ムダなく・こぼさず・ねらったところにまぶせる! マラカス型粉ふるい
粉を少しだけまぶしたり、仕上げに振ったりするときにあると便利な、小さな粉ふるい。スプーン型はよくありますが、ちょっと珍しいマラカス型の粉ふるいが実はあるんです。子どもから大人まで、安心して使えてちょっと楽しくなる、そんな粉ふるいをご紹介します。
こんにちは♪ キャラ弁・フラワーケーキ講師のよんぴよままです。
料理の時に粉をまぶしたり、振りかけたりすることってありますよね。お菓子作りでも仕上げにパラパラと粉糖をかけるだけで、見栄えがガラッと変わったりするのでたびたび振るいます。皆さんはそんな時どのように行っていますか?
ケーキなどを作るときは振るう量が多いので、大きな粉ふるいを使いますが、少量のちょっと振りたいときには大きすぎてとても不便。出すのも片付けるのも手間で、振るうときも大きいので広範囲に粉が散ってしまいます。そこで、少量の時は茶こしで振るっている方も多いのではないでしょうか。
ところが、茶こしを使っても問題が発生。少量の粉を振るうだけでも、余計な場所にまで散ってしまうので多めに粉が必要になったり、入れた瞬間から穴から落ちていくので、振りたい場所に行く前に落ちてしまったり……。多めに入れれば当然残ってしまいますよね。
そこで、カップ式の粉ふるいを購入してみたのですが、使ってみるとすぐに詰まって使い物にならなかったり、なかなか思うような使いやすい粉ふるいがなかったので、そうなもんかな~仕方ない、そう諦めていました。でもやっぱり使うたびに地味にストレス……。
そのストレスとなっていた問題点をクリアにしてくれる粉ふるいを、今回発見しました! ムダなく、少量でも使えて、移動するときにもこぼれない。しかもココに振りかけたいと思ったら、ねらい通りにかけることができる粉ふるいです。
オークス「ムダなくまぶせる粉ふるい」の特徴
少量用の粉ふるいの多くはスプーン型ですが、それでは茶こし同様、入れた瞬間から穴から粉が落ちてしまいます。その問題を解決する形になっているのがオークスの「ムダなくまぶせる粉ふるい」です。
■材質:本体・ツマミ/ABS樹脂(耐熱温度80℃)
スプーン部/AS樹脂(耐熱温度80℃)
■商品サイズ:全長18.5×幅4.5cm
AUX(オークス)という社名は"魅力ある家庭用品の専門家"を意味する「attractive」「utensil」「expert」の頭文字をとって名づけられています。「暮らしをもう少しだけ楽しくする、そんな“アイデア”をカタチにする会社」を「ちょっとした感動」を提供する、そんな理念のもと生み出されるキッチングッズは、まさに痒い所に手が届く、そんな便利アイテムばかり。ここがもう少しこうだったら……というところをカバーしつつ、更にもう1つ上の感動を与えてくれます。
オークスのキッチングッズの中でも「leye(レイエ)」という名前のシリーズがあります。leyeのアイテムはすべて女性が考えて作り上げた商品で、女性ならではの視点で共感されるアイデア、女性の手にフィットするかたち、大人のかわいらしさをギュッとつめてこころはずむアイテムに、燕三条の職人さんと共に仕上げているそう。この粉ふるいにも随所にそんな女性ならではの想いが詰まっていると感じます。
実際に料理をしている時の悩みから生まれた商品、というところがいいですよね。おそらく、この悩みは誰もが一度は感じたことがあるもの。その悩みを解決して、もっと料理をする時間をストレスなく楽しくできるように、という願いで誕生したのが「ムダなくまぶせる粉ふるい」というわけです。
この粉ふるいの大きな特徴は、スプーンに開閉できる蓋が付いているところ。コロンとしたフォルムと細い柄の部分があり、まるでマラカスのような形です。蓋が付いているおかげで、移動中は穴の方を上に向ければこぼれず、振りかけているときには思いっきり振ってもこぼれることがありません。
そしてこの横長の楕円の穴。粉が詰まらないんです! 単に穴を大きくすると、ぼたぼたっと粉が固まって落ちてしまいますが、小さいとすぐに詰まってしまいます。そこで楕円形にして2つの問題を改善しているということではないでしょうか。
振りかけているときに詰まって落ちてこないと本当にストレスだったんです。茶こしだと詰まりませんが、よく落ちすぎてムダに落ちてしまっていたので、これはいいですよね♪
蓋の部分は単なる蓋の役割だけではありません。粉ふるい部分と同じく丸くなっていて、粉を入れるときにスプーンの役目をしてくれます。中が見えるようになっているので残量がすぐにわかるようになっています。こういう細やかな作りが女性ならではの視点ですよね!
オークス「ムダなくまぶせる粉ふるい」の使い方
ひらく
スプーン型の蓋は粉ふるいと一体型になっています。使うときはひらいて粉をすくいます。
とじる
持ち手部分のツマミを引っ張るとスライドして閉じます。軽くカチッとした感触があるので、粉を入れたらしっかり閉じましょう。移動するとき、ちょっと台に置いておきたい時などは、スプーン部分を下に向けておけば粉がこぼれることはありません。しかもスプーン部分の底は平らになっているので転がらず、安定して置くことができるようになっています。
ひっくり返す
振りたい場所に移動したら、ひっくり返して使います。
振る
実はこの粉ふるいの実力は振った時によく分かります。ヨコふりとタテふりによって違うように計算された形をしているんです。底が丸いフォルムは、単にスプーンのように作っているだけではなく、丸みに添って穴が開いているため、横に振るときれいに広範囲に粉が散るんです。それに対して、ピンポイントにねらった場所にだけ振りたい場合は縦に振ることで、他の場所に粉が散りにくくなるので、使い分けることができるんです。
分解する
一体型ですが簡単に分解もできます。つまみを反時計回りに回すと外れ、スプーン部分が引き抜ける構造になっています。
分解することで、各パーツ洗い流してしっかり汚れを落とし、乾燥も早くできて衛生的。ツマミを回して外すだけなので、段取りを覚えるようなこともなく、とっても手軽。難しくて複雑な構造はいりません♪ シンプルで簡単に使えることはとっても重要です。
ムニエルを作って検証!
それでは実際に鮭のムニエルを作るので検証してみましょう!
我が家のキッチンにある小麦粉入れから、粉ふるいのスプーンで直接すくいます。
特に問題なくすくえました。細身で丸みがあるので、袋とかでもスッと入りそうです。
カチッと閉じてこのまま移動。粉が落ちずに移動できるって素晴らしい♪
塩コショウで下味をつけた鮭にふりふりふり♪ 最初は横に、仕上げは隅のかかっていない部分をピンポイントで縦振りに。サラサラっと気持ちよく粉が落ちていきます。
見てください! トレーの隅に粉が落ちていますが、外にはほぼ落ちていません。鮭をぎりぎりに並べていたので、粉がトレーの外に落ちても仕方ないな~と思っていたのに驚きの結果。私が特別粉振りの達人というわけではありません。
全く手を汚さず、全体に小麦粉をまぶして焼けました。周りに粉が散らばって拭くこともありませんでした。
そして最後も素晴らしい。この粉ふるいはスプーンですくっただけなので、残ったら元に戻してもいいですよね。今までは残った中途半端な粉をどうしよう? と思っていましたが、これならスプーンをひっくり返して空けるだけ。最後までスッキリ気持ちいい。
オークス「ムダなくまぶせる粉ふるい」のおすすめ活用法
フレンチトーストや苺の乗ったタルトなど、甘いスイーツ系メニューでは粉糖がいい仕事をしてくれます。ムダなくまぶせる粉ふるいなら、少量を振るのは得意なのでサッと振りかけることができます。
粉状の物なら振りかけることができるので、和スイーツにはきな粉なんかもいいですよね。
ココアもスイーツを演出してくれる素材。ほろ苦い味もアクセントに。
青のりを振るのにもおすすめです。きれいに振りかけることができます。
肉巻きやソテーなど、表面に粉をはたくメニューは粉ふるいを使って薄く全体に。ダマになったり、厚くならずにパリッと焼けます。
肉詰めなどは肉ダネと他の食材が外れないように片栗粉をまぶしますが、これも薄く均一にした方が仕上がりも食感も良くなります。特に片栗粉はダマになりやすいので、粉ふるいが向いています。
少量の粉をふるい入れるスイーツ作りには、断然これが使いやすい! こぼれる心配がないから、混ぜながら片手で振るうこともできます。大さじ1とか小さじ1とか加えるようなレシピもあるので、このスプーンにメモリがあると更に使いやすいな~なんて思ったり……。
デコレーションで使う場合に更にワンランクUPの業も。実はこのレース模様を作るのはとっても簡単。
レースペーパーを乗せて透かし模様部分に粉糖を振りかけてから、そっと静かに外すだけ。それだけで透かし模様のレースができてしまいます。この粉ふるいなら、ピンポイントに振ることができるので効果的。
取り扱い上の注意&お手入れ・保管方法
■取り扱い上の注意
・ご使用の前に食器用洗剤で洗ってください。
・火のそばに置かないでください。
■お手入れ・保管方法
・使用後は食器用洗剤で洗ってください。
・お子様の手の届かないところに保管してください。
洗うときは分解して洗えるので、しっかり洗えます。耐熱温度は80℃なので、直火の近くなど高温の場所には置かないでくださいね。
まとめ
オークスの「ムダなくまぶせる粉ふるい」は、少量の粉をふるうのにちょうど良い粉ふるいです。丸いスプーンのような蓋が付いているので、勢いよく振ってもこぼれる心配もなく、移動するときは蓋を下に向ければ余計な場所に粉が落ちることもありません。
また、使用の合間にちょっと台に置いておきたい時にも、蓋を下にすれば大丈夫。平らになっている部分があるため、転がることもなく安定した状態で置くことができます。粉ふるい部分もスプーンのような丸みのあるフォルムで、穴は楕円形。この形は粉が詰まりにくく、振りかけやすくなっています。ヨコふりとタテふりの使い分けで、広範囲にかけたり、ピンポイントにかけることもできる優れもの。
粉をすくって、かけて、残りを戻し、洗うときは分解も簡単にできるので衛生的。マラカス型で振るのも楽しく、蓋があるので小さなお子さんでも安心してお手伝いできそうですね♪