密閉保存OK！　フォルムがかわいいチューリップ型のWECKギフトボックス

こんにちは♪　キャラ弁・フラワーケーキ講師のよんぴよままです。

保存用のキャニスターとして人気のあるブランドはいくつかありますが、苺のマークのガラス瓶で有名なWECKをご存知でしょうか？ 持っていないけれど名前は知っている、でもどんな風に使ったらよいのかわからないから……と思っている方も多いのではないかと思います。実は私もその1人でした！

苺のマークがかわいいし、いろいろな形の商品もあるみたいだし、これを使いこなせたらカッコいいな～。そんな印象をずっと持っていました。いきなり使いこなせるようになれないかもしれないけれど、そんなWECK初心者が試してみるにはちょうどいいギフトボックスを今回見つけたので、この機会にWECK生活を始めて見ました！

WECK（ウェック）は1900年創立のドイツのガラスメーカー。100年以上人々から愛されたWECKのガラス製キャニスターは日本でも人気！　シンプルなガラス瓶の特徴と使い勝手の良さと、機能的で飽きの来ないデザインで、いくつも揃えてしまいたくなるほど魅力的。

私が今回、初めてのWECKとして選んだのはフォルムがとってもかわいいチューリップ型のガラス瓶のセット。ギフトボックスには、こんな風に梱包されて届きます。このギフトボックスに入っているアイテムを一つひとつご紹介しましょう～♪

WECKのガラス瓶は光の加減でちょっと緑がかって見えます。このガラスは環境に配慮し、リサイクルガラスを50～70％使用したエコ製品。余計な着色や飾りを省き、トレードマークの苺だけ。このシンプルで機能的だけど、なんだか素朴なかわいらしさが愛される理由のひとつ。

こちらのギフトボックスでは、少し膨らみのあるコロンとしたフォルムのチューリップ型のガラス瓶が4つ入り。大きさは手に収まるくらいで、容量が200mlと使いやすいサイズです。口もある程度大きさがあるので、手を入れて洗えるところが高ポイント。

ガラスなので、におい移りや色移りの心配がなく、塩分や酸にも強いのがさらに高ポイント。プラスチックのように柑橘類に弱くもありません。まさに、保存容器としてとっても適しているんです。

また、ガラスは中が見えるので、何が入っているのは一目でわかります。側面が見えることを利用した詰め方も楽しめます。

この蓋がまたかわいい！　瓶と同じくガラス製の蓋には同じ苺のマークがあります。蓋にはくぼみが付いていて、瓶に乗せると落ちない設計。ただし、乗っているだけなので、このままでは密閉できないどころか、傾けると落ちてしまいます。

密閉保存するために必須のゴムパッキンとクリップ。この2種類のアイテムで密閉保存を可能にします。ボックスには、瓶の数だけ必要なゴムパッキン4つとクリップ8個入っています。ちなみにチューリップ型200mlの蓋とパッキンはSサイズ。買い足す場合は、サイズを確認の上お買い求めくださいね。

クリップにも苺のマークを発見！　この小さなかわいらしさがいいですね♪

ギフトボックスにしか入っていないというワックスペーパーバッグ。こちらも4枚入っています。WECKのガラス瓶のイラストがステキ。

天然木（パイン材）のかわいいミニスパチュラが付いています。オイルコーティング仕上げとなっているので、乾燥したら植物油を塗ってメンテナンス。こういう小物が付いているとうれしくなりますね♪

WECKの取り扱いや瓶詰めの仕方が2種類、ブルーベリージャムのレシピが1枚付いています。小さい説明書の方がより詳しい扱い方が載っているのですが、瓶詰め方法に関しては大きい方の説明書の方がイラスト付きで説明してあるのでわかりやすいです（字も大きい）。

■耐熱温度差
WECKは耐熱温度差が80℃。日本の規定では耐熱ガラスの表示が付けられないそうですが、温度差が80℃を超えなければオーブンや電子レンジ、食器洗浄機の使用はOKとなっています。つまりどういうことかと言うと、急加熱・急冷却はダメ！ ということ。熱い状態のときに冷たい水で冷やすとか、冷やした状態のときに熱湯を入れたり、高温に予熱したオーブンに入れると割れてしまうことがあります。温度差が80℃以内ならば大丈夫なので、実は意外と耐熱ガラスのような使い方ができます。

■ガラスの取り扱い注意
WECKの瓶はガラス製なので、強い衝撃を加えると割れます。スプーンで叩いたり（我が家の末っ子は、別のガラス製プリン容器を実際スプーンで割った前科あり）、落としたり、ぶつけたりするのはもちろんNG。洗うときも柔らかいスポンジで使って台所用洗剤で洗い、クレンザーやスチールたわしなどで磨き洗いしないようにしましょう。小さな傷もひび割れの原因になることがあります。

■ゴムパッキンの取り扱い注意
ゴムパッキンは食品の色素で着色したり、においの強い食品のにおいが移ったりすることがあります。また、油分が付着すると劣化することがあります。

ギフトボックスに同封されているレシピはブルーベリージャム。チューリップ型は、深さもあるのでジャムの保存にはぴったりです。せっかくなので、このレシピを使って密閉保存に挑戦してみました！

作り方はとっても簡単♪

①ブルーベリーとグラニュー糖、レモン果汁（半分）を混ぜて一晩おいて果汁を出す。
②中火で煮詰め、途中でレモン果汁（残り半分）を加えてとろみが出たら完成。

今回はレシピの半量で作ってみました。チューリップ200mlのガラス瓶2個に詰めるのにちょうどいいくらいです。

瓶詰めに必要な道具はこちら！

■WECK瓶
■ガラス蓋
■ゴムパッキン
■ステンレスクリップ
■ふきん
■大きな鍋
■料理用温度計（あれば）
■グラスリフター（トングでOK）

まずは、瓶詰めをする前に使うものを洗剤を使ってよく洗い、ガラスにヒビや傷がないかチェック。その後煮沸消毒します。

大きめの鍋に水かぬるま湯を入れて、瓶や蓋、ゴムパッキンとクリップも一緒に加熱。沸騰して5分ほどしっかり煮沸消毒します。

煮沸した後はきれいなふきんの上で水をしっかり切って乾かします。熱いので火傷しないように、トングやグラスリフターを使って、直接手で触らないようにしましょう。

瓶がまだ熱いうちに詰める作業をスタートするのがコツ。入れる食品も温かい状態のうちに入れることで、温度差を少なくします。瓶には8割程度入れるようにしましょう。入れ過ぎるときちんと密閉できなくなることがあります。

詰めるときに、どうしても縁に食品がついたりしてしまいますよね。このままにすると汚れたままな上に、密閉できなくて失敗することも。きれいなふきんやキッチンペーパーですっきり拭き取ります。

さて、いよいよ密閉作業をします。蓋の溝にゴムパッキンをはめて瓶に乗せます。

蓋のくぼみに引っ掛けるようにクリップをかけて、グイっと蓋と瓶の縁を挟むように留めます。

クリップは対称線上に2か所留めるとしっかり固定できます。

次は脱気をします。これが上手くいくと長期保存が可能となります。お鍋の底にふきんを敷いて瓶がぶつかったり倒れたりしないようにします。その上に瓶を並べ、水は瓶がしっかり浸かるように5cmほど上になるくらいたっぷりと。このときに、水を入れるのは瓶と中身の食品の温度差が大きくならないようにするため。まだ温かい状態でしたら、かなり熱いお湯（70～80℃）を注いでも大丈夫。煮沸時間の短縮になります。

弱火で加熱し、沸騰したら弱火のまま30分程度煮沸します。煮沸することで、瓶の中のガスが抜けて脱気できます。

煮沸した後は、熱いので火傷に気を付けながらトングなどで取り出して自然冷却させます。絶対に冷水や冷蔵庫で急激に温度を下げようとしないでくださいね！

半日ほど放置してしっかり冷めたら、クリップを外します。脱気が成功して密閉できたかどうかの目安はこのゴムパッキンのタブ。密閉が成功したらタブが下に向くので一目瞭然。成功したかどうかはっきりわかるので安心です。写真で確認すると、右が密閉成功したタブが下を向いた状態。左は横向きなので密閉できていません。実は開封したら、密閉が解けてこうなります。

もう1つの目安は、クリップを外しても蓋が取れないこと。密閉前は蓋は乗っているだけなので、持ち上げると蓋だけ外れますが、密閉が成功すれば、このように蓋を持ち上げるとそのまま瓶も持ち上げることができます。

しっかり密閉されれば、常温で何か月も保存が可能となります。食品の種類や水分量によっては冷蔵庫での保存が望ましいこともありますが、ジャムだと常温で半年大丈夫。すごいですね！

もちろん直射日光の当たる場所や、高温多湿の場所は保存に適しているとは言えないので、冷暗所に保管するようにしてください。瓶はクリップを外せば、スタッキングも可能です。保管しやすいデザインなのもうれしいですね。

密閉して蓋が外れなくなったWECK。開封したいときはどうすれば？　ここも使いやすい工夫がされています。ゴムパッキンのタグを引っ張ると、隙間ができてポンッと蓋が外れるんです！

ゴムはそれなりに力を入れないと引っ張れないので、瓶をしっかり押さえて開封してください。勢いあまって、蓋が飛んで割れないようにも気を付けてくださいね。

開封後は密閉できていない状態になるので、冷蔵庫での保存に切り替えて、早めに食べるようにしましょう。

WECKの特性とかわいいフォルムを生かした、使い方アイデアを紹介します。深さがあって、大き過ぎず小さ過ぎず、とっても使いやすいので、使い方はアイデア次第です。

同封レシピで作ったブルーベリージャムは、ツブツブが残ったシロップ煮といった感じ。結構甘めなので、プレーンのヨーグルトとフルーツグラノーラと一緒に食べるのがちょうどいい。ヨーグルトを水きりすれば、水分が抜けて濃厚になって、クリームチーズのようになります。きれいな層にしたかったら、水切りヨーグルトを使って詰めてください。

蓋があるっていうのがいいですよね♪　いちいちラップをかけなくても、ポンと蓋を乗せれば乾燥もしないし、他の食品のにおい移りもありません。

ピクルスや甘酢漬けなど、酸性の強い食品の保存はガラス製のWECKが得意とするもの。深さがあるので、しっかり漬け込むことができます。

容量的には200mlと、手頃な量を作ることができるので、ちょっとずつ彩りのきれいな酢漬けをストックしておきたいときにはぴったりのサイズ。お弁当のすき間おかずにもいいですよ♪

そのままテーブルに置いて、お好みで取り分けてもらってもいいですよね。

このチューリップ型の形がかわいいのでスイーツの器に使いたくなりますよね。200mlなので1人分スイーツにもちょうどいいサイズです。

WECKの底に溶かしバターを加えて混ぜたクラッカーを敷き詰め、側面にスライスした苺を丁寧に貼ります。ちょっと押し付けるように貼るのがコツ。

チーズケーキの生地を静かに流し入れ、冷蔵庫で冷やして固めたら、上には苺やチョコ、ミントでデコレーション。スライスした断面がきれいなフルーツは、他にもたくさんあるのでいろいろ作ってみると楽しいですね。

上のデコレーションも寝かすように倒したら蓋をすることもできます。クリップも付ければ、移動させてもそんなに心配ありません。

ポットラックや手土産に、プレゼント用にすることもできます。我が家は運動会などの行楽弁当には瓶詰めのスイーツがよく登場しますが、今までの瓶は密閉性がそこまで高くないものだったので、これからはWECKが活躍します。

側面萌えの代表選手はこちらのジャーサラダ。色とりどりの野菜を順に詰めていくだけでこんなにオシャレ！

固い野菜から詰めていくのがポイント。紫キャベツは彩がよく、ちょっと歯ごたえもあるので下の方に。

入れる野菜はお好みで。きれいに見せるコツは、色が映える野菜を何種類か選んで、詰めるときも色が映えるような順番に詰めること。オクラなど断面がかわいいものは、苺の時同様に側面に貼り付けて見せるようにするといいですよ♪

ギュッと詰め込んで蓋をすれば持ち運びもできるサラダの完成。ドレッシングは別にしても一緒に入れてしまっても大丈夫。

食べるときはそのまま食べてもいいですし、お皿に出して食べても大丈夫。200mlの瓶に詰めた野菜は思った以上にたっぷりです。

キャニスターとしてティータイムのお菓子入れに。形がかわいいので、置いてあるだけでおしゃれな雰囲気に。蓋があるので、湿気が気になるようなお菓子でも安心です。

種類ごとに詰めて、いくつも並べておきたいですね～。

ガラス瓶はしっかり密閉すれば湿気も入りにくいので、焼き菓子の保管にぴったり。乾燥材も入れると、さらにおいしさを保てます。リボンをかけて、クッキーの上に乗せたレモンタイムを瓶の上にも乗せてお揃いに。ワックスペーパーバッグは1瓶入れるのにちょうどいい大きさなので、このままプレゼントにしたら喜ばれそうです。

WECKはドイツのガラスメーカー。苺のマークが目印のガラス瓶が世界中で愛されています。WECKの魅力は、シンプルで飽きの来ないデザインと、多様な活用方法。そのまま飾っていてもかわいいくらいですが、保存容器としてはとても優れ、手軽な作業で密閉することが可能。脱気をしっかりできたかどうかも、簡単に見分けることができ、多くの食品は常温で何か月も保存が可能となります。また、耐熱温度差を守れば、電子レンジやオーブンでの使用OK。WECKで調理して、そのまま保管し、食器としても使うことができます。今回紹介しましたチューリップ200mlは、フォルムのかわいらしさと、使いやすいサイズなので、いろいろな使い方を試してみてくださいね♪

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