すぐ手に取れる仕組みがカギ! 掃除グッズの収納法
掃除をスムーズに終わらせるためには、まずすぐに始められる仕組みが大切だと感じています。さっと掃除道具に手が届いたり、取り出せることで、掃除の頻度も上がるようにしたいですよね。今回は毎日の家事を少しでも楽にするための、掃除グッズの収納方法と手に取りやすい仕組みをご紹介します。
掃除グッズにすぐ手が届くメリット
こんにちは。ライフオーガナイザー®の橋本智子です。
掃除が大好きではない私にとって、掃除を始めるためのハードルを下げる一番の方法は「掃除道具を手に取りやすくすること」です。
「さあ、掃除を始めよう」と思った時に、さっと掃除機やモップ、雑巾やスポンジ、洗剤などに手が届くことがとても重要で、反対に、掃除グッズを取り出すのが手間だな……と感じてしまうと、なかなか掃除が習慣化しません。
掃除グッズを取り出しやすくすることで
・掃除に取り掛かるまでの時間が省け、家事時間の短縮につながる
・自分だけが掃除をしなくても家族もできるようになる
・掃除の頻度が高くなる
などメリットはいろいろあります。
既に掃除が習慣になっている場所や、掃除が苦ではない場所はあえて変える必要はないかもしれません。ですが、掃除するのを面倒に感じたり、毎年大掃除に時間をかけるのがストレスに感じている場所があるなら、それらを掃除する頻度を増やすためにも、お気に入りの掃除道具を選んだり、収納方法そのものを見直してみませんか?
手に取りやすい掃除グッズの収納法
収納する上でのポイントは、自分一人だけが掃除担当にならないようにするために、家族にも掃除道具の収納場所を共有しておくことが大切です。家族誰もが手に取りやすい仕組みにすることで、日々の「ちょこっと掃除」を家族にもやってもらえるという効果があります。
我が家では夫も6歳の子どもでも簡単に手が届き、掃除ができる仕組みを作っています。
使う場所の近くに置いておく
例えば、洗面室のシンク下。扉の裏側にフックを貼り付けて、コロコロを掛けています。
埃や髪の毛などが気になった時に、掃除機を使わなくてもサッと掃除できる状態にしています。
あえて出しっぱなしにしておく
リビングには、マキタのコードレス掃除機を置いています。コードレス掃除機もしまい込むと、誰も取りに行かなかなったのですが、出しっぱなしにしておくことで、毎日家族のだれかが手に取って掃除するようになりました。
コードレスは本当に手軽に使えるので、小さな子どもでも使いやすいようです。
そして廊下収納には、モップとウェットシートを置いています。
ウェットシートも収納ボックスに入れて隠すよりも、そのまま棚に置いておくことで、分かりやすくなり、掃除の頻度が上がるだけでなく、ストック管理もしやすくなりました。
ひとつひとつのアイテムに辿り着くまでの手間をできるだけ楽にすることで、家族も気になった時にさっと掃除をしてくれています。
引出内を整理する
キッチンでは一つの引出しに、スポンジやゴミ袋、ゴム手袋、コンロの換気扇フィルターの予備など、細々したものを一括収納しています。
ザックリ入れているだけだった時は、引出しを開けてもそれぞれのアイテムに定位置がなかったため、毎回がさごそ探しては取り出すという手間がかかっていました。
そこで空間を適度に仕切って、必要なものにはラベリングをするなど、引出しを開けると誰でも一目で分かるようにしました。
そうすることで、毎回ものを探すこともなくなり、キッチンスポンジや換気扇フィルターを定期的に交換する習慣ができたり、汚れが気になった時に都度掃除するようになり、年末大掃除のストレスがなくなりました。
掃除道具を手に取りやすくした効果を実感しています。
まとめ
掃除グッズを手に取りやすくすることは、家の片づけにも効果があります。
掃除をする=ものを出したり元に戻したりするので、整っていないとすぐに散らかってしまう可能性があります。
掃除の頻度が高くなると、出し戻しが多くなるので余計に散らかりやすくなり、散らかったことにより掃除をしなくなるという悪循環を作ってしまうことも。
そのため、仕組みからまずは見直していくことが大切なのです。
いろいろ便利な掃除アイテムやグッズを買ったものの、使っていない。家族も使ってくれなくなってきた……。
そんな場合は、必要なアイテムを厳選して、家族誰もが分かりやすく楽に手が届く定位置を決めることで出番が増えるかもしれません。掃除が苦手という場合は、お気に入りアイテムを揃えることで使いたくなり掃除をする……という効果も期待できますよ。
必要な家事だからこそ、楽に続けられる仕組みを考えたいですね。