コバエ取りの基本と退治・駆除のポイント
ハエよりも大きさがひと回り小さいコバエ。ほんの少しの隙間からでも侵入してくるため、うっかりしているとすぐに室内で繁殖してしまいます。食べ物にたかることもあるため、油断はできません。そこで今回はコバエ取りについて駆除の手順や退治のポイントなどを解説。室内への侵入を防止するための策とあわせてご紹介します。
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コバエ駆除の手順
コバエ退治と侵入防止策を同時に行う
屋外からやってくるコバエは退治するだけでなく、これ以上侵入してこないように対策をすることが大切です。窓を開けっ放しにするのはNG。なるべく網戸を使用してください。網戸はできるだけメッシュが細かいものがおすすめです。コバエは全長が2~3mmととても小さいのが特徴です。あまりメッシュが粗いと、隙間から侵入してきてしまいます。
コバエを侵入させないために、玄関や廊下などには殺虫器を置いておくのも効果的。近づいてきたコバエを駆除・侵入させない効果があります。
コバエは、必ずなにかに誘引されて屋内に入ってきます。とくに注意したいのは食べ物のニオイ。食べ物をいっさい置かないというわけにはいきませんが、食べ残しなどの生ごみをこまめに処理することである程度ニオイを防ぎ、コバエを寄せ付けなくすることができます。
また、室内の灯りに反応してコバエが寄ってくることも考えられます。遮光カーテンを設置したり、紫外線を遮断するフィルムを貼ったりしましょう。玄関など屋外に設置している外灯も同様です。紫外線を放出しないタイプの電球に取り替えることで、ある程度防ぐことができます。
コバエ退治のポイント
屋内のコバエ退治は?
屋内にいるコバエにはスプレータイプの殺虫剤が効果的です。直接噴射することで、簡単に退治することができます。
キッチンなど、殺虫剤の使用がはばかられるような場所には、吊り下げて使用するリボンタイプのハエトリなどがおすすめ。クラシカルな方法ですが、高い効果を発揮します。
また、コバエを集めて駆除する効果が高いことで知られる、めんつゆトラップを手作りするという方法もあります。作り方はとても簡単です。まず容器を用意します。空のペットボトルの底の部分(高さ5cmくらい)をカッターで切り出し、高さ1cmぐらいまで水を注ぎます。そこに水の半分くらいの量のめんつゆを入れてよくかき混ぜます。台所用洗剤を数滴たらして、表面にうっすら膜ができれば完成です。
これをキッチンのシンク近くなどに置いておくと、コバエがトラップに引っかかって駆除することができます。
水回りの幼虫退治は?
風呂場などの水回りに、コバエの幼虫がたかることもあります。とくに、ぬめり汚れはコバエの発生源になりやすいといわれています。もしも排水口などにいるのを見つけたら、キッチンで使用するタイプの漂白剤を散布してみてください。高い洗浄力で幼虫だけでなく卵も駆除することができますよ。もちろん、汚れやぬめりも除去できて一石二鳥です。キッチンの排水口にも使えます。
小さなお子様がいるご家庭など、強い洗剤や薬剤を使うのに抵抗がある場合は、安全性が高いコバエ幼虫駆除剤を使うのもおすすめです。一般的な殺虫剤と違って幼虫が脱皮するのを阻害する作用があります。コバエ幼虫は脱皮できなくなり、やがて死滅します。排水口などコバエが発生している水域にそのまま投げ入れるだけ。水のなかで発泡しながら拡散するため、水が少ない場所で使用する場合は、水に溶かしたうえで発生源に流し入れてください。
コバエの侵入防止策
コバエが屋外から侵入してきているのがわかっている場合は、侵入防止策をとってシャットアウトしましょう。コバエ対策に効果がある虫よけスプレーを網戸に吹きかけておくことで、コバエを遠ざけることができます。小さなお子様がいるお宅など、安全性が気になる場合は、ハッカ油などアロマを使ったスプレーを手作りするのがおすすめです。
また、一般的な網戸では隙間が大きすぎてコバエの侵入を防ぎ切れない場合があります。防虫網戸に交換するのが効果的です。網目が細かくなるとコバエを寄せつけなくなりますが、風通しが悪くなる可能性もあるので、注意しましょう。
まとめ
コバエは発生源が屋外にある場合と、屋内にある場合とで対応が変わってきます。ご紹介した駆除のポイントを参考にして、快適で安全な住空間を手に入れてくださいね。
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