玄関収納が便利になる！　シューズクローゼットの突っ張り棒活用術

こんにちは。ライフオーガナイザーの山田りえこです。

靴や傘はもちろんのこと、外遊びに使うちょっとしたおもちゃや家の鍵など、いろいろと収納できるシューズクローゼットって便利ですよね。けれども、便利だからといって詰め込みすぎはNG。

ここでは、出かけるときに「どこいった？」とバタバタしないように、また、きれいな状態をキープしやすいように工夫すべき点をご紹介したいと思います。ぜひ参考にしてみてくださいね。

靴は棚に置けますが、傘は傘立てにしまうのが一般的ですよね。さらに、ベビーカーや三輪車、廃品回収に出す予定の段ボールや新聞紙など、シューズクローゼットに置きたいものは意外とたくさんありませんか？　そんな時、突っ張り棒を使えば、空いている空間を有効に使うことができます。

用意するものは「突っ張り棒1～2本」「耐震マット」「S字フック」だけ！　どれも100円ショップで手に入ります。

使い方は簡単です。突っ張り棒を、壁から数センチ離したところに縦に突っ張ります。

ポイントは、壁と突っ張り棒の間に耐震マットをはさむこと。これで、滑りにくくなります！　突っ張り棒が簡単に外れてしまうのを防止してくれますよ。

突っ張り棒を設置したら、S字フックを掛けます。S字フックは、ストッパーがついていて落ちないようになっているものを使ってみてください。100円ショップなどでも購入できます。

突っ張り棒を使用することで、傘を浮かせて収納することができます。ホコリがたまりやすい傘立てが必要なくなるので、掃除の手間をカットできるのがうれしいポイント。

また、玄関の床掃除もしやすくなります。

傘立てだとつい埋もれがちで取り出しにくくなってしまう子ども用の短い傘も、絡まることがなくすぐに出し入れしやすくなりました。

玄関に鍵を置いているご家庭も多いかと思います。先ほどご紹介したS字フックは、鍵を引っ掛けておくのにもぴったりです。トレーなどにまとめて入れておくと、家の鍵や自転車の鍵など、ごちゃごちゃして出かけるときに探す羽目になりますよね。

フックに一つひとつ掛ける収納にすることで、取りやすく、他のカギがキーホルダーと絡まってしまう……なんてこともありません。また、掛ける場所が決まっていれば、誰かがカギを戻し忘れていた場合にも気づきやすく、ポケットに入ったまま洗濯！　なども防げます。

とても便利な突っ張り棒ですが、注意点もあります。使用していると力がかかる突っ張り棒は、どんなにしっかり設置したとしても、少しずつ緩んでくると思うので、定期的に突っ張らせるようにしましょう。特に傘を掛けるときには、上からの力がかかりますので注意が必要です。

また、突っ張り棒を設置する場所に関してですが、鍵など貴重品を収納したい場合は、なるべく目立たない場所の方がいいかと思います。来客時や、配達業者など、家族以外の人でも目に入りやすく、簡単に手の届く場所は防犯上望ましくありませんよね。

扉やロールスクリーンがある場合は来客時にはきちんと閉めたり、オープンタイプのシューズクローゼットの場合は目立たない場所を意識して設置するようにしてくださいね。

その他、突っ張り棒を使ったシューズクローゼットにかけておくことで「便利！」と感じるものをご紹介します。

・交通系ICカード
靴を履いた後で「あ、忘れた！」と気づいてもすぐとれるので便利です。

・入校許可証、入園許可証
参観や行事で、学校や保育園、幼稚園に行く際に許可証が必要な場合もありますよね。失くしがち、忘れがちなこれらは、鍵と一緒に置くことで、忘れること自体を防いでくれます。

・除菌スプレー
ハンドルのところを引っ掛けることができ、取ったり戻したりがラクにできます。

玄関にあると便利な物を、使いやすく、わかりやすく収納して、出かける際のバタバタやうっかり忘れを減らすきっかけになったら幸いです。