【簡単DIY】クローゼットの収納力UP! ブランコハンガーって何?
衣類を畳んで片づけるのが苦手だけど、ハンガーをかけるスペースが足りない……というクローゼット収納のお悩み。そんな時にはブランコ状のハンガーポールを活用すれば、上下の空間を活かして収納力アップ! アイテムそのものの購入もできますが、今回はホームセンターで買える素材を使って、簡単にDIYする方法をご紹介します。
クローゼットのお悩みを解決! 「ブランコハンガー」とは?
こんにちは。ライフオーガナイザー®の橋本智子です。
クローゼット収納のお悩みとして「衣類を畳んで収納するのが苦手」というものがあります。
マンションなどの備え付けクローゼットでは、ハンガーポールが上部にひとつだけということが多いですよね。そこしか掛けるスペースがないため、下には引出しや衣装ケースなどを置いたものの、畳む収納が苦手なので、衣類がしまえないまま出しっぱなしになったり、服を選ぶ時もさっと取り出せなかったりすることも……。
そこでおすすめなのが、「ブランコハンガー」というアイテムです。これは、ハンガーバーに紐が付いていて、クローゼットのポールに吊るせるようになっています。「ブランコハンガー」を活用することで、上下2つのハンガーポールに、衣類をハンガーのまま掛けるという収納方法が可能になるのです。
「ブランコハンガー」は、市販されているものもありますよ。
ブランコハンガーをDIY! 材料と手順は?
市販されている「ブランコハンガー」にもいろいろなサイズがありますが、より自宅のクローゼットの収納スペースにぴったりのものを取り入れたい! そんな場合は、ブランコハンガーをDIYしてみませんか?
私は我が家のクローゼットのスペースに合わせたかったのと、見た目もシルバーのポールで統一させたかったので、ホームセンターで材料を買って作ってみました。700円程度でお手頃にでき、使い勝手も良いので気に入っています。
材料や作り方をご紹介します。
①材料は全て近くのホームセンターで揃えました。たった3つの材料でできますよ。
・ステンレスパイプ直径19ミリ……1本
・ステンレスパイプ用キャップ……2個
・耐荷重のあるロープ……約3m分
②ステンレスパイプの両端にセットする、キャップの中央に穴を開けます。
③キャップをセットする前に、写真のようにロープとパイプとキャップに通します。パイプの中にロープが通っている状態です。
④ちょうど両側のロープの長さが同じになるように調節して、最後にキャップを閉めます。
これで、ブランコハンガーのでき上がり!
キャップに穴を開けるのが一番手間と時間がかかりますが、後は簡単です。
最後に、元からあるハンガポールにロープを結ぶのですが、この時すぐにほどけないようにしっかり結ぶのがポイントです。
でき上がった「ブランコハンガー」のロープをクローゼットのポールに結び付けるときのポイントは、床と並行になるように注意しながら設置すること。これで、今まで1段しかなかったポールが、上下2段になりました。
吊るして設置するので、両側に壁がなくても大丈夫。上段に掛けるトップスの丈に合わせて、紐の長さを調節できるのも良いですね。
今回、私はステンレスパイプを使いましたが、より手軽に作りたい! という場合は、突っ張り棒の両端に紐を結び、クローゼットのポールに吊るすと同じようなブランコハンガーができ上がります。
突っ張り棒は強度が弱いですが、軽い衣類や子供服などであれば問題なく掛けることができますよ。
ポールの長さと、ハンガーの量
我が家で使っているのは幅が60センチのポール。60センチ幅に対して10本くらいのボトムスをゆとりを持って掛けています。
耐荷重としては、倍の20本のボトムスでも耐えられる強度のロープを使っています。衣類にもよりますが、ハンガーの重さも含め20本で10キロ以下でした(ハンガーはMAWAハンガーを使っています)。
ただ、ぎゅうぎゅうに衣類を掛けてしまうと、出し入れしにくく、片づかない原因に……。少し余裕を持って掛けることをおすすめします。
幅40センチで10本~15本くらい、幅60センチで20本くらいまでにしておくと、取り出すのも片づけるのも楽ですよ。
耐荷重は紐自体の強度と、ロープを固定するハンガーポール自体の強度も考慮すると良いですね。
ブランコハンガーを使うメリット
ブランコハンガーを活用すると
・縦長の空間を有効活用できる
・引出し収納が苦手な場合も、ハンガーに掛ける収納にできる
・上段にはトップス、下段にはボトムス、とアイテム別に収納することで取り出しやすく戻しやすい収納になる
・服を選ぶ際も分かりやすく、コーディネートの時短になる
・洗濯物もハンガーのまま戻すだけでOKなので、洗濯家事が楽になる
など、メリットはいろいろあります。
またこの仕組みは、上のポールには手の届かない子供にもピッタリ! 子供服を収納する場合は、上段にオフシーズンの衣類を、下段にはオンシーズンの衣類を掛けておくと、自分で着替えができますね。
まとめ
「衣類を畳むのが苦手」「クローゼットのスペースを最大限に活用したい」……ブランコハンガーはそんなお悩みを解決することができるアイテムのひとつです。毎朝着る服に迷わないクローゼットづくり、着た服や洗濯後の服を戻しやすいクローゼットづくりに、参考になれば嬉しいです。