ほこり対策に有効な収納のコツと役立つグッズ
掃除しているつもりでも、部屋の中に出てくるほこり。特に、たくさんの物でごちゃごちゃしている部分は、ほこりが溜まりやすい上に掃除するのもちょっと面倒で、ついつい後回しになってしまっているという人も多いはず。今回は、ほこり対策に効果的な収納のポイントをお伝えします。
収納で改善!ほこりの対策法
ほこりのデメリットを知ろう
みなさんは、ほこりの中にどのような物質が含まれているか知っていますか?実は、たった1グラムのほこりの中には、ダニが1000匹、カビが13万個、細菌が3000万個もいると言われています。そのような物質を含んだほこりは、放っておくと次のような体調不良を引き起こす原因になってしまいます。
アレルギー・喘息
ほこりに含まれる物質は、体内に侵入してアレルギー性鼻炎やアトピー性皮膚炎などのアレルギー症状や、喘息を引き起こす原因です。これらのアレルギー症状にかからないためにも、ほこり対策をして、ある程度予防しておきたいところ。小さなお子さんのいるご家庭では、ほこり対策を特にしっかりと行いたいですね。
風邪
体の中では、免疫細胞が風邪のウイルスなどの有害物質と戦って、私たちの体を守ってくれています。しかし、ほこり多い部屋で過ごしていると、免疫細胞がほこりの中の有害物質の対応に追われて、風邪のウイルスと戦うことができず、風邪を引きやすくなります。
収納でほこり対策
では、さまざまな有害物質が潜むほこりから身を守るために、何をすべきでしょうか。こまめに掃除をしてほこりを取り除くことはもちろんですが、どんなに綺麗に掃除していても、生活していればほこりは次々と発生します。
また、床に落ちているほこりは掃除機やモップですぐに取り除くことができますが、棚の中など多くの物が置かれた部分に溜まるほこりは、どうしても見落としがちで掃除が行き届かないことも。
お部屋をほこりから守るためには、収納ボックスなどにきちんと収納することが大切なのです。
ほこりが出る原因から見直す!収納のポイント
いくら綺麗に掃除をしても、ほこりが全く出なくなるなんてことはありません。ですが、ほこりの発生源を把握して、きちんと対策を行えば、ほこりの発生を減らすことはできるはず。
まずは、ほこりが発生する原因を見ていきましょう。ほこりのもととなる物質には、家の中で発生するものと家の外から持ち込まれるものがあります。しかし、ほこり大半は家で発生しているのです。家の中で発生するほこりの主な発生源は、布製品や紙製品の繊維、人の髪の毛やペットの毛など。
では、布製品と紙製品の繊維から発生するほこりの対策を、それぞれ見ていきましょう。
布製品から発生するほこり対策
お部屋の中にはカーペットやカーテン、衣類、ソファなど、たくさんの布製品があります。ほこりを減らすには、カーペットを敷かない、カーテンをブラインドに変えるなど、布製品を置かないのが一番!ですが、好みもあるのでお部屋のインテリアは無理に変えなくても良いと思います。
まずは、
・衣類やタオルなどはタンスやクローゼットにきちんとしまう
・使っていないクッションやブランケットなどを片付ける
・布製の収納アイテムを使っているなら、プラスチックやビニールなど別の素材のものに変えてみる
など、できることからやってみましょう。
紙製品から発生するほこり対策
ほこりの発生源となる紙製品としては、新聞や本、ティッシュペーパーなどが考えられます。読み終わった新聞や雑誌などは処分や収納を行い、ほこりの発生を防ぎましょう。
本棚は、ほこりが発生して溜まりやすい場所でもあるので、しっかりとほこり対策が必要です。ほこりは、静電気によって引き寄せられる性質をもっています。そのため、静電気を防止する成分を含む洗濯用柔軟剤を水で薄めたもので本棚を拭くと、本棚にほこりがつくのを防いでくれますよ。ぜひ試してみてください。
きちんと収納するとほこり掃除がしやすい?
先ほど、収納することでお部屋の物をほこりから守ることができるということをお伝えしましたが、収納には掃除をしやすくするというメリットもあります。
物を収納ボックスに入れて収納しておけば、物を1つ1つ動かさなくても、ボックスを移動させるだけで簡単にお掃除ができます。また、蓋のついた収納ボックスは、蓋の部分が平らになっているので、上についたほこりも簡単に拭き取ることが可能です。
お部屋の物を収納するときは、中の物をほこりから守り、箱自体のほこりも拭き取りやすい蓋つき収納ボックスを選んでみてくださいね。
収納ボックスのほこり取りに役立つグッズ
ここで、収納ボックスについたほこりを取るのにおすすめのアイテムをご紹介します。
ハンディタイプのクイックルワイパー。サッと拭き取るだけで、ほこりをしっかりとキャッチしてくれます。シートは汚れたら取り換えられるので衛生的ですね。
こちらもハンディタイプのほこり取り。なんと、伸ばすことができるので、棚の高いところもお掃除ラクラク。モップは洗って繰り返し使用できます。
まとめ
ほこりは私たちの体にとって有害な物質を含んでいるため、できるだけきちんと取り除いて、お部屋を綺麗に保ちたいものです。ほこりを完全になくすことはできませんが、収納の工夫によって発生する量を減らしたり、掃除をしやすくしたりすることができます。ぜひ、お部屋の収納に今回お伝えしたポイントを生かしてみてくださいね。