「子どもが靴をしまわない」を解決する下駄箱収納術
子どもが靴をしまってくれない! とお悩みの方必見。4人の子どもがいる片づけのプロが実践している、靴の収納法をお教えします。玄関を整えるために、ぜひ参考にしてくださいね。
こんにちは。名古屋在住ライフオーガナイザー®︎の中矢くみこです。
下駄箱に靴をしまうスペースがあるにもかかわらず、子どもたちは玄関に脱ぎっぱなし……。そんな風に悩んでいる方は、多いのではないでしょうか?
今回は、わが家の4人の子どもたちが下駄箱に靴をしまうようになった収納方法とアプローチの仕方をご紹介します。ぜひ参考にしてみてくださいね!
まずは、下駄箱の環境を整える
まずは玄関(下駄箱)の環境をどのように整えたか、について3つのポイントをご紹介します。
①ゴールデンゾーンを意識する
子どもにも出し入れがしやすい高さがあります。
ゴールデンゾーンは一般的に、目の高さから腰くらいの高さまでのことを言いますが、靴をしまう時は子どもの腰あたりの棚を定位置にしてあげるとスムーズです。
わが家は身長が近い保育園児が3人もいるので、上から下駄箱を整理していくと、最年少の子の定位置は少し低くなってしまいますが、見ている感じではストレスはなさそうです。
②マスキングテープで色分け
下駄箱の棚板って、どれも同じなので、パッとみてどこにしまったら良いのかは判断しにくくて、適当に空いているスペースに入れがちです。
問題ないならそれで良いのですが、わが家の場合は子ども4人分の靴がない状態になると、かなりの歯抜け状態。すると、適当に空いているところにしまっていき……、自分の場所が空いていないので、別の人のゾーンに適当にいれてしまうという悪循環が起こっていました。
そこで、棚板にマスキングテープを貼って色分けをすることで、自分の場所がどこなのか、色の印象でパッと分かりやすくしています。
③マイマークをつける
色分けだけでわかる時は良いのですが、わが家ではマークもつけています。
子どもにとっては、保育園でもマークで管理しているため、とても馴染み深いもの。家にもマイマークをつけてあげることで、「ここが自分の場所!」とその場所に置きたくなるようです(笑)。
我が家では、お便り帳についているマークを少し大きめに拡大コピーをして、ハサミで切り取ったものを貼っています。保育園と同じ状況を作ってあげることで、より意識しやすくなり、ちゃんと自分の場所に戻してくれます。
子どもへのアプローチも一緒に!
「環境を整えただけで、靴をしまうようになるのかな?」というと、実際はなかなか難しかったりもしますよね……。そもそも、家に帰って来たらリラックスしてしまって当然!
そこで「わが家でうまくいったかな?」と感じている、子どもへのアプローチをご紹介しますね。
家に入る前に、手順を伝える
玄関に入ってしまうと、頭の中は家の中で遊ぶことでいっぱい! 下駄箱の存在は忘れてしまいます(笑)。なので、玄関に入る前にひと声かけると、靴に意識が向きやすくなって、下駄箱に靴を持っていく確率が上がりますよ!
一緒にやってみる
子どもは大人の姿をみて学ぶと言われていますよね。なので、あえて、大人が靴をしまうところを見せたり、「さぁ! 靴を脱いだら下駄箱に入れるんだよね〜」とやってみせたりもしました。
今では、後ろから見守りながら、しまうところまで一緒にいると「靴をちゃんとしまえたよ!」というドヤ顏(笑)の笑顔を見せてくれたりもします。
お手伝いの一つにしてしまう
わが家には年少〜小学3年生の4人の子どもがいますが、年齢順とは関係なく、自然に靴をしまえる子もいれば、言い続けても習慣にならない子もいます。
そもそものタイプが違うので、何歳になったからできるようになる、という訳でもなさそうです。
そこで「玄関に散らかっているみんなの靴を下駄箱にしまう」というお手伝いを作りました。
靴をしまうのがへっちゃらな子にしてみたら、年少さんでも「(こんな楽なことで)お駄賃がもらえる!」と大喜びでやってくれますよ(笑)。
それでもやらないときには……
いろんなことを試してみても「やらない……」というのも、わが家では珍しくはありません(笑)。
夕方靴を脱いだら、朝家を出るまでそのまんま……なんてことはありますが、大きくなるまでに靴を並べたり、しまったりできるようになれば良いかな、と今すぐに結果を求めないようにしています。
まとめ
習慣になってしまえば無意識にできることでも、子どもにとっては習慣になるまでには何カ月も要します。その子のタイプによって、一言声をかけるだけで、さっと動ける子もいれば、何回言ってもやらない子もいます。
下駄箱に靴をしまうことより、ドアを開ける前から、もう家のおもちゃで遊ぶこと、テレビを見ることに意識がいっているかもしれません。
お友達の家や、小学校・保育園・幼稚園で靴を揃えたり、下駄箱に入れることができているなら、オッケー! と思って、お家でのことは気長に待ってみませんか?