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2022年03月31日 18:37 更新

ベビーベッドはいる? いらない? 出産準備の悩みを解決!

出産準備品の種類は多く、本当に必要か悩むものも多いはず。なかでも高価で部屋のスペースを圧迫する「ベビーベッド」には、頭を悩ませる人が多いようです。出産前にベビーベッドを用意すべきかどうかについて、くわしく解説していきます。用意する場合と用意しない場合の対処法もご紹介しますよ。

ベビーベッドはいる? いらない? 考慮すべき点はココ!

Lazy dummy

ベビーベッドを用意するかどうか問題。

まず、大原則として、赤ちゃんのお世話を主に担当する人の感覚を優先して決めるのが正解です。ママが赤ちゃんを主にお世話するなら、最後はママの考えで決めましょう。ママとパパで赤ちゃんのお世話を分担する方針なら、ふたりでよく話し合って結論を出してくださいね。

それでは、ベビーベッドがいる? いらない?の分かれ道になるポイントを解説します。

昼間のお世話を優先するか、夜泣き対応を優先するか

ベビーベッドがあると、赤ちゃんを抱っこするために持ち上げるとき、おむつを替えたり着替えたりとお世話するときに、足腰への負担が少なくて済みます。昼間のお世話のことだけを考えるなら、ベビーベッドがあるほうが楽というケースも多いでしょう。

ただし、問題は夜。

「ベビーベッドは必要なかった」という先輩ママの多くは、「夜泣きの対応で、ベビーベッドと自分の布団を行ったり来たりするのがしんどかった」と言います。夜中に何度も起き上がるのがしんどいので、ベビーベッドがあるのに、結局自分のすぐ隣に赤ちゃんを寝かしていたという人も多いです。

赤ちゃんがどれくらい夜泣きするかどうか、それをどれほど大変に感じるかどうか、出産準備の段階ではなかなかわかりませんよね。

今、お布団で寝ている場合は、ベビーベッドをいつでも確保できる準備だけをしておいて、実際に入手するのは待つのもひとつの手です。ベッドで寝ている場合は、大人のベッドと連結できるタイプのベビーベッドも検討してみるといいでしょう。

せっかく用意したベビーベッドを使わずじまいにしないよう気を付けたいですね。

住宅環境

コンパクトサイズのベビーベッドもありますが、それでも、ベビーベッドを置くには、ある程度のスペースが必要です。

お住まいが狭いのに、場所を取るベビーベッドを置くと、圧迫感を感じたり、掃除しにくかったりなどの理由で、邪魔に思えてしまうでしょう。ストレスの元は、なるべくなくしておきたいですね。

住宅環境を考えて、ベビーベッド設置の場所を確保できないなら、諦めてベビー布団で寝てもらうことを考えましょう。

家族構成

年の近い兄や姉がいたり、室内飼いしている犬や猫などがいたりする場合は、高さのあるベビーベッドがあるといいでしょう。

子どもやペットは、赤ちゃんのことをかわいく思ったり、珍しがったりして、そばに寄りたがります。そばにいるだけならまだしも、ちょっかいを出したり、爪で引っ掻いてしまったりする恐れもあります。

赤ちゃんのケガに繋がりかねないので、安全を確保するためにも、ベビーベッドはあったほうが無難でしょう。

ベビーベッドは必要! メリット

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赤ちゃんの寝床を確保できる

ママやパパ、上の子たちと一緒に布団で寝る場合、誰かの寝相が悪すぎて、赤ちゃんがケガをしてしまう可能性もあります。

赤ちゃんの安全面や衛生面を考えると、赤ちゃん専用の寝床があるのは大きなメリットです。

上の子やペットのいたずら防止になる

年の近いお兄ちゃんやお姉ちゃんは、「赤ちゃんが珍しくてかわいくて、必ずちょっかいを出してしまう」と予想しておきましょう。ケガをさせるまでのことはなくても、せっかく寝かしつけたタイミングで赤ちゃんに触って起こしてしまったり、ごきげんで遊んでいる赤ちゃんに無理やりおもちゃを押し付けて泣かせてしまったりと、悪気はなくても、赤ちゃんやママのストレスの原因になる可能性は大きいです。

ペットを飼っている家庭も、思わぬ事故が発生してしまうことを予想して安全策を講じましょう。

ベビーベッドに蚊帳を付けることで、虫だけではなく、上の子とペットから赤ちゃんの身を守ることができます。

足腰の負担が軽減できる

多くのベビーベッドの側面の柵は、片方を下げることができます。お世話する人が立ったままおむつ替えを行えたり、赤ちゃんの様子をうかがったりできます。

ベビーベッドに「高さ調節機能が付いている」または「高さを変えられなくても最初からある程度の高さがある」ならば、「抱き上げるとき、降ろすときが楽」などのメリットがあります。生まれたばかりの赤ちゃんの体重は約3Kgですが、日々増加していきます。毎日、何十回も同じ動作を繰り返していると、お世話する人の足腰にかなりの負担がかかっていきます。

高さ調節できるベビーベッドがあれば、そういった負担を軽減することができますよ。

ベビーグッズをまとめて収納できる

ベビーベッドの多くは、下に収納スペースがあり、おむつや着替えなど、赤ちゃんのお世話に必要なものをまとめて収納しておくことができます。

赤ちゃんが生まれてしばらくは、目がまわるほど忙しくなります。きちんと整理整頓する時間がなくても、とりあえずベビーベッドの下に入れてしまえば、いくらか部屋が片付いて見えるというのはありがたいもの。別に収納グッズを用意する手間も省くことができます。

ベビーベッドはいらない! デメリット

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部屋のスペースをとってしまう

部屋のスペースをとるベビーベッド。コンパクトサイズも販売されていますが、それでもなかなかのサイズ感と存在感。

狭いアパートやマンションなどでは、スペース問題が主な理由で、「ベビーベッドは用意しない」という選択になることが多いです。

すぐに使わなくなる・処分の手間がかかる

処分が大変になることを踏まえて、ベビーベッドの用意を止めたという声もあります。

ベビーベッドはいつまで使える?

スタンダードなベビーベッドが使えるのは、おおむね2歳まで。コンパクトなサイズのベビーベッドだったり、或いは使用期間内ではあるものの赤ちゃんがよく動くなどの理由で、1歳くらいでベビーベッドを卒業することも多いもの。

すぐに弟や妹ができた、というのでもない限り、どこかへ片付けておくか、処分しなくてはなりません。

ベビーベッドの処分方法

ベビーベッドの廃棄方法は自治体によって異なります。市区町村のルールを調べてみてください。木製の場合はのこぎりなどを用いて小さく解体すれば燃えるゴミに出せる場合もありますし、粗大ゴミ扱いになる場合もあります。

自分で処分するのが大変なときは、リサイクルショップや買取サービスを利用するのもおすすめです。

用意したけどほとんど使わなかったというケースも……

「ベビーベッドはあると便利かも」と思いますが、実際には「ベビーベッドを用意したけれど使わなかった」という声があるのも事実です。

ベビーベッドを使わない一番大きな理由は、赤ちゃんを近くに置きたいから。ベビーベッドはサイズがあるので、置ける場所がある程度決まってしまいますが、それがお世話をする人から遠い場所だと、何度も往復するのが面倒になってしまうのです。

日中ならばバウンサーやハイローチェアなど、夜はママの隣にベビー布団を敷いて寝かせておけば、必要なときにすぐお世話できて楽ちんです。

おうちにベビーベッドを置くスペースが十分にあるとしても、赤ちゃんのお世話をする人の近くに置けないなら、用意するのはちょっと考えたほうがいいかもしれません。

ベビーベッドを用意しない場合はどうする?

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ママのベッドや布団で寝かせるには危険やデメリットが!

生まれたばかりの赤ちゃんに寄り添って寝てしまった……「あるある」ですが、大人の寝具で生まれたばかりの赤ちゃんを寝かせることには、危険もあります。布団ならば窒息の危険はないか、ベッドならば転落や柵に挟まってしまう危険はないか、必ず確認しましょう。

また、赤ちゃんは汗をかきやすく、おしっこやウンチが漏れて布団についてしまうということも少なくありません。新生児期を過ぎてからも、大人の寝具とは別に赤ちゃんの寝具を用意すれば、すぐに洗濯したり干したりできるメリットがあります。

ベビーベッドの代用として使えるもの

ベビーベッドの代用になるものをいくつか挙げていきます。

ベビー布団

ベビーベッドの代用品として、一番よく用いられるのはベビー布団です。

赤ちゃんを寝せるにはちょうどいいサイズで、干すことも容易ですし移動も楽々。そのまま赤ちゃんをリビングに寝かせておけるので、昼間でも様子がわかりやすいのもいいですよ。

バウンサー

日中はバウンサーをベビーベッド代わりにするママも少なくありません。

角度調節機能が付いているバウンサーならば、赤ちゃんを寝せておくこともできますし、腰が据わったらチェア代わりにもなります。

クーファン(クーハン)

クーファンを代用品として使うママもいます。

クーファンとは、持ち手が付いていてバスケット状になったもの。赤ちゃんを中に寝かせたままの状態で、リビングから寝室に移動も楽々。見た目も可愛いと、最近になって人気が拡大しています。

ベッドインベッド

ママやパパのベッドで赤ちゃんと一緒に寝かせたい場合は、ベッドインベッドを使うといいですよ。

ベビー布団の周囲に囲いが着いたような形状で、やわらか素材の縁が赤ちゃんをガードしてくれるため、寝相の悪いママやパパの隣でも安全です。昼間はリビングなどに置いて使えますよ。

ベビーベッドをレンタルする方法も

Lazy dummy

ベビーベッドを使いたいけど、買う決心がつかない場合は、レンタルするのもおすすめです。

ベビー用品のレンタルショップもネットで検索すると数多くあります。格安をうたい文句にしているショップもありますが、配送料がかかるなど落とし穴があるケースもあるので注意して。料金だけではなく、サービスやアフターフォロー、キャンセルや返却のしやすさなども総合的に判断して選ぶようにしてください。

なお、レンタルだから安く済むとは一概には言えなません。「安く済ませたい」場合は、中古品の購入や譲渡なども考えてみましょう。

先輩ママから人気あり! おすすめベビーベッド3選

インテリアに溶け込む木製タイプ『カトージ:ミニ立ちベット』

カトージ『ミニ立ちベット』
¥ 16,162 (2022/03/31時点)
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インテリアの邪魔をしないコンパクトサイズの木製ベビーベッド。柵の上げ下げもできますし、収納スペースも付いているので大変便利。カラーは3色あり、画像の商品は「プチバニラ」他に「プチピンク」と「プチブルー」があります。

組み立ては大人1人で可能ですが、2人いればより簡単です。

メッシュ素材の折り畳みタイプ『アップリカ(Aprica):折り畳みミニベビーベッド』

アップリカ『折り畳みミニベビーベッド』
¥ 22,792 (2022/03/31時点)
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周囲がメッシュ素材なので、赤ちゃんが手足をばたつかせたり、頭を押し付けたりしても安全。しかも折りたたんで持ち運べるので、帰省の予定がある人、あるいは里帰り出産の人などにおすすめです。キャスターもついていますが、4輪でなく2輪なので、片側を持ち上げる必要があります。

蚊帳付きコンパクト添い寝ベッド『ZOOBLY:ベビーベッド ミニ 添い寝ベッド』

ZOOBLY『ベビーベッド ミニ 添い寝ベッド』
¥ 10,877 (2022/03/31時点)
(2022/03/31時点)

蚊帳が付いていることと、コンパクトで移動が楽ちん、細かい高さ調節も可能なので、ベッドやソファの横に置いて添い寝スタイルで利用できることがポイントです。側面の片方は開け閉めが可能。コスパが高い点にも注目です。場合によっては、レンタルよりも安く済んでしまうかも。

まとめ

今回は「ベビーベッドをどうするか」について詳しくご紹介しました。

最後にひとつ! 妊娠中にベッドを組み立てるのは大変ですが、産後、赤ちゃんのお世話をしながら組み立てるのはもっと大変です!

出産準備でベビーベッドを用意するなら、なるべく、赤ちゃんとママが自宅に戻ってくる前に、パパにベビーベッドの組み立てと設置をお願いできるといいですね。

パパから赤ちゃんへの、何よりのウェルカムギフトになりますよ。

  • 本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

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