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2021年12月21日 11:09 更新

お七夜とは? いつ、どうする? 赤ちゃんのはじめてのお祝い・命名式

赤ちゃんが生まれて7日目、はじめてのお祝い行事が「お七夜(おしちや)」です。大事な記念日ですが、お祝いの仕方や意味など、わからないことも多いのでは?本記事では、「お七夜」の由来や祝い方について解説します。

「お七夜(おしちや)」の由来と意味

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赤ちゃんの誕生はママやパパをはじめ、家族みんなの喜び事です。栄養状態や衛生管理が行き届かず、医療技術が発達していない時代は、赤ちゃんが無事に成長することを祈り、節目ごとにお祝いをしてきました。「お七夜(おしちや)」も、こうした行事のひとつです。

赤ちゃんの誕生を祝うはじめての行事

「お七夜」は、赤ちゃんが生まれてはじめておこなう最初のお祝いです。生まれてから7日目にお祝いするので、7番目の夜という意味で、「おしちや」といいます。地域によって違いもありますが、生まれた日を1日目と数えることが多いようです。

昔は、生まれた赤ちゃんが無事に育たないことも多く、7日目までは名前をつけずに赤ちゃんを育てていました。7日目までなにごともなく過ごすことができると、はじめて名前をつけ、家族で誕生を祝ったのです。

「お七夜」ではなにをするの?

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出産をめぐる環境が整ってきた現代でも、「お七夜」の習慣は残っています。とはいえ、出産直後のママはまだ体調もととのわず、場合によっては入院中だったりもする時期。日にちは七日目の夜にこだわらず、内容もそれぞれの家族に合わせて無理のない形で行うことが多いようです。

名前の披露と会食が正式な形

「お七夜」では、赤ちゃんの名づけをおこないます。ベビーベッドなどに赤ちゃんの名前と生年月日を書いた命名紙をはります。正式には、命名者の氏名も書いて、神棚にそなえます。出生届は生まれてから14日以内に提出することになっているので、「お七夜」以降で十分間に合いますね。

正式な「お七夜」では、命名紙と赤ちゃんを招待客に披露する命名式を行い、お頭つきの鯛やお赤飯など、縁起のよいお料理の祝い膳を囲んで会食します。現在では、命名紙と赤ちゃんの写真を撮ったり、家族だけで小さくお祝いをしたり、といったケースも増えています。

「お七夜」にはだれを呼ぶ?

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「お七夜」は「命名式」でもあるため、名付け親がいればその方を招待します。ほかには、パパとママそれぞれの両親、親戚を呼ぶこともあります。ただ、これも決まった作法やマナーがあるわけではありません。

パパとママだけでも大丈夫

病院や助産院で出産するのが主流になっている現在、7日目は退院直後であることが多く、招待客を呼んでお披露目をするのはママに大きな負担です。かつて「お七夜」を大々的に祝えたのは、ママ以外にたくさんの大人がいる大家族だったからでしょう。

おじいちゃん、おばあちゃんを呼んであげるのもよいですが、パパとママだけのお祝いでもじゅうぶんです。

日程も、7日目にこだわらずおこなわれています。

新しい「お七夜」の祝い方

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伝統的な方法で「お七夜」を祝うことが難しい場合は、無理をせず、自分たちらしいお祝いの方法を考えてみるのもよいでしょう。目的は赤ちゃんの誕生を喜び、お祝いすることですから、どのような形でもパパとママが笑顔になれることが一番です。

写真撮影や記念品を用意しても

最近では、7日目の記念に赤ちゃんの手形や足形をとることも増えています。命名紙と一緒に残しておけるようなキットも販売されています。はじめての家族写真を撮るのもよい記念になりますね。

インターネットが普及して、遠方の両親や親戚とテレビ電話で会うことができる時代になりました。お互いに負担をかけず、交流するにはよい方法です。

1ヶ月後には「お食い初め」という行事もありますので、「お七夜」の祝い膳は省略する手もあります。とにかく、ママと赤ちゃんの体調を優先しましょう。

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まとめ

赤ちゃんが生まれてはじめてのお祝い行事である「お七夜」は、とくにおこなわないというご家庭もあります。ママと赤ちゃんがじゅうぶんに休養して、約1ヶ月後の「お食い初め」や「お宮参り」にそなえるという選択肢もあるのです。

ただ、名前だけはしっかり決めて、命名のお祝いをしてあげてくださいね。

(マイナビ子育て編集部)

  • 本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

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