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2022年03月02日 08:30 更新

アボカドの保存方法と賞味期限|おいしく長持ちさせる方法

栄養価が高く人気の食材「アボカド」ですが、食べごろを逃して食べ損ねることや、気づくと熟しすぎてるなんてことありませんか?そこで今回は、アボカドの保存方法と賞味期限についてご紹介します。特売日にまとめ買いして上手に保存しましょう!

アボカドの選び方

アボカドは、中南米原産の植物。日本で売られているアボカドのほとんどはメキシコ産です。収穫時はかたく未熟な状態で、日本に運ばれている間に追熟が進みます。スーパーでアボカドを購入するときは、ご家庭で食べるタイミングにあわせた状態のものを選びましょう。

長く保存したいなら緑色でかたいもの

皮が緑色でかたいものは、追熟が完了していないアボカドです。当面食べる予定はないけれどお買い得になっているので購入しておきたい場合は、緑色の部分が多いアボカドを選んでください。軽くさわってみてかたい感触のものがおすすめです。購入時の熟成度によりますが、常温で3~5日程度は保存できます。

すぐ食べるものは黒くて弾力のあるもの

買ってすぐ食べたい場合は、黒みがかった緑色で、握ったときに弾力があるものを選びましょう。店頭で選ぶときは、力を入れすぎないよう軽く握ってください。真っ黒でカサカサしているものは熟しすぎている可能性があります。適度なハリとツヤがポイントです。追熟が進まないよう、購入したらすぐ冷蔵庫に入れておきましょう。

アボカドの保存方法

購入したアボカドは、アボカドの状態や食べるタイミングにあわせて保存しましょう。

常温保存

アボカドは、常温で保存すると追熟が進みます。緑色でかたく、まだ完熟していないものは常温でそのまま保存します。3~5日程度で完熟し、食べごろになります。追熟をはやめたい場合は、通気性のよい紙袋にバナナやリンゴと一緒に入れて常温保存します。果物から出るエチレンガスが熟成をはやめてくれます。

冷蔵庫で保存

完熟したアボカドは、冷蔵庫で保存しましょう。アボカドは8~12度で保存するとよいといわれています。乾燥を防ぐため、ひとつずつラップや新聞紙に包み、冷えすぎないよう、野菜室に入れておくとベターです。追熟が進みにくくなり、食べごろの状態が4~5日ほどキープできます。

半分に切ってしまったアボカドは、切り口にレモン汁かお酢を少量、またはオリーブオイルをぬって、ラップして保存します。酸化による変色と乾燥を防ぐためです。タネと皮は、空気に触れる部分を少しでも減らすためにつけたままにしておきましょう。賞味期限は2~3日を目安にしてください。

冷凍庫で保存

アボカドは、冷凍庫で1ヶ月ほど保存可能です。完熟したアボカドをそのままラップで包み、冷凍するとかんたんです。

調理の手間を省きたい場合は、ダイス状にカットするか、スライスして冷凍します。変色をさけるため、レモン汁かお酢、オリーブオイルをまぶしておきましょう。スライスしたアボカドはくっついて凍ってしまうので、重ならないようラップをはさむようにしてください。

冷凍したアボカドを解凍すると、若干やわらかくなり食感が変わります。おすすめは、完熟したアボカドをつぶしてディップ状にして冷凍する方法です。レモン汁をまぜてフリーザーバッグに入れて平らに伸ばして冷凍すれば、使う分だけ折って取り出せます。

冷凍すると長く保存できますが、やはりだんだんと味が落ちてきますので、2週間ほどで食べきるのがおすすめです。食べる際は、冷蔵庫で自然解凍するとよいでしょう。電子レンジでも解凍可能ですが、温め時間の調節が難しいです。できればレンジの解凍モードを利用してください。

まるごと冷凍したアボカドを電子レンジで解凍する場合は、常温か冷蔵庫で皮がすこしやわらかくなるまで待ってからにしましょう。

食べごろのアボカドの見分け方

アボカドの食べごろを見極めるには、色、かたさ、へたの状態を確認しましょう。次のような状態が完熟食べごろです。

・全体が黒くなっているもの
・軽く握ると弾力があるもの
・へたと実の間にすこしすき間があるもの

アボカドの実の部分に黒い斑点や茶色い筋が出ていることがあります。これは、アボカドに含まれるポリフェノール成分が酸化したもの。実の全体が黄緑色であれば、食べても問題はありません。反対に、実の全体が茶色や黒色に変色しているものは腐っているため、食べないようにしてください。

販売しているアボカドが腐っているかどうか見極めるには、へたの部分に注目しましょう。アボカドはへたの部分から熟していきます。へたに白いカビがついているものはさけましょう。

また、全体がやわらかくなりすぎているもの、さわるとぶよぶよとした感触があるものはいたんでいる可能性が高いです。

熟成度別おすすめ調理法

アボカドを切ってみると、「思ったよりかたかった」「意外とやわらかい」というときがあります。熟成度別の調理法をいくつか覚えておくと応用がききます。

固めのアボカドは火を通す

アボカドを切ってみてまだかたい場合は、追熟させるのは困難です。冷蔵庫に入れると追熟がとまってしまいますので、保存せず、火を通してやわらかくして食べましょう。チーズをかけてオーブンやトースターで焼くとおいしく食べられます。衣をつけて揚げるのもおすすめです。

やわらかめのアボカドはディップに

追熟が進んだやわらかいアボカドは、つぶしてディップにしましょう。刻んだ玉ねぎ、レモン汁、黒コショウ、塩を混ぜて味付けすると自家製ワカモレになります。マヨネーズをまぜるとさらに濃厚な味に。わさびを入れてもピリッとおいしいです。

まとめ

完熟前のアボカドを買って常温保存で追熟し、完熟後は冷蔵庫で保存すれば、最長で10日ほど保存できることになります。いくつかまとめ買いするときは、まだ緑色でかたいもの、すぐに食べられる食べごろのものを取り混ぜて購入するといいですね。栄養価の高いアボカドをおいしく味わいましょう。

  • 本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

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