2％となります。

次に、スマートフォン以外のインターネットに繋がる端末についての専用・共用についても調査したところ、iPadやAndroidなどのタブレット端末については28.7％が「子ども専用」のものを所有しており、「家族で共用」の22.9％を上回る結果となりました。パソコンについては「親との共用」で利用している子どもが最も多く、33.6％でした。

子どもが利用しているゲーム機器についても聞いてみると、63.3％が「Nitendo Switch」を所有している事が分かりました。今回アンケートに回答した家庭の約1.5世帯に1台が、Nitendo Switchを所持していることになります。

続いて、各端末でのチャットなどの利用状況について調査してみたところ、「スマートフォン」が66.3％で最多となり、次いで「ゲーム機器」が28.0％となりました。

「子どもがチャットなどを利用している」と答えた保護者671人に家庭でなんらかのルールを設けているかどうか尋ねてみました。すると、ルールが「ある」と答えたのは61.0％でした。中でも、「時間制限」や「言葉遣い」についてのルールを設けているケースが多いようです。

保護者は子どものチャットなどをチェックしてもよいと思うか尋ねてみると、「子どもの許可がなくてもチェックしてよい」との回答は小学生の保護者に多く39.2％でした。

実際に子どもがチャットを利用している保護者671人に、実際に子どものチャットなどをチェックしたことがあるか聞いてみたところ、「チェックしたことがある」との回答は小学生の保護者が最も多く62.6％となっています。

最後に、チャットトラブルに関しての報道を見て、親子でどの程度に話し合ったかを尋ねてみました。すると、全体では「よく話し合った」と答えたのは34.8％にとどまっています。子どもの年齢別では、「中学生」では50.9％となっている一方で「小学生」では26.9％という結果となりました。

また、今回のアンケートでは、保護者からさまざまな“チャットトラブル”が寄せられました。

●小学生の男の子たちが、遊び半分でお互いの陰部を撮影し、グループLINEで共有していたと問題になった(小学5年生の保護者)

●以前、リアルでクラスメートとトラブルがあり、それがLINEやゲーム内にも広がった。文字やネットの音声になると内容がキツくなり、子ども同士での解決は不可能だと判断したタイミングで、私自身が動き、先生にも介入してもらい解決した(小学5年生の保護者)

●同級生とその従兄弟から、お金を要求された。本人は誰にも言えず、なんとかお金を集めようとしていたが、その様子がおかしかったので、チェックしたところ事実が発覚した。私が相手の両親に話し、事なきを得た(中学3年生の保護者)

●中学生の時、クラスの男子から裸の写真を送って欲しいとメールがきた時、子どもはびっくりして私に相談してくれた(高校3年生の保護者)

【調査概要】
調査時期：2021年12月7日～2022年1月10日
調査方法：インターネット
調査地域：全国
調査人数：インターネットに繋がる端末(スマートフォン、タブレット、パソコン、ゲーム機など)を利用している小学生～高校生の子どもの保護者1024人
調査内容：子どものチャットなどの利用に関するアンケート

テラコヤプラス by Ameba
https://terakoya.ameba.jp/

CyberOwl
https://www.cyberowl.co.jp/

（マイナビ子育て編集部）