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2022年03月22日 13:07 更新

味噌を最後まで美味しく食べる保存方法|賞味期限を詳しく解説

家庭の味の代表格とも言えるお味噌汁。味噌はあらゆる調理法にも活用できる調味料ですが、香りと風味が命。今回は味噌に適した保存場所や保存方法と賞味期限を解説します。また「日数が過ぎたけど使っても大丈夫かな」などと心配な方のために、使用の可否チェックについてもご紹介します。



こんな方に読んでほしい

■味噌の保存方法が知りたい

■味噌の賞味期限について知りたい

■こんな状態になった味噌を食べても大丈夫かどうか知りたい

味噌の正しい保存方法

未開封品

常温で販売されていた味噌なら、常温保存でも問題はありません。ただし、夏場など高温多湿のときは、未開封でも味噌の風味が損なわれる可能性が高くなります。直射日光が当たらず、風通しの良い冷暗所に保管するか、未開封のまま冷蔵庫に入れるとより安全です。

開封後

開封した味噌は、容器ごと冷蔵庫に保管しましょう。中でも冷蔵庫内のチルド室だと、温度変化が少ないため保存に最も適しているためベストです。
また、味噌の鮮度をより落ちにくくするためには、酸化防止のために味噌の上にラップをすると良いでしょう。密封することがポイントです。
そして、味噌を容器からすくう際は清潔な調理器具を用い、雑菌の繁殖を極力抑えるようにしましょう。

味噌の出番が少ないならば「冷凍保存」

「え?味噌を冷凍してもいいの?」と驚いた方もいらっしゃるでしょうか。味噌を冷凍庫に入れてもカチカチに固まることはありません。常温や冷蔵保存されていた味噌よりはやや硬くはなるものの、使用するときにスプーンやお玉ですくえない!なんてことにもならないです。

また、昨今販売されている味噌は、減塩タイプやだし入りのものが多く、こういった味噌は傷みやすいもの。より安心して味噌を使うなら、冷凍保存が良いかもしれませんね。味噌を頻繁に使わない方も、冷凍保存が良いでしょう。

味噌の賞味期限

未開封の味噌の賞味期限

製品に記載されている賞味期限の日付は、未開封できちんと保管されていることが前提です。
ですが、正しく保管していても、製造から日数が経てば鮮度は落ちるもの。味噌本来の風味や香りを楽しむためにも、記載されている賞味期限はできるだけ守ったほうが良いでしょう。

開封後の味噌の賞味期限

開封すると酸化が進み、香りや風味が損なわれてしまいます。味噌は温度変化や多湿、空気に触れることが大敵とされているため、開封後は冷蔵または冷凍保存が望ましいです。ただし、冷蔵保存する場合でも、製品に記載されている賞味期限内で、なおかつ2カ月を目安に使い切ることがベター。冷凍保存はさらに賞味期限を長くできますが、過信せずに早めに使い切りましょう。

賞味期限が短い味噌がある

昨今販売されている味噌は、添加物が入っているものや、減塩タイプのものが多く見受けられます。これらの味噌は、賞味期限が短く設定されているケースが多いです。しかし短いとは言っても、頻繁に味噌を使う方なら、問題なく使い切れる期間です。頻繁に味噌を使わない方は、容量が少ないものを購入するか、冷凍保存しながら使うと良いでしょう。

Q&A|味噌がこんなことになってる!使っても大丈夫?

Q|賞味期限を過ぎてしまった

賞味期限というのは、おいしく食べられる期間のこと。ただし、製造から月日が過ぎれば、味噌の風味はどんどんと落ちてきます。できれば賞味期限内に使い切ることがベターです。
もし、個人の判断で賞味期限を過ぎたものを使うときは、できるだけ早く使い切りましょう。お料理の隠し味や鍋料理の出汁として使うと良いかもしれませんね。

Q|色が変わってきた

製造した日から日数が経った味噌は、温度の影響を受けて色が濃くなってきます。問題はありませんが風味はやや落ちます。
この状態は未開封でも開封後でも起きるものなので、味噌を保存する際には、温度や湿気に気を配り、空気に触れさせないように注意しましょう。

Q|液体が出てきている

味噌の上に液体が出てきたら、もう使えないのでは?と思う方もいるかもしれませんね。でも大丈夫です。これは味噌が熟成した状態で「たまり」と言います。味噌に混ぜて使ってOKです。

Q|味噌の上に乗っている紙のようなものはどうしたらいい?

容器を開けると、味噌の上に紙のようなものが乗せられていますよね。これは捨てずにそのまま被せておきましょう。味噌は空気に触れると酸化が進みやすくなってしまいます。もし、紙が被せてなかったり、捨ててしまったりした場合は、酸化防止のためにラップなどで味噌の表面を覆うようにしてくださいね。

Q|容器内に入っている脱酸素剤はどうすればいい?

販売されている味噌には、容器を開けると中に脱酸素剤が入っていることがほとんどです。これは未開封の味噌の酸化防止のために入れられているものです。開封後は効果が薄れるので捨ててしまって問題ありません。

まとめ

■常温での保存もOKだが、冷暗所に置く

■ベストな保存場所は冷蔵庫のチルド室

■味噌の出番が少ない場合は『冷凍保存』がよい

味噌は全国に味噌蔵があることから地域性に富んでおり、その土地ならではの気候や収穫物によってできた味噌を味わえます。北海道では赤色系の中辛味噌、仙台では赤色辛口味噌、関西地方では甘口の米味噌、東海地方では東海豆味噌などが一般的でしょうか。
家庭の味とも言える味噌の味、正しい保存方法を用いて、香りや風味を楽しんでおいしくいただきたいものですね。

  • 本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

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