社会も夫も助けてくれない。ママたちが感じた、育児中の孤独
赤ちゃんの成長を見守ることは、ママにとって幸せなこと。でも、育児は楽しいことばかりではありません。今回は、「育児中に孤独を感じた瞬間」についてママたちにアンケート。たくさんのママが、子育て中の孤独感を経験していたことが判明しました。
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育児中、孤独を感じたことはありますか?
子育ては決してひとりではできませんが、たびたび“ワンオペ育児”という話題が報道されることのある現代。そのような状況を反映してか、育児中に孤独を感じたことがあるママは約7割という結果になりました。
それでは、どのようなときに孤独を感じたのか、詳しいエピソードを伺いました。
社会の助けがない……
少子化が進み、政府は対策を講じていますが、出生率はあがらない状況が続いています。子どもと触れ合う機会が少ない人が増えたことで、子育て中のママに冷たい視線が向けられることも……。
「子どもは社会の宝」というメッセージが感じられない社会では、ママたちは孤独感でいっぱい。でも、なかには「助けたいけれど、どうすればいいかわからない」と見守ってくれている人もいるはずです。子育て支援センターや地域の子育て支援団体にSOSを出してみましょう。
夫の助けがない……
赤ちゃんのパパである夫は一番頼りになるはずが、残業続きだったり、単身赴任だったり、出張が多かったりであてにならなず。さらに、育児休暇取得の権利は男性にもあるのですが、実際にはなかなかとれないという現状があります。
それでもまだ「自分も育児参加しなくては」という気持ちがあるパパならいいのですが、「育児はママ任せ」という考え方のパパだとツラすぎます。夫婦ふたりの子どもなのに!
大人と会話がない……
アンケートで多かった答えが、「誰とも話す機会がないとき」でした。赤ちゃんが小さいうちはなかなか外出できず、家の中にこもりがち。また、たとえ買い物などで外出しても、見ず知らずの人と交流することなんてなかなかありません。さらに現在は、コロナ禍で両親や友だちとも会う機会が減ったことも、大きな要因のひとつ。社会から孤立して子育てをしている家庭が社会問題化しています。
子どもの具合が悪い……
子どもの具合が悪いとき、親なら誰もが心配や不安で心がいっぱいになるもの。特にはじめての赤ちゃんの場合は、対処法もわからず、おろおろするばかり。そんなときに誰にも頼れないと、孤独を感じるのは当然です。
子どもを育てていると、こうした瞬間はたびたび訪れますが、身近にいる人に助けを求めましょう。まずはパパにヘルプを要請です!
自分の体調が悪い……
がんばって子育てしているママほど、自分のことは後回し。そのため、具合が悪くなってしまうこともありますね。無理をしないのが一番なのですが、そうも言っていられないのが育児の大変なところです。身体が弱ると心も弱ります。よく寝てよく食べて、身体を冷やさないようにしてください。もしものときのオペレーションを平時に決めておきましょう。
まとめ
育児中に孤独を感じたことのあるママは7割と、多くのママが子育て中に何らかの孤独を感じていたことがわかりました。「孤独を感じたことがない」という人は、夫のサポートが万全だった人、もともとひとりでいることが苦にならない人でした。ママたちの悲痛な叫びを解決するには、パパはもちろんのこと、社会全体でこの問題に取り組む必要がありそうです。
マイナビ子育て調べ
調査日時:2021年9月2日~9月11日
調査人数:105人(22歳~40代までのママ)
(マイナビ子育て編集部)