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2020年04月29日 18:00 更新

家族へのイライラ解消! 苦手な人に合わせた収納方法に変えてみよう

家族が出したものを戻してくれず、イライラしてしまうことはありませんか? そんなときは、 苦手な人が、戻しやすいポイントを押さえてあげることがコツ。そのポイントとは空間と仕切りです! 今回は、片付け苦手さんでも戻せるようになり、自信がつく……そんな収納方法をご紹介します。家族のイライラも解消されますよ!

家族が物を戻せない理由とは?

こんにちは!(株)おうちデトックス・整理収納アドバイザー藤井ともみです。

仕事柄、いろいろなお宅を訪問しています。その際、よく相談されるのが「家族がものを戻せない」というお悩み。

状況を詳しく伺ってみると、普段片付けしている片付けに慣れた人に合わせた収納方法になっているケースが多いように感じます。けれども、家族の中でも片付けが割と上手な人もいれば、苦手な人もいますよね。

藤井ともみ自宅化粧品収納

わが家も同じく、片付けが苦手な夫がうまくできない収納がありました。収納方法を変えた今では、きちんと戻せるようになりましたし、家族がイライラすることもありません。

苦手な人でも戻しやすい収納とはどういうものか、わが家の洗面所の実例を元に考えてみましょう。

苦手な人でも戻しやすい方法で!

化粧品類、倒れていても気づかない

スキンケア、ヘアケアなど洗面所にあるものは、ほぼ毎日使うもの。以前私は、生活感を出したくないため、ものがすっぽり隠れる背の高いカゴを使っていました。

しかし夫の使っているカゴを見てみると、写真のように乱雑にものが重なっており、探しにくくなっていました。

中を見せない収納は、生活感を払拭するメリットがありますが、カゴの中で横に倒れても、気づきにくいというデメリットも……。朝など時間のないときに、何か中で倒れてるなと感じても、そのときは突っ込んでおく! ということにどうしてもなりがちです。

中を見せない収納は、実はきれいな状態をキープするのにハードルが高いのです。さらに見えないことで、使うときに感じた不便を忘れてしまう。後で直そうと思っても、実際には散らかったままになってしまうんですね。

手間はどんどん減らしましょう!

化粧品の見える化収納

片付け苦手さんに有効な方法は「見える化」です。「見える化」には文字通り、低めのカゴや透明のカゴで中身を見えるようにする方法と、カゴにラベリング(文字を書く)する方法があります。

毎日使うようなものは一目瞭然、中身が見える方法がいいでしょう。視覚的に中身を理解するほうが、文字を読んで理解するより時間がかかりません。

こういった小さい手間に対する感じ方は、人によって違うのです。扉を開けたり、引き出しを引かないと出せなかったりする収納は、毎日使うものにはハードルが高いと感じがち。その場合は、オープン棚にカゴで収納すると、出す手間をなくせますよ。

オープン棚の収納で気をつけるべきポイント

空間があるからこそ戻しやすい!

上部に空間を残した化粧品収納

オープン棚にカゴで収納するときのポイントは2つ。

1つは、上に空間を作ること。空間があることで、奥まで手が届き、戻す時もラクに。もったいないからと、この空間にもう一段カゴを入れてはいけません。

上部に空間を残した化粧品収納2

一段増やしてしまうとカゴを引き出して使うことになり、手間的には引き出しと同じになってしまいます。

上の空間は収納の一部と考え、空けておきましょう。

仕切りがあると戻す道筋が見える。

仕切りを付けた化粧品収納

2つめのポイントは、仕切ること。

空間が大きいほど自由がきいてしまうので、元の位置に戻しづらくなります。仕切りが程よくあることで、スムーズに戻しやすくなりますし、隣のものが倒れてくることも防げます。

ヘアケア、基礎化粧品、化粧品などに分け、間に仕切りを立てていきましょう。

片付け苦手さんにオススメのグッズはコレ!

リップル

ブックエンドを使うなど仕切るにもいろいろな方法がありますが、手軽なのは仕切り板の付いたカゴを使うこと。私が使っているのは、セリアなど100円ショップで購入できる「リップル」。

仕切り板を調節しやすいリップル

溝で仕切り板を支えるので、ちょっと仕切り板をずらしたいときに、片手ですぐに調整できます。この調整しやすさはとっても大切です。使いにくいと感じたら都度調整していけば、収納のクオリティが上がっていきますよ。

「リップル」はシリーズ展開されており、収納したいものに合わせて選べます。揃えて使うと統一感がありますし、透明なので中身も見えやすいです。個人的には見た目が安っぽくないのも、気に入っているポイントのひとつ。

まとめ

化粧品収納

暮らしには理想があるもの。家中を全部、見える化する必要はありません。頻繁に使うものや、家族全員が使うものなどに絞って、見える化を上手に取り入れてみてくださいね。

  • 本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

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