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2021年09月22日 16:00 更新

洞察力とは? 洞察力がある人の特徴と鍛える方法について

状況を正しく理解できたり、将来を的確に予測できたりする人を「洞察力がある人」と言うことがありますよね。そもそも洞察力とはいったいどういう力なのでしょうか。今回は洞察力の意味と洞察力がある人の特徴、洞察力の鍛え方についてご紹介します。

洞察力とは?

Lazy dummy

ビジネスにおいてもよくつかわれる「洞察力」という言葉。「観察力」と混同されがちですが、双方の意味は異なります。まずは「洞察力」の意味と「観察力」との違いを見ていきましょう。

「洞察力」の意味

洞察力とは、物事の本質を見極める力のこと。目で見える部分だけではなく、見えない部分についても推察し、性質や原因などを見抜きます。

たとえば、同僚の顔色が悪いことに気づいたら「体調が悪いのかもしれない」「嫌なことがあったのかな? それとも仕事の割り振りが多いからかな」などと推察できます。

洞察力のある人は、物事の一部を見聞きしただけで将来の見通しまで立てることができ、それをビジネスや対人関係に生かしているケースも多々あります。

「洞察力」と「観察力」の違い

観察力とは物事をよく観察して、細かいことに気づく力です。基本的に見えている部分しか見ないため、推察は含まれません。たとえば、顔色の悪い同僚がいたら「いつもより顔色が悪い」「髪が乱れている」「昨日と同じ服だ」など細かいことに気づく能力があります。

洞察力がある人の特徴

Lazy dummy

洞察力がある人は、普段の行動や考え方がほかの人とは違います。洞察力がある人の特徴をご紹介します。

客観的かつ冷静に判断できる

見えている部分だけでなく見えない部分まで推測できるため、物事をより正しく理解・分析でき、客観的に判断できます。たとえば、仕事でトラブルが起きても感情的にならず、現状を把握した後どうすれば収拾できるか対策を立てられるのです。

主観的な決めつけはせず、仕事の指示も的確。目的や原因をロジカルに考えることができ、周りの人からは頭がいい人とも思われています。

察する能力があるから気配りできる

人をよく見ているので、わずかな情報から相手を察することができます。相手のしてほしいことや言ってほしいことを察したうえで相手に接するので、対人関係も円滑。コミュニケーション能力も高いでしょう。

体調が悪そうな人には声をかけたり、仕事をフォローしたりと相手に合わせた行動がとれます。ときには、嘘をついているのを見破ることも。仕事でもプライベートでも上手に人間関係を築いています。

展開を予測できる

分析力に長けており、今後の展開を予測する能力があります。わずかな情報からでも見通しを立て、戦略的に動くのが得意です。普段から分析に慣れているため分析スピードが速く、周囲からは処理能力が高いと評価される人も多いでしょう。

自己分析や他者分析にも優れており、自分の活かし方、部下の得意・不得意なども把握しているので、仕事の振り方も上手です。

洞察力を鍛える方法

Lazy dummy

洞察力は日々の心がけで鍛えられます。洞察力を高め、仕事や家事、育児を効率よく回せるようになりましょう。

よく観察する

洞察力を身につけるためには、観察力を鍛える必要があります。まずは、相手の状態や物事の状況などをよく観察しましょう。

とはいえ、ジロジロと相手のことを見ていると不快感を与えてしまいます。まずは、人に関心を持つことから始めてください。次第に、いつもと様子が違うと気づけるようになるでしょう。より多くのことに気づけるようになれば、推察もしやすくなります。

情報収集する

見えない部分を推察することは、知識がないとできません。洞察力のある人は、日頃からインプットをしており、興味関心がある情報は何でもキャッチしています。複数の情報をつなぎ合わせることで本質が明らかとなることもあり、それが洞察力にも生かされます。

隙間時間にスマホでニュースをチェックする、仕事に活かせる本を読むなどして情報収集をしましょう。

ニュースに触れたときは「なぜこんなことが起きているんだろう?」「何が問題になっているんだろう?」など背景や原因、論点を考えるようにすると洞察力を鍛えるトレーニングになります。

論理的に考える癖をつける

個人の主観や思い込み、先入観があると、物事の本質を見誤ることも。そこで大事なのが論理的思考力です。さまざまな視点から物事を見る、先入観や常識を疑ってみるなど論理的に考える癖をつけましょう。

論理的思考力にはロジカルシンキングやクリティカルシンキング、ラテラルシンキングなど、さまざまなテクニックがあります。本でも学習できるので、腰を据えて学んでみてもよいでしょう。

まとめ

洞察力があると客観的かつ冷静に物事を分析でき、的確な判断ができます。その能力は、仕事ではもちろん、ママ友との関わりなど対人関係にも発揮できますよ。ぜひ洞察力を鍛えて、仕事、家事、育児などあらゆる場面に活かしましょう。

  • 本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

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