1歳の誕生日を祝おう! ケーキに一升餅、選び取り等アイデアまとめ
愛しい赤ちゃんが初めて迎える1歳の誕生日! ハーフバースディなどで生後6ヶ月をお祝いしたママもいるかもしれませんが、1歳のお祝いは特別なものがありますよね。今回は赤ちゃんの初の誕生日におすすめの食べ物や飾り付けのほか、「一升餅」「選び取り」などの儀式についてご紹介します。
1歳のお誕生祝いのお料理におすすめのメニューは?
お誕生日の定番メニューといったら、バースデーケーキ! でもまだ1歳の赤ちゃんにケーキを食べさせることはできるのでしょうか? お誕生日向けのごちそうも、1歳の赤ちゃんに何を用意したらいいのか悩みますよね。ここでは、赤ちゃん向けのケーキや、離乳食を取り入れたメニューについてまとめました。
バースデーケーキ、1歳の赤ちゃんでも食べられる?
1歳は、離乳食が順調に進んでいるなら「後期」の食事を食べている時期です。1歳6ヶ月くらいの完了期に向かってさまざまな食べ物が食べられる時期ですが、「生クリームたっぷりのケーキを食べさせてもいいの?」「お砂糖の量も多そう…」と心配になるママもいることでしょう。
離乳食後期は、歯ぐきでつぶせる硬さのものであれば食べることができる時期。ケーキはやわらかい食べ物なのでその点は心配ありませんが、濃い味付けや甘すぎるものは避けるのが無難でしょう。
また1歳になり、胃腸の機能が発達してきているとはいえ、乳脂肪分がたっぷりの生クリームも消化に負担がかかります。あくまでもまだ離乳食完了期前であるということをふまえ、砂糖や生クリームは控えたケーキでお祝いしてあげたいものです。
スイーツ店の中には、1歳の子供に向けたバースデーケーキを取り扱っているところもあります。アレルギーに対応していたり、生クリームのかわりに豆乳クリームを使用したり、体にやさしいオーガニック素材を使ったものなど、さまざまなケーキが販売されているので、利用してみてもいいでしょう。天然の色素でかわいいキャラクターを描いたデコケーキなどは、赤ちゃんも喜ぶかもしれません。
赤ちゃん用ケーキを手作りしよう!
市販の赤ちゃん用ケーキを購入するのもいいですが、安心できる素材や子供が好きな食べ物をママが選び、手作りするのもおすすめです。
甘さひかえめで作った蒸しパンやホットケーキに、水切りヨーグルトを塗り、好きなフルーツでデコレーションするだけでも、オリジナルのバースデーケーキが完成します。食パンをクッキー型などで型抜きしてフルーツをはさみ、水切りヨーグルトでデコレーションすれば、ひと口タイプのミニケーキを作ることもできます。
また、1歳から食べられるケーキを作ることができるキットも販売されています。電子レンジなどを利用して簡単に作ることができるので、ママも気軽に手作りに挑戦できそうですね。
離乳食を取り入れたメニューも
お誕生日の日に赤ちゃんにあげるメニューも悩みどころですね。写真にも残しておきたいから、とママが気合いを入れて作った特別なごはんも、食べてくれないとがっかりしてしまうもの。とはいえ、せっかくの記念日なのにいつもと同じメニューだと味気ないですよね。
そんな時は、いつも喜んで食べてくれるメニューを、盛り付けを変えてみましょう。にんじんやかぼちゃなどを、星形やハート型に型抜きするだけで、特別感がアップします。好きなキャラクターの顔にごはんを盛り付けてもいいですね。お皿のまわりにケチャップ(1歳から食べられるもの)などで「Happy Barthday」「おめでとう」などを描いたメニューは、写真映えもしそうです。
一升餅ってなに?
1歳の誕生日を祝って行う「一升餅」の儀式。よく、「お餅を背負って歩かせる」なんて聞きますが、まだ歩けない赤ちゃんの場合はどうしたらいいのでしょうか? 一升餅に関する疑問などを集めました。
一升餅の由来って?
「一升餅」とは、満一歳の誕生日を祝うための伝統行事のこと。容積の単位である「一升」を「一生」にかけて、「"一生"食べ物に困らないように」「"一生"健康に育つように」「丸いお餅のように、円満な人生を送ることができるように」といった願いを込めて行います。
お祝いの席でどんなことをするの?
一升餅の儀式の行い方は地方によって差があるようです。「一升分のお餅に子供の名前を書き、背負わせて歩かせる」といったものもあれば、「一升分のお餅の上に子供を立たせる」といったものもあります。自分の親や義理の親、地域の先輩ママなどに、事前に確認しておくと安心ですね。
一升餅を背負わせる場合は、風呂敷やリュックなどにお餅を入れ、赤ちゃんに背負わせます。しかし、気になるのは「まだ立てない赤ちゃんの場合はどうしたらいいのか」ではないでしょうか。一升餅は、立っても立てなくても縁起がよいとされているので、まだ立てない赤ちゃんでも心配ありません。おすわりした状態で、背負わせてみましょう。
どこで注文できる?
一升餅は「寿」や子供の名前が書かれた大きな丸餅が一般的です。中には大きな丸餅ではなく、皆で分けやすいように一升分のお餅を小さな丸餅にしたものや、キャラクターやイラストが付いたものも。
一升餅は、和菓子店さんやお米屋さんなどで注文することができます。地元の和菓子屋さんで注文すれば、地域の風習なども確認できるのでおすすめです。近所に和菓子屋さんがなかったり、なかなか出かける時間がないという場合は、一升餅を取り扱っているネット通販を利用しましょう。一升の重さは約2kg。自宅まで重いお餅を届けてくれるのは助かりますね。
背負ったお餅はどうするの?
背負ったお餅は、儀式に参加した家族や親類で切り分けます。祖父母などが儀式に参加した場合は、お土産用に持ち帰っていただきましょう。
赤ちゃんの将来を占う「選び取り」
一升餅の儀式のあとに、「選び取り」を行う習慣が広まっているようです。「一升餅は知ってるけど、選び取りって?」という人も少なくないかもしれません。ここでは「選び取り」の由来や用意しておいたほうがいいものなどについて解説します。
選び取りってなに?
「選び取り」は、昔から伝わる伝統占い行事のこと。赤ちゃんの1歳の誕生日に、用意したさまざまな道具の中から赤ちゃんが選んだものを見て、将来を占ったり、どんな職業に適しているか、どのような才能を持っているか占うというものです。「昔からある伝統行事」と聞くとかしこまってしまいますが、現在はお誕生日の余興として、楽しんで取り入れる家族が多いようですよ。
どうやって占うの?
選び取りには、特に決まったルールはありません。おもちゃや文房具、本、スポーツ用品などを用意しておき、赤ちゃんに自由に取りに行かせます。
手にしたものが赤ちゃんの将来の職業や才能を指すものであると言われていますが、中には赤ちゃんが興味を持たず、用意したものとは全然違うものを手に取ってしまうこともあるかもしれません。また、いつもとは違う雰囲気に、赤ちゃんも泣き出してしまうことも。なかなか赤ちゃんはこちらの思うように動いてくれないものですが、厳格な儀式とは異なるため、ママも余裕を持って取り組みたいものですね。
どのようなものを用意したらいい?
絶対に揃えなければいけないという道具はありません。家の中にある道具で十分なので、わざわざ選び取りのために新たなグッズを購入することもないでしょう。はさみやお箸、定規など、ちょっと鋭利で尖ったものを用意するときは、赤ちゃんがケガをしないように気をつけましょう。道具そのものを用意するのではなく、写真やイラストを描いたカードを用意する家庭もあるようです。
赤ちゃんが選んだ道具が持つ意味は?
これも「絶対にこういう意味がある」という決まりはないようです。「そろばん」なら商売上手、「筆」であれば、学者になる、画家になる、「サッカーボール」なら、サッカー選手になる、といった捉え方で、さまざまな道具を用意してみましょう。
記念すべき1歳のお祝いは楽しく!飾り付けの4つのアイデア
赤ちゃんの記念すべき初めての誕生日! 一升餅や選び取りでお祝いするのはもちろん、お部屋のデコレーションにも気を配りたいですよね。今回は手間をかけずにパーティーを華やかにできる飾り付けアイデアをご紹介します。
バルーンを使って飾り付けを華やかに
色とりどりのバルーンを使えば、お部屋も一気に華やかになります。カラーもネオンカラーやパール調などさまざまなものが用意されているので、好みに合わせて選びましょう。難しいと思いがちなバルーンアートも、「お花」や「プードル」など基本的なものであれば、少し練習すればできるようになるようです。作り方が公開されている動画サイトなどを参考にしてみるのもいいですね。
折り紙を使ってガーランドを作ろう
市販品のガーランドもありますが、折り紙や色紙などを使って手作りするのもおすすめです。三角形に切った折り紙や色紙を、麻ひもなどに通して飾ります。折り紙に「1歳おめでとう」と書くのもいいですね。丈夫なものを1つ作っておけば、翌年の誕生日やクリスマスパーティなどにも使うことができますよ。
子供も喜ぶテーブルコーディネイト
赤ちゃんは一般的に、光るものが好きと言われています。テーブルの上も、金色や銀色の折り紙でデコレーションしたり、キラキラ光るおもちゃを置いてもいいでしょう。ケーキに立てるろうそくのかわりに、熱くならないLEDキャンドルを使ってもいいですね。
気をつけなくてはならないのは、子供の手が届く範囲に、鋭利なものや、誤って飲み込みそうになる大きさのものをテーブルに置かないこと。お料理を可愛く見せるために、ピックなどを使うこともありますが、取扱いには十分に注意しましょう。
飾り付け入手には100円ショップを利用しよう
飾り付けグッズの購入で外せないのは「100円ショップ」です。バルーンのほか、ガーランド、紙コップに紙皿、かわいい紙ナプキンなど種類豊富にそろっています。パーティーのテーマカラーを決めたら、100円ショップでその色に合わせたグッズを購入すると、「華やかだけど統一感に欠ける……」という失敗を防ぐことができます。
まとめ
赤ちゃんの初めての誕生日、ママもワクワクしますよね。一升餅や選び取りなどの儀式は、自分の親や義理の親を招いたり……でママもうれしい反面、ちょっぴり気疲れしてしまうかもしれません。準備は全部自分で!と意気込まず、市販品の手を借りたり、パパにも手伝ってもらいましょう。家族みんな笑顔で、赤ちゃんの1歳の誕生日をお祝いできたら素敵ですね。