木製テーブルのシミをきれいに取る裏ワザは？　手入れの注意点とシミ防止策

毎日の食事の際に使うテーブルは、汚れやシミがつきやすいもの。特に、木製テーブルにつきやすいシミといえば、コップの底についていた水による輪ジミや、熱い鍋を置くとできる白っぽい色のシミです。

木製テーブルについたシミは、布巾でこすってもなかなか簡単には取れません。ですが、そんなシミも、裏ワザを使えばきれいに消すことができるんです。ここで、木製テーブルについたシミを落とす裏ワザを3つご紹介します。

コップやグラスについた水分によってできる輪ジミは、マヨネーズを使って落とすことができます。その方法は、次の通りです。

①大さじ2杯程度のマヨネーズをつけたキッチンペーパーで、輪ジミの部分を軽く押さえる。
②そのまま15分程度放置する。ただし、できてから時間が経っているシミの場合は、1時間以上放置する。
③きれいなキッチンペーパーでマヨネーズを拭き取る。このとき、シミがまだ残っている場合はキッチンペーパーで軽くこすってみる。

たったこれだけの方法で、落ちにくいテーブルの輪ジミがきれいになります。なお、この裏ワザは、マヨネーズ以外にバターやワセリンなどで行うこともできます。

テーブルに熱い鍋などを置くことでできる白っぽいシミには、スチームアイロンを使うと効果的。スチームアイロンから出る蒸気が、シミを浮かせて落としてくれます。スチームアイロンときれいな布を用意して、以下の手順でシミを落としましょう。

①シミのある部分をきれいな布で覆う。
②その上からスチームアイロンを1分くらい当てる。
③テーブルの表面を布巾で拭き取る。

なお、スチームアイロンを当てた部分は、油分が失われ、テーブルの艶がなくなることがあります。そんなときは、テーブルにオリーブオイルを塗り込むと美しい艶が復活しますよ。

木製テーブルのお手入れ方法を間違うと、素材にダメージを与えてしまうこともあります。ここでは、木材にダメージを与えずにシミを落とすための注意点について見ていきましょう。

木製テーブルについた輪ジミは、マヨネーズやバターなどを使って落とすことができることをご紹介しましたが、テーブルの素材や仕上げによっては、マヨネーズなどをつけると新たなシミができるなど、逆効果になってしまうこともあります。まずは目立たない場所で試してみて、確認してから裏ワザを行うようにしましょう。

キッチンの油汚れなど、家中のさまざまな汚れに使えることで人気が高い重曹。「木製テーブルの汚れやシミも重曹で落ちるのでは？」と考える人もいるかもしれませんが、実は、木製テーブルに重曹はNGです。重曹で木製テーブルを掃除すると、シミを消すどころか、粒子によってテーブルを傷付けてしまう可能性も。そして、その傷から新たなシミの原因となることもあるんです。

裏ワザを使えば、木製テーブルのシミを落とすのは難しくありません。ですが、できることなら、なるべくテーブルにシミをつけたくないですよね。ここでは、木製テーブルにシミがつくのを防ぐための方法について解説します。

テーブルのシミを防ぐには、表面にワックスなどの保護材を塗っておくのがおすすめ。ワックスを塗っておけば、シミだけでなくテーブルの傷も防ぐことができます。

ただし、テーブルの素材によっては、ワックスが使用できないものもあります。ワックスを塗る前に、テーブルの取扱説明書や販売店でワックスの使用が可能か確認しておいてください。

木製テーブルをきれいに使い続けるために大切なことは、シミを予防し、シミができたらすぐに対処すること。テーブルについたシミは、マヨネーズやスチームアイロンなど、どのご家庭にもあるアイテムを使った裏ワザで簡単に落とすことができます。シミを発見したら放置せず、早めに裏ワザできれいに落としてくださいね。